棋譜解説 【第50期碁聖戦準決勝】(黒)一力遼棋聖 対 大竹優七段(白)

5月8日、第50期碁聖戦準決勝が打たれました。
大竹七段が一力遼棋聖に白番中押し勝ちを収め、碁聖位挑戦者決定戦進出を果たしました。
挑戦者決定戦の相手は芝野虎丸十段と林漢傑八段の勝者です。


棋譜解説

  • 黒番:一力遼棋聖
  • 白番:大竹優七段
  • 手数:210
  • 結果:白番中押し勝ち
  • 対局日:2025-05-09

第1譜(1-30手)

第1譜

  • 白18手には少し疑問があり、M16に打つほうがより良い着手とされています。
  • 黒27手にも若干の疑問があり、H16への着手が検討に値します。
  • この譜では、依然として形勢は非常に難解であるといえます。

第2譜(31-60手)

第2譜

  • 白36手はやや損であり、S15がより良い選択です。
  • 黒39手もやや損で、P8が適切な着手とされています。
  • 黒59手もわずかに損をしており、G17が望ましい手です。
  • 白60手は少し繊細さに欠け、C10に打つのがより良いとされます。
  • この譜でも、形勢はなおも難解です。

第3譜(61-90手)

第3譜

  • 白64手はやや損であり、C10への着手が検討されます。
  • 白72手も少し損で、E9が良い選択です。
  • 黒73手もやや損で、G9に打つのが有効とされています。
  • 黒85手は小さなミスであり、Q9が良い手とされています。
  • この譜では、白が一定の成果を上げ、やや形勢をリードしています。

第4譜(91-120手)

第4譜

  • 黒91手にはやや不満があり、N7が良い選択です。
  • 黒93手もやや損であり、S7への着手が検討されます。
  • 白104手は良い手で、勝率を一気に上昇させる鋭い着手です。
  • 白112手はやや損であり、R6に打つほうが有利です。
  • 黒113手には少し疑問があり、D7がより良い選択です。
  • この譜では、黒の奮闘も実らず、形勢は厳しくなりました。

第5譜(121-150手)

第5譜

  • 黒133手には検討の余地があり、F10が良い選択です。
  • 白134手は考慮不足であり、F10に打つのが望ましいです。
  • 白146手は小さな損で、R19に打つ方が有利です。
  • 白148手もやや損で、C6が好手です。
  • この譜では、黒が差を縮めることに成功しました。

第6譜(151-180手)

第6譜

  • 黒151手はやや損であり、N11に打つ方がより良いです。
  • 白152手も若干の損があり、E6が好手です。
  • 黒153手もやや損で、D7が望ましい選択です。
  • この譜では、黒の努力も実らず、形勢は苦境に陥りました。

第7譜(181-210手)

第7譜

  • この譜では双方に明らかな問題手はなく、白番の勝勢が確実となりました。

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