第12期会津中央病院・女流立葵杯の挑戦者決定戦が5月18日、福島県会津若松市の「今昔亭」で行われました。藤沢女流本因坊が上野梨紗女流棋聖に黒番で149手までの中押し勝ちを収め、挑戦権を獲得しました。中盤以降、藤沢本因坊が徐々にペースを握り、冷静かつ着実な打ち回しでリードを広げ、最後は勝負を決めました。
4期ぶり7度目のタイトル奪還へ
今回の勝利により、藤沢女流本因坊は4期ぶり7度目の女流立葵杯獲得を目指すこととなります。過去に6度の戴冠経験を持つ藤沢本因坊が、再びタイトルの座を狙います。
上野梨紗女流棋聖、初挑戦ならず
一方、上野梨紗女流棋聖は初の挑戦権獲得はなりませんでした。姉の上野愛咲美女流立葵杯との姉妹対決は実現しませんでしたが、今後の活躍が期待されます。
三番勝負は6月に開幕
藤沢女流本因坊と上野愛咲美女流立葵杯による三番勝負は6月に開幕します。