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2024 年2月9日掲載

第48期棋聖戦七番勝負第4局  村井宮城県知事も立ち合いのもと、仙台対局始まる

囲碁界の最高位を争う第48期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)、一力遼棋聖(26)と挑戦者・井山裕太王座(34)の第4局が8、9日に仙台市の宮城県知事公館で行われ、9日午後5時41分、井山王座が166手までで白番中押し勝ちして、通算成績を2勝2敗のタイに戻した。

井山王座の封じ手は、右下の黒の眼形を奪う白92。一力棋聖は左辺の黒地をまとめに行ったが、井山王座は白106と突入。中央の白を巡って難解な戦いとなったが、ここで井山王座は巧みな打ち回しでポイントを挙げた。地元・仙台での対局となった一力棋聖は粘りを見せたが、井山王座は隙を見せずに快勝した。

第5局は15、16日に千葉県勝浦市の「三日月シーパークホテル勝浦」で行われる。

井山王座の話「中央と右辺の白をある程度の形で処理できて、地合いでいけそうだと思った。自分なりに精いっぱい準備して、次局に臨みたい」

一力棋聖の話「中央などの打ち方は、もう少しいい図があったかもしれない。(仙台対局は)始まってしまえば、普段と変わらなかった。精いっぱいやった結果なので仕方がない」

本局の立会人は高尾紳路九段、新聞解説は孫喆七段、記録係は青木裕孝三段と徐文燕二段の2人が務めます。

持ち時間各8時間白・井山7・31分、黒・一力7・58分

特設ページ:

第48期棋聖戦七番勝負

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【第48期棋聖戦挑戦手合第4局】(黒)一力遼棋聖 対 井山裕太王座(白)

2024 年2月8日掲載

第48期棋聖戦七番勝負第4局  村井宮城県知事も立ち合いのもと、仙台対局始まる

一力遼棋聖に井山裕太王座が挑む第48期棋聖戦七番勝負第4局は8日午前9時、宮城県仙台市の宮城県知事公館で1日目の対局が始まりました。

一力棋聖にとっては地元への凱旋対局となる本局。対局会場となる宮城県知事公館には朝から地元のテレビ局など多くの報道陣が集まり、注目の高さを感じさせました。

両対局者は午前8時半杉、滞在先のホテルからタクシーで知事公館入り。村井嘉浩知事や立会人の高尾紳路九段の待つ対局室にはこれまでのシリーズと同様、一力棋聖が先に入りました。

午前9時、高尾九段の声掛けで一礼して対局開始。黒番の一力棋聖は右上の小目、井山王座は左上小目と応じました。対局室では「第2局のようにたすき掛けにするか」という声があがりましたが、一力棋聖は右下星に打ちました。

井山王座は白2、4と、向かい小目にしました。一力棋聖は黒5のカカリ。ここで、控室では孫喆七段が「井山王座は黒のカカリに手を抜き、左上を締まるかもしれません」と話していました。実戦もその通りに、井山王座が左上で白6と締まる進行になりました。一力棋聖は左下、黒7のカケ。これも控室で予想された手です。開始15分ほどで、白12のカカリまで進みました。

本局の立会人は高尾紳路九段、新聞解説は孫喆七段、記録係は青木裕孝三段と徐文燕二段の2人が務めます。

特設ページ:

第48期棋聖戦七番勝負

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【第48期棋聖戦挑戦手合第4局】(黒)一力遼棋聖 対 井山裕太王座(白)

2021 年12月6日掲載

第47期天元戦第4局 最速で七大タイトル「天元」に プロ入り4年8カ月

第47期天元戦5番勝負の第4局は6日、兵庫県洲本市で打たれ、挑戦者の関航太郎七段が199手で一力遼天元に黒番中押し勝ちし、3勝1敗で天元を奪取、プロ入りから最速の4年8カ月で七大タイトル保持者となった。

これまでの記録は2019年に芝野虎丸王座(22)が名人を獲得した時の5年1カ月。

七大タイトル初挑戦の関新天元は20歳0カ月での奪取で、芝野王座の19歳11カ月に次ぐ2番目の年少記録を達成した。今回のタイトル獲得で、7日付で八段に昇段。

関新天元は東京都出身で、17年に15歳でプロ入り。昨年、新人王戦で優勝した。囲碁AI(人工知能)の戦法に精通し、「AIソムリエ」の異名を取る。

特設ページ:

第47期天元戦挑戦手合五番勝負

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【第47期天元戦挑戦手合第4局】(黒)関航太郎七段 対 一力遼天元(白)

