芝野、無冠からの再挑戦 十段位の挑戦権を獲得

産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第63期十段戦」の挑戦者決定戦が1月30日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。芝野虎丸九段が241手までで許家元九段に黒番中押し勝ちし、十段位の挑戦権を獲得しました。

井山裕太十段との対決、3月3日に開幕

芝野九段は、現在十段・王座・碁聖の三冠を保持する井山裕太十段に挑みます。シリーズ第1局は、3月3日に大阪府東大阪市の大阪商業大学で開幕予定です。

過去の対戦成績

井山十段と芝野九段のこれまでの対戦成績は、井山十段が36勝、芝野九段が26勝となっており、井山十段がリードしています。

挑戦権を獲得した芝野九段は「こんなに早く挑戦の機会が来たことがすごくうれしい。本戦では内容の良くない碁もあったが、せっかくここまで勝つことができたので頑張りたい」と語りました。

関連棋譜:

【第63期大和ハウス杯十段戦挑戦者決定戦】(黒)芝野虎丸九段 対 許家元九段(白)