第49期棋聖戦七番勝負第6局は、3月6日から7日にかけて神奈川県箱根町の「ホテル花月園」で行われます。一力棋聖が最終局に持ち込むのか、それとも井山王座が棋聖位を奪還するか、注目が集まります。
対局室検分
碁石や碁盤の感触、室内の温度、トイレの位置などを確認した両対局者は、数分で検分を終えました。
その後、一力棋聖と井山王座は前日インタビューに応じ、それぞれ第6局への意気込みを語りました。
一力棋聖のコメント
「花月園さんには棋聖戦で4年連続で来ていますが、ここまで雪が降った記憶はないですね。
第5局で勝って、一つ返しましたが、まだカド番であることには変わりないので、目の前に集中してやるだけです。
少しずつ調子は上がってきているので、明日からの二日間は体調を整えてベストを尽くしていきたいです」
井山裕太王座のコメント
「花月園さんでは、毎回、気持ちよく対局させてもらっています。
(過密日程が続くが、)今のようなスケジュールはこれまでも経験してきていますし、それをヒントにプラスに変えていけるかは自分次第です。
シンプルに自分の今できるパフォーマンスを最大限発揮することにフォーカスしていきたいと思います」
ギャラリー