2021 年11月25日掲載

第47期天元戦第3局 関七段が奪取にあと1勝

第47期天元戦5番勝負の第3局は25日、福岡県久留米市で打たれ、挑戦者の関航太郎七段が182手で一力遼天元に白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗としてタイトル奪取にあと1勝と迫った。

第4局は12月6日に兵庫県洲本市で行われる。

特設ページ:

第47期天元戦挑戦手合五番勝負

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【第47期天元戦挑戦手合第3局】(黒)一力遼天元 対 関航太郎七段(白)

2021 年11月5日掲載

第46期名人戦第7局 井山が名人防衛、一力破り四冠維持

第46期名人戦7番勝負の第7局は4、5の両日、静岡県河津町で打たれ、井山裕太名人が129手で挑戦者の一力遼天元に黒番中押し勝ちし、4勝3敗で防衛、棋聖、本因坊、碁聖と合わせ四冠を維持した。名人獲得は2期連続8度目。

井山名人は今年、棋聖、本因坊に続くタイトル防衛で、2日制の7番勝負で争う3タイトルを全て守った。8月に奪取した碁聖を加え現在四冠で、進行中の王座戦に五冠復帰が懸かる。芝野虎丸王座との王座戦5番勝負は第1局が終わり、井山名人が先勝している。

特設ページ:

第46期名人戦挑戦手合七番勝負

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【第46期名人戦挑戦手合最終局】(黒)井山裕太名人 対 一力遼天元(白)

2021 年10月19日掲載

第46期名人戦第6局 井山が勝ち、3勝3敗で決着は最終局へ

静岡県熱海市で19日から打たれていた第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局は20日午後6時7分、井山裕太名人が挑戦者の一力遼天元に159手までで黒番中押し勝ちした。対戦成績は3勝3敗のタイとなり、決着は最終局に持ち越された。

持ち時間各8時間のうち、残りは井山名人が12分、一力挑戦者は9分だった。第7局は11月4、5日に静岡県河津町の「今井荘」で打たれる。

特設ページ:

第46期名人戦挑戦手合七番勝負

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【第46期名人戦挑戦手合第6局】(黒)井山裕太名人 対 一力遼天元(白)

2021 年10月12日掲載

第46期名人戦挑第5局 一力が3勝目、名人位獲得にあと1勝

甲府市の常磐ホテルで12日から打たれていた第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局は13日午後6時2分、挑戦者の一力遼天元が井山裕太名人に189手までで黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で初の名人位獲得にあと1勝とした。

持ち時間各8時間のうち、残りは一力挑戦者が9分、井山名人は9分だった。第6局は19、20日に静岡県熱海市の「あたみ石亭」で打たれる。

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第46期名人戦挑戦手合七番勝負

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【第46期名人戦挑戦手合第5局】(黒)一力遼天元 対 井山裕太名人(白)

2021 年9月29日掲載

第46期名人戦挑第4局 井山勝利で2勝2敗に

井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する 第46期名人戦挑戦手合七番勝負(主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院)第4局が9月28日(火)・29日(水)に神奈川県箱根町「強羅環翠楼」で打たれ、井山が167手までで黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝2敗のタイに戻した。終局時刻は17時39分。残り時間は井山が9分、一力が28分だった。

がっぷり四つ2勝2敗で迎える注目の第5局は、10月12日(火)、13日(水)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われる。

井山裕太名人のコメント:

「黒55とカドに打ってからの出来上がりは普通は損したのかなと思って打っていたので、封じ手の辺りはどちらかというと自信が無かったです。 (封じ手のコスミツケに立った事について)その時点では白98と動きだされる手はそれなりにこちらもやれるのかなと思って打っていたんですけど、実際はそうじゃなかったのかもしれない。 中央を先着できた辺りでは一応成功しているのかなと思っていました。 前局は自分としてはかなりまずい内容になったのでそこから見れば良く打てたのかなと思います。 まだまだ長いのであまりスコアのことは意識せずに自分なりにしっかり準備して臨みたいと思います」

一力遼天元のコメント:

「右辺が一段落した辺りではそれなりに白地があったのでまずまずの進行かなと思っていました。 封じ手のコスミツケは白84に打った時の予定の行動では無かったのですが何が正しかったのかわからなかったです。 黒109と出られると苦しい戦いにしてしまったかなと思っていました。 その後も一本道の進行になって実戦が悪いとはわかっていましたが他に良い打ち方が見つからなかったので、振り返ると封じ手の辺りの攻防まで遡らなければいけないのかなと。 今日は一方的な流れになってしまったので内容的にもう少し良い碁が打てるように2週間空くので修正していきたいと思います」

