囲碁学習 実戦から学ぶプロの一手

【第4回テイケイグループ杯レジェンド戦決勝】(黒)趙治勲名誉名人 対 彦坂直人九段(白)実戦からの一手です。

対局は第28手まで進み、白番の彦坂九段が【オサエ】の一手を打ちました。この手は一見控えめに見えますが、とても「手厚い」着手です。

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この一手によって、黒石をしっかり封じ込めただけでなく、右辺にはしっかりとした白地ができました。さらに注目すべきは、白1の【ハネ】が先手になったことです。このハネも大きな目数につながり、実利の面でも大きいです。

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厚くて、目数も増え、後続の手にもつながる着手は、基本的に「良い手」とされています。このような「手厚い」棋風を、ぜひ参考にしてみてください。

関連棋譜

【第4回テイケイグループ杯レジェンド戦決勝】(黒)趙治勲名誉名人 対 彦坂直人九段(白)

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