第6回ワールド囲碁チャンピオンシップの決勝戦が6月7日、全羅南道・新安郡のラマダプラザホテル&C-ONEリゾート慈恩島で行われ、睦鎮碩九段が山下敬吾九段に勝利し、初優勝を飾りました。
25年ぶりの再戦
決勝戦では、午前中に行われた準決勝をそれぞれ勝ち抜いた2人が激突。
睦九段は劉昌赫九段に、山下九段は安祚永九段にそれぞれ勝利して決勝へと駒を進めました。
睦九段と山下九段の対戦は、1999年の第1回農心辛ラーメン杯以来、約25年ぶり。
当時も睦九段が白番中押し勝ちを収めており、これで対戦成績は睦九段2勝0敗となりました。
山下九段も初出場で準優勝
決勝では石を選んで白番となった睦九段が、序盤から優勢な展開を構築。
中央の戦いでは山下九段の攻撃をしのぎ、冷静に対応することで形勢を維持しました。
その後、左辺で対応ミスがあったものの、山下九段側の応手に誤りがあり、逆に睦九段が得をする展開に。
最後は細かい局面で勝機を逃さず、勝利を収めました。
- 優勝賞金:3000万ウォン(約330万円)
- 準優勝賞金:1500万ウォン(約165万円)
歴代優勝者
- 第1回:王立誠 九段
- 第2回:劉昌赫 九段
- 第3回:劉昌赫 九段
- 第4回:兪斌 九段
- 第5回:劉昌赫 九段
- 第6回:睦鎮碩 九段
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