特設ページ:

第46期名人戦挑戦手合七番勝負

関連棋譜:

【第46期名人戦挑戦手合第4局】(黒)井山裕太名人 対 一力遼天元(白)

2021 年9月16日掲載

第46期名人戦挑第3局 一力連勝で一歩リード

井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する 第46期名人戦挑戦手合七番勝負 (主催:朝日新聞社・日本棋院・関西棋院) 第3局が9月15日(水)、16日(木)に愛知県田原市「角上楼」で打たれ、 一力が225手までで黒番中押し勝ちをおさめ、第2局に続いて連勝、シリーズ2勝1敗とした。終局時刻は19時46分。残り時間は黒番の一力が2分、白番の井山が1分だった。

一力がタイトル奪取にあと1勝とするか、井山がタイとするか注目の第4局は、9月28日(火)、29日(水)に神奈川県箱根町「強羅環翠楼」で行われる。

一力名人のコメント:

「封じ手の辺りではどういうプランでいくか非常に難しくて、その後もコウがどうなるかわかっていなかった。 良くなったと思った場面もあったが、ぬるい手を連発したかもしれない。また自分なりに準備して精一杯やりたい」

一力天元のコメント:

「(封じ手から右上がコウとなり)フリカワリとなり良い勝負かと思っていた。黒95のホウリコミにいったのはしつこかったかもしれない。 それからは厳しくいかないと、と考えていて、中央競り合いで負けにしたかと感じたが、ヨセで形ができてからは残るかなと思った。 手拍子もあったし錯覚もあったし内容的にはまずかった。もう少し良い碁を打てるように頑張りたい」

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第46期名人戦挑戦手合七番勝負

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【第46期名人挑戦手合第3局】(黒)一力遼天元 対 井山裕太名人(白)

2021 年9月23日掲載

藤沢が十段戦本戦に初進出 予選決勝で一力を破る

第60期十段戦最終予選決勝は23日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊が一力遼天元を破り、本戦トーナメント進出を決めた。

藤沢女流本因坊は初の十段戦本戦入りで、「一力天元に勝てると思っていなかったのでびっくりしている。本戦も今日みたいに伸び伸び打ちたい」と話した。一力天元は現在、七大タイトルの天元を保持し、名人戦7番勝負に出場しているトップ棋士。

十段戦の本戦は20人が出場し、許家元十段への挑戦権を争う。今期、女性では上野愛咲美女流棋聖も本戦入りを決めている。

関連棋譜

【第60期十段戦最終予選決勝】(黒)藤沢里菜五段 対 一力遼天元(白)

2021 年9月9日掲載

第46期名人戦七番勝負2局 一力が勝ち、1勝1敗のタイに

井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局は9月9日、福島県郡山市の磐梯熱海温泉「四季彩一力」で2日目が打ち継がれ、午後7時59分、一力挑戦者が306手までで白番半目勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

終局後の詳細

持ち時間各8時間のうち、残りは両者1分だった。

第3局は15、16日、愛知県田原市の「角上楼」で打たれる。

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2021 年8月30日掲載

第46期碁聖戦第5局 井山が碁聖奪取、4期ぶり通算7期

第46期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)第5局が8月29日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の井山裕太九段が一力遼碁聖に180手で白番中押し勝ちし、3勝2敗でタイトルを奪取した。碁聖獲得は4期ぶり通算7期で、本因坊、棋聖、名人と合わせて4冠となった。

終局後のコメント

終局後の記者会見で、井山が「1日制のタイトル戦でいい結果を出せていなかったのでうれしく思う。これを世界戦にもつなげていけるようにしたい」と語った。また、若い世代とのタイトル戦が続いていることについて、「厳しいシリーズが続いているが、自分のベストを尽くせばチャンスがあることを証明できた」と話した。

一方、防衛を果たせなかった一力は終局後、「精いっぱいやった結果なのでしょうがない。来期ここに戻ってこられるように頑張りたい」と語った。

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2021 年7月12日掲載

第46期碁聖戦第2局 一力が勝ち1勝1敗

一力遼碁聖に井山裕太三冠が挑戦している第46期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第2局は7月12日、仙台市のホテル佐勘で打たれ、午後7時38分、242手で一力碁聖が黒番半目勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

