第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第1局が、1月16日と17日の両日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われました。挑戦者の井山裕太三冠(王座、碁聖、十段)が白番中押しで一力遼四冠(棋聖、名人、天元、本因坊)に勝利し、開幕戦を制しました。
対局の流れ
1月15日 - 対局前日に「検分」が行われ、盤や石、空調、トイレなどの場所が確認されました。
1月15日 - 前夜祭
井山王座「最高の舞台に戻ってこれて光栄。自分の感性を大切にして、ベストを尽くしたい。」
一力棋聖「棋聖戦第1局が行われる椿山荘の対局室に行くと、1年のタイトル戦が始まると実感する。大変な戦いになるがベストを尽くす。」
1月16日 8:53 - 一力棋聖が入室。
1月16日 8:54 - 井山王座も入室。
1月16日 9:00 - 立会人の高尾紳路九段の合図で対局が始まりました。
1月16日 9:05 - 黒番の一力棋聖が右上隅小目に打ちました。
1月16日 12:00 - 昼食時間。
一力棋聖:魚介のリングイネ トマトソース。
井山王座:うどん(冷)。
1月16日 13:00 - 対局が再開されました。
1月16日 15:00 - おやつが運ばれました。
一力棋聖:和菓子と抹茶・紅茶(ホット)。
井山王座:フルーツ盛り合わせ・アイスコーヒー。
1月16日 17:50 - 手番だった一力棋聖が「封じ手」を行いました。
1月16日 18:00 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。
1日目が終了した時点、一力遼棋聖(黒番)の勝率は54%です。
1月17日 9:00 - 前日まで封じた局面まで並べ直しました。
1月17日 9:10 - 封じ手を立会人の高尾紳路九段が開封しました。
1月17日 9:10 - 一力棋聖がその場所に打って対局が再開された。
午前のおやつ - 一力棋聖:グレープフルーツジュース。井山王座:ホットコーヒー。
1月17日 12:00 - 2日目の昼食。
一力棋聖:そば(冷)。井山王座:にぎり寿司。
1月17日 13:00 - 対局が再開されました。
1月17日 15:00 - 2日目の午後おやつ時間。両者ともにフルーツ盛り合わせ。
1月17日 18:00 - 終局しました。
井山裕太三冠(白番)が一力遼四冠(黒番)に中押し勝ちを収めました。
1月17日18:00の時点で、井山三冠が中押し勝ちを収めました。