棋譜解説 【第80期本因坊戦挑戦手合第3局】(黒)芝野虎丸十段 対 一力遼本因坊(白)

第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第3局が6月6日、大阪府守口市のホテルアゴーラ大阪守口で打たれました。挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ初勝利を挙げました。

棋譜解説

黒番:芝野虎丸十段
白番:一力遼本因坊
手数:175手
結果:黒番中押し勝ち
対局日:2025-06-06


第1譜(1-30手)

第1譜
この譜では、双方に明確な疑問手は見られず、形勢は両分けです。


第2譜(31-60手)

第2譜
白40手はやや繊細さに欠けており、K9への着手がより良いとされています。
白46手はやや損であり、M7に打つのが適切です。
黒47手もやや損であり、F8が望ましい選択です。
白52手もやや繊細さに欠けており、M7に打つほうが良いとされます。
この譜では、黒が一定の成果を挙げ、形勢をややリードしています。


第3譜(61-90手)

第3譜
黒71手はやや損であり、L6への着手がより良いとされています。
白78手もやや損であり、O10が望ましい手とされます。
黒79手には少し疑問があり、O10への着手が良い選択です。
白90手には少し疑問があり、G17が適切な一手とされています。
この譜では、白の奮闘も実らず、形勢は苦しい展開となりました。


第4譜(91-120手)

第4譜
黒101手にはわずかな疑問があり、O10に打つのがより良い選択です。
黒103手はやや損であり、G17への着手が検討されます。
白104手もやや損であり、R12がより良い手とされます。
この譜では、黒の優勢が明確に現れています。


第5譜(121-150手)

第5譜
白122手はやや損であり、K17への着手がより良いとされています。
黒137手もやや損であり、E15に打つのが適切です。
この譜では、黒の優勢が明らかになりました。


第8譜(151-175手)

第8譜
白172手にはやや疑問があり、F7が好手とされています。
黒173手は好ましくなく、R2に打つほうが有利です。
この譜では、黒番の勝勢が確実となりました。


関連棋譜:

【第80期本因坊戦挑戦手合第3局】(黒)芝野虎丸十段 対 一力遼本因坊(白)