対局の内容

本局は中盤の戦いが終わってから長いヨセ勝負に。緊迫した終盤戦で一力碁聖がわずかに抜け出して勝ちきった。

次回対局

第3局は7月17日、金沢市の北國新聞会館で行われる。

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2021 年7月17日掲載

第46期碁聖戦第3局 一力が初防衛にあと1勝

一力遼碁聖に、井山裕太三冠が挑戦している第46期碁聖戦5番勝負第3局(北國新聞社、新聞囲碁連盟、日本棋院、関西棋院主催)は7月17日、金沢市の北國新聞会館で打たれ、午後6時15分、一力碁聖が138手で白番中押し勝ちした。対戦成績を2勝1敗とし、タイトル初防衛にあと1勝となった。

対局の内容

序盤、右下隅から右上にかけて攻防が繰り広げられ、白の一力碁聖が黒模様の中で巧みにしのいだ。

中盤、一力碁聖が左辺の白模様を大きく広げた。序盤とは立場が入れ代わり、黒がサバキ、白が攻める展開となった。

やや劣勢とみた井山三冠が大きな白模様に勝負手黒91を放った。それに対し一力碁聖は揺るぎない攻めで白114、116と打ち、黒の大石を仕留めて決着をつけた。

一力碁聖は「相手のしのぐ手が見えなかったので、終盤の強手を決断した」と振り返った。井山三冠は「序盤、右下の分かれがやや甘かったのかもしれない。次局は気持ちを新たに頑張りたい」と話した。

対局の振り返り

立会人の中野寛也九段は「見応えのある対戦。両者力の入った一局だった。秒読みの中、一力碁聖が攻め切った」と評した。

次回対局

持ち時間各4時間のうち、残り時間は一力碁聖が2分、井山三冠が1分だった。第4局は8月17日、新潟市の新潟グランドホテルで行われる。

特設ページと棋譜リンク

2021 年8月17日掲載

第46期碁聖戦第4局 井山が勝ち、最終局へ

一力遼碁聖に井山裕太三冠が挑戦している第46期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第4局は8月17日、新潟市の新潟グランドホテルで行われ、午後7時13分、198手で井山三冠が白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗のタイに戻して決着を最終局に持ち込んだ。

対局の内容

中盤でリードを奪った井山三冠が難解な終盤戦を戦い抜き、押し切った。持ち時間各4時間のうち、残りは共に1分。

次回対局

第5局は29日、東京都千代田区の日本棋院で行われる。

特設ページと棋譜リンク

2021 年8月27日掲載

第46期名人戦七番勝負1局 井山が先勝

第46期名人戦七番勝負の第1局が8月26日、27日の両日、東京都文京区で行われ、井山裕太名人が212手までで、初の名人獲得を目指す一力遼天元に白番中押し勝ちし、防衛に向けて好スタートを切った。第2局は9月8日、9日に福島県郡山市で行われる。

対局の振り返り

  • 井山裕太名人
    井山は「ずっと難しい碁だった。自分なりに精いっぱい打てたので、次も同じように打てれば」と振り返った。

  • 一力遼天元
    一力は「1日目に不本意な形にしてしまった。2日目は精いっぱい打ったが、よくなるまでが大変だった」と残念そうだった。

両者は碁聖戦五番勝負でも立場を入れ替えて対戦し、ここまで2勝2敗。最終第5局が29日に打たれる予定。名人戦もフルセットまでもつれれば、11月まで続く井山と一力の〝十二番勝負〟となる。

特設ページと棋譜リンク

2021 年6月26日掲載

第46期碁聖戦第1局 井山が先勝

第46期碁聖戦五番勝負の第1局が6月26日、岡山県倉敷市で行われた。挑戦者の井山裕太三冠が135手までで、初防衛を目指す一力遼碁聖に黒番中押し勝ちし、4期ぶりの復位に向けて好スタートを切った。第2局は7月12日に仙台市で行われる。

対局の背景

  • 一力遼碁聖
    一力はプロ10年目の昨年、初の七大タイトルである碁聖を奪取。今回が初めての防衛戦となる。井山とは平成28年の天元戦を皮切りに七大タイトル戦で5度対局し、いずれも敗北していたが、昨年の天元戦で初勝利し、2冠となった。

  • 井山裕太三冠
    井山は2012年から碁聖を6連覇しており、今期は4期ぶりの復位を目指す。6月21日、22日に長野県松本市で行われた第76期本因坊戦七番勝負第5局では芝野虎丸王座に勝利。中3日でこの日の対局に臨み、さらに中2日で6月29、30日に三重県鳥羽市で行われる本因坊戦第6局に臨む予定。

