棋譜解説 【第50期碁聖戦準決勝】(黒)芝野虎丸十段 対 林漢傑八段(白)

5月22日、第50期碁聖戦準決勝が打たれました。芝野虎丸十段が林漢傑八段に黒番中押し勝ちを収め、碁聖位挑戦者決定戦進出を果たしました。挑戦者決定戦は5月29日、大竹優七段との対戦です。

棋譜解説

黒番:芝野虎丸十段

白番:林漢傑八段

手数:171

結果:黒番中押し勝ち

対局日:2025-05-22


第1譜(1-30手)

第1譜
本譜では双方に明確な疑問手はないです。


第2譜(31-60手)

第2譜
白48手は軽微なミスであり、K16に打つほうがより有利だとされています。
黒53手はやや損であり、G17が適切な手と評価されています。
白58手にはやや疑問があり、G3が良い選択とされています。
白60手は良くない一手で、G3に打つことが有力です。
この譜では、黒が一定の成果を上げ、やや形勢をリードしています。


第3譜(61-90手)

第3譜
黒61手は軽微なミスであり、B2が適切な選択です。
白68手はやや損であり、L14がより良い手とされています。
白76手もやや損で、F2への着手が望ましいです。
黒87手はやや繊細さに欠けており、J10に打つのが良いとされています。
この譜では、白は依然として苦しい戦いを強いられています。


第4譜(91-120手)

第4譜
黒93手には少し疑問があり、K11への着手がより良いとされています。
白94手もやや繊細さに欠けており、K11が好手です。
黒99手はやや損であり、M9が望ましい選択です。
白100手は軽微なミスで、M9が有力とされています。
この譜では、白の奮闘も実らず、形勢は困難な状況となりました。


第5譜(121-150手)

第5譜
黒123手には少し疑問があり、A2がより良い選択とされています。
黒137手もやや損で、M2が有力な着手です。
白144手にはわずかな疑問があり、L7に打つのが適切です。
白148手はやや損であり、M8が良い選択とされています。
この譜では、黒の優位が明確に現れました。


第6譜(151-171手)

第6譜
この譜では双方に明らかな問題手はなく、黒番の勝勢が確実となりました。


関連棋譜:

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