「スベリ」とは、盤面の辺において、高い位置にある相手の石に対し、自分の石を低く(第一線あるいは第二線へ)滑り込ませるように打つ手のことを指す。また、「走る」という表現を使うこともある(「二線へ走る」など)。通常既にある第三線の石から第二線へ、あるいは第二線の石から第一線へ、ケイマや大ゲイマの位置に打つことになる。二線へのスベリは相手の地を荒らす手として、また自らの根拠を確保する手として大きな価値を持つことが多い。