ニギリは、黒番(先手)、白番(後手)を決める方法。

ニギリの手順

  • 握る側の対局者と当てる側の対局者を決める(年長者が握るのが慣習である)。握る側は任意の数の白石を片手に握り、碁盤の上で握った手を伏せて置く。握る石の個数は自由であるが、10個~20個程度が一般的である。

  • 当てる側が黒石を1個(奇数の意)ないし2個(偶数の意)盤に置く。その際に、「奇数先」、「偶数先」と声に出すこともある。

  • 黒石が置かれたら握る側は手を開いて白石が奇数か偶数かを調べ(わかりやすいように、石を2列に並べて、残ったのが1個か2個か表すこともある)、当たった場合は黒石を置いた方すなわち当てた方がそのまま先手(黒番)となり、外れた場合は白黒を交換して後手(白番)になる[1]。プロの公式対局ではモニター撮影がある関係で、碁石を交換せずに席を移ることもある。