「第4回テイケイグループ杯女流レジェンド戦」(協賛:テイケイ株式会社およびテイケイグループ各社)の決勝戦が、4月12日、東京都千代田区の囲碁・将棋チャンネル「竜星スタジオ」で開催されました。対局は互角の展開が続きましたが、終盤にかけて小林泉美女流レジェンドが着実にリードを広げ、最終的に290手までの熱戦の末、白番15目半勝ちを収めました。女流レジェンドは本棋戦で大会初となる連覇を達成しました。
棋譜解説
- 黒番:大澤奈留美五段
- 白番:小林泉美七段
- 手数:290
- 結果:白番15.5目勝ち
- 対局日:2025-04-12
第1譜(1-30手)
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
第2譜(31-60手)
- 黒39手はやや損であり、H13に打つのがより良いとされています。
- 白46手は少し繊細さに欠けており、R12が望ましい選択です。
- 白48手もやや損で、A12への着手が有力です。
- 黒49手は小さなミスであり、E12が良い手とされています。
- この譜では、依然として形勢は難解です。
第3譜(61-90手)
- 黒63手は好ましくなく、C4が良い手です。
- 白64手も少し疑問があり、B5に打つ方が有利です。
- 白78手には大きな問題があり、B5が妥当な一手と見られます。
- 白84手は小さなミスで、こちらもB5が好手です。
- この譜では、白が一定の成果を挙げており、形勢でやや主導権を握っています。
第4譜(91-120手)
- 白96手には少し疑問があり、L4が好手です。
- 黒99手もわずかに疑問があり、F6がより有利な選択です。
- 白100手もやや不満が残る一手で、M5が良い手とされています。
- 白102手は小さなミスで、N9への着手が適切です。
- この譜では、黒は引き続き苦しい戦いを強いられました。
第5譜(121-150手)
- 黒131手には検討の余地があり、J12が正着です。
- 黒133手にはやや疑問があり、M7が好手です。
- 白142手にもわずかな疑問があり、K4が有力な選択です。
- 黒145手はやや不満が残り、N10に打つ方が良かったと考えられます。
- この譜では、黒の奮闘も実を結ばず、形勢は苦境に陥りました。
第6譜(151-180手)
- 白170手は小さな損で、J3が好手です。
- 白176手はやや損であり、J2に打つことが検討されます。
- 白178手には疑問があり、N13が良い手です。
- 黒179手は熟慮に欠けており、N8への着手が適切です。
- この譜では、白の優位が明確に現れました。
第7譜(181-210手)
- 黒185手はわずかな損で、R7がより良い選択です。
- 白188手は小さなミスであり、S17が好手です。
- 白192手も軽微なミスで、O18が良い選択とされています。
- 白200手にはやや疑問があり、O18に打つのが望ましかったです。
- この譜では、黒が差を縮める展開となりました。
第8譜(211-240手)
- 黒219手にはわずかに疑問があり、H2がより良い選択です。
- 黒231手は再考の余地があり、O19が一つの有力な手とされています。
- 黒233手は大きな損失で、この局面ではN12に打つのが妥当でした。
- 白234手は明確な悪手であり、P10への着手が適切とされています。
- この譜では、黒の形勢は悪化しました。
第9譜(241-270手)
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
第10譜(271-290手)
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。