特設ページと棋譜リンク

2020 年12月16日掲載

第46期天元戦5番勝負 6連覇ならず、一力が阻止し二冠

第46期天元戦(新聞三社連合主催)五番勝負の最終第5局が12月16日、徳島市で行われた。挑戦者の一力遼碁聖が、6連覇を狙う井山裕太天元に黒番中押し勝ち。シリーズ3勝2敗で、対井山6度目の七大タイトル挑戦にして初めてタイトルを奪取した。

対局結果

  • 対戦成績:一力遼 3勝2敗(カド番から2連勝で逆転)
  • 昇段:規定により一力は九段に昇段(2020年12月17日付)

これで一力は、芝野虎丸王座・十段に並ぶ二冠となり、井山裕太の「大三冠」を若手二冠が追い上げる構図が鮮明になった。

一力遼碁聖の歩み

一力は七大タイトル初挑戦の2016年天元戦以降、井山に5度挑戦。17~18年の王座、天元、棋聖の3棋戦連続挑戦では勝ち星なしで10連敗を喫した。今回の勝利については、「井山先生にタイトル戦で勝つのがずっと目標だった。内容的にはまだまだだが、自分の力を出し切ることができた」と語った。

井山裕太天元の歩みとコメント

井山は一昨年の七冠崩壊後、昨年まで三冠に後退。今年は復調し、秋の名人戦で芝野からタイトルを奪取、自身3度目の大三冠を達成した。好調のまま天元戦を迎えたものの、フルセットで一力に屈した。「全体に大事なところで精度を欠き、パフォーマンスが今一つだった」と振り返った。

関連情報

2020 年12月7日掲載

第46期天元戦5番勝負第4局 天元戦2勝2敗タイに

井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦している第46期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第4局は、12月7日午前9時から兵庫県洲本市のホテルニューアワジで行われた。午後4時38分、208手で白番の一力が中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。

対局情報

  • 持ち時間:各3時間
  • 残り時間:井山2分、一力3分
  • 最終第5局:12月16日、徳島市「徳島グランヴィリオホテル」で開催

対局後のコメント

一力遼碁聖の話

  • 白60が空振っているので甘かったか、と感じていた。
  • 白88までフリカワった局面はそれなりに難しい。
  • 白120とタタくことができ、正しく打てば残るかなと感じていた。
  • 白150と2子抜いたところでは手応えがあった。

井山裕太天元の話

  • 序盤、黒31、33とツケコシたところの折衝はこれで一局と思った。
  • 黒61、63のツケギリは自信があったわけではない。
  • 白88までのフリカワリは実戦的には大変。
  • 白120と打たれた場面は、はっきり足りない。

立会人のコメント

石田篤司九段
「終局直後の時点で、井山天元に敗着と言える手は見つかっていない。一力碁聖の好局で、本人も手応えを感じているのではないか」と評価した。

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2020 年12月3日掲載

名人戦リーグが開幕 一力遼碁聖が好発進

第46期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)が12月3日に開幕した。出場9人による総当たり戦で、8月までの長丁場で井山裕太名人への挑戦権を争う。

出場者一覧(序列順)

  1. 芝野虎丸王座
  2. 一力遼碁聖
  3. 河野臨九段
  4. 許家元八段
  5. 羽根直樹九段
  6. 山下敬吾九段
  7. 余正麒八段
  8. 本木克弥八段
  9. 安斎伸彰七段

「令和三羽ガラス」と呼ばれる若手棋士の芝野、一力、許ら20代の棋士が5人を占め、リーグの顔ぶれはこれまでの「平成四天王」中心から大きく変化している。

開幕戦

「戦国リーグ」と称される今期の初戦では、優勝候補本命で前期2位の一力遼碁聖が、初リーグ参戦となる兄弟子の安斎伸彰七段に勝利し、初挑戦に向けて好スタートを切った。

一力碁聖は前期に7勝1敗の好成績を収めながらも、唯一敗れた井山名人が全勝優勝を果たし、挑戦権を逃した。その結果、1敗者がプレーオフにも出場できなかったのは名人戦史上初の出来事であり、今期にかける思いは格別だ。

