延期--第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦 中国棋院、不参加を通告—LG杯の余波広がるか?

韓国で開催された第29回LG杯決勝戦の影響が続いています。中国棋院は、来月に予定されていた韓国主催の第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦(柯潔九段がワイルドカード)への不参加を通知しました。韓国棋院は第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦の開催が延期されたことを発表しました。

ソパルコサノル世界最高棋士決定戦

この大会は、韓国が新たに創設した国際棋戦で、2月6日から10日までの開催が予定されていました。韓国4名、中国3名、日本1名、台湾1名の計9名が総当たり戦を行い、優勝者を決める形式です。韓国棋院は、中国棋院からの不参加通告を受け、第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦の開催が延期されたことを発表しました。

特に注目されていたのは、LG杯決勝戦に出場した柯潔九段が主催者推薦枠(ワイルドカード)で参加する予定だった点です。しかし、中国棋院の決定により、この大会の開催が不透明となりました。

中国棋院、海外棋士の甲級リーグ参加を禁止

1月25日には、中国棋院が2025年の中国甲級リーグ(男子甲級リーグ、女子甲級リーグ、全国囲碁団体戦「男子乙級、男子丙級、女子団体戦」)への外国棋士の参加を禁止する決定を発表しました。この決定について、中国棋院は「若手棋士の育成を徹底し、公正な競技環境を確保するため、慎重な検討の結果、このように決定した」と説明しています。

農心杯への影響も懸念

現在、中国と韓国は春節(旧正月)の大型連休中にあり、大型連休明けに事態がどのように進展するかは未知です。

また、農心辛ラーメン杯第3ステージが、影響を受ける可能性もあります。