【第19回倡棋杯準決勝三番勝負第1局】(黒)連笑九段 対 丁浩九段(白)実戦からの一手です。第72手目に丁九段が打った一手が局面の流れを大きく変えました。
実戦図
白72があまり見られない着手です。
黒2子へ圧力を仕掛けると同時に、A点の弱点もケアできます。
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白は黒を完全に左辺で封鎖し、主導権を握り続ける展開となります。さらに左下隅の白石には利き筋が残されており、黒は完全には生きていない状態です。
実戦図
実戦では白が左辺全体に大きな地を築くことに成功しました。この模様は盤面全体における白の優位を決定づけるものであり、丁九段が明らかなリードを得た結果となりました。