囲碁は地を大きく囲んだ方が勝ちとなるゲームなので、極めて重要な概念である。

重要な概念ではあるが、自分の地を守ることや相手の地を攻めることにこだわりすぎたり、まだ地になっていないそれ以外が疎かになるのも問題であり、その攻守と次への展開のバランスを取っていく難しさもある。

下図のような終局図では、aの点が「白地」、bの点が「黒地」となる。cはどちらの地でもない「ダメ」である。

地の中に相手の死んだ石がある場合、終局後に取り上げられて敵の地に埋められることになる。上の図では△の白石は生きられないため、終局を確認した後取り上げられ、白地に埋められる。これを勘定して、黒地は21目、白地は17目あるため、上図では黒の盤面4目勝ちとなる。