囲碁学習 実戦から学ぶプロの一手

【第64期大和ハウス杯十段戦予選A】(黒)藤沢里菜七段 対 黄翊祖九段(白) 実戦からの一手です。

対局は第201手まで進み、黒の藤沢里菜七段が「アタリ」を打ちました。この一手は、自分の黒石一子をあえて犠牲にして、

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黒2・黒4が先手となりました。

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その結果、図3の黒1が成立し、「a」と「b」が見合いとなります。

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ここで白番の黄翊祖九段が投了しました。ちなみにこのあと、白1「ナラビ」が手筋です。黒の5子を取ることはできますが、それでも形勢をひっくり返すには至らないです。

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あえて石を捨て、有利に運ぶ「捨て石」の発想は、非常に重要な考え方です。


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