【第50期名人戦挑戦手合第1局】(黒)一力遼名人 対 芝野虎丸十段(白) 実戦からの一手です。
対局は第94手まで進み、白番の芝野十段が「ハサミ」の一手を打ちました。
黒△二子に対しては、AとBの二つの攻め方向が考えられます。
もし「サガリ」を選ぶと、左辺に活きる余地を与え、白左辺の模様も大きく減らしてしまいます。
実戦では、左辺をしっかり守りつつ、黒を攻めることで厚みを築き、リードをさらに広げることができました。
攻める方向をどう選ぶか、その判断が局勢を大きく左右することもあります。
関連棋譜
【第50期名人戦挑戦手合第1局】(黒)一力遼名人 対 芝野虎丸十段(白)