関連情報

2020 年11月28日掲載

第46期天元戦5番勝負第3局 井山が防衛にあと1勝

第46期天元戦5番勝負の第3局は11月27日に福岡県久留米市で行われ、井山裕太天元が180手で挑戦者の一力遼碁聖に白番中押し勝ちし、対戦成績を2勝1敗として防衛にあと1勝に迫った。

立会人の坂口隆三九段は「一力碁聖が白の大石への攻め方をもっと工夫すれば、勝負になったかもしれない。内容のある碁で、第4局も熱戦を期待したい」とコメントした。

井山裕太天元の話

「白2、4の『両三々』はあまり打ったことがない。本局はこれでいってみようと思った。白86と黒3子を取ることはできたものの、実際の形勢は難しい。黒101と出られたときの対応がまずく、黒に食いつかれてしまった。白152と飛んで、何とかしのぐことができるのではと思った。」

一力遼碁聖の話

「白40と守られ、右下の白一団への攻めが効かなくなった。白52と打たれ大変かなと感じていた。白86と黒3子を取られ地合いでは負けているが、これからの勝負だと思った。黒109とポン抜くことができ食いつける格好になった。黒111と切った手は疑問だったかもしれない。」

今後の日程

第4局は12月7日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで行われる。

関連情報

2020 年10月26日掲載

第29期竜星戦 一力が竜星戦3連覇

第29期竜星戦の決勝戦が10月26日に放送され、仙台市出身の一力遼碁聖が井山裕太四冠に221手で黒番中押し勝ちし、竜星戦史上初の3連覇を達成した。通算優勝回数は4回となり、これまで最多だった小林光一九段と井山四冠の3回を更新した。

決勝戦は黒の一力碁聖が右辺に星と小目からの二間ジマリ、白の井山棋聖が左辺に2連星の布石でスタート。序盤では黒が右上の黒石7個を捨て石にして上辺に地を確保し、右辺に模様を築いた。

中盤、黒が下辺に地を取る代償として白が右辺の黒模様に深く入り込む場面があり、ここから難解な攻防が続いた。終盤に黒は左下の白地を大きく削り取り、さらに左辺での戦いでポイントを稼ぎ、優勢を確立して押し切った。

一力遼碁聖の話

「決勝戦は前例のない形の立ち上がりで難しい戦いが続いた。その中で最後まで強く打ち続けることができた。(3連覇は)苦しい碁が多く、自分でも出来過ぎだと思う。4連覇を目指してまた頑張りたい。」

関連棋譜:

【第29期竜星戦決勝戦】(黒)一力遼八段 対 井山裕太九段(白)

2020 年10月20日掲載

第46期天元戦5番勝負第2局 井山が勝ち1勝1敗

第1局では一力遼碁聖が290手までで黒番半目勝ちを収め、連勝すれば3度目の挑戦で天元獲得まであと1勝と迫った。井山裕太天元は天元戦5連覇中で名誉天元の資格も持ち、第1局直後には名人位を奪取して4冠に復帰しており、巻き返しへの期待が高まっていた。

10月20日、第2局が札幌市内で行われ、黒番の井山四冠が223手で中押し勝ちし、1勝1敗のタイとした。

第3局は11月27日に福岡県久留米市内で行われる予定。

特設ページ:

第46期天元戦挑戦手合五番勝負

関連棋譜:

【第46期天元戦挑戦手合第2局】(黒)井山裕太九段 対 一力遼八段(白)

2020 年10月17日掲載

一力新碁聖の就位式 「多くの人に支えられた」

第45期碁聖戦(河北新報社など主催)5番勝負を制し、初の七大タイトルを獲得した一力遼碁聖の就位式が10月16日、東京都内のホテルで行われた。一力碁聖は「多くの人に支えられた。今後は国際棋戦など大きなタイトルにも挑戦したい」と語った。

式では、一力碁聖に日本棋院と関西棋院から允許状、新聞囲碁連盟から賞状とトロフィーが贈られた。連盟代表の温井伸北國新聞社社長は「息が詰まる神経戦を制した。棋士と新聞記者の二刀流で活躍してほしい」と期待を寄せた。

師匠の宋光復九段は「学業との両立で睡眠が取れずに悩んだ時期もあったが、辛抱して走り続けた」とまな弟子をねぎらった。

新型コロナウイルス感染症の影響で式は縮小され、関係者約70人が新碁聖の就位を祝った。

一力碁聖は今年8月、連覇を目指した羽根直樹九段を3連勝で破り、宮城県出身者として初めて七大タイトルを奪取した。また、一力碁聖が井山裕太天元に挑む第46期天元戦5番勝負の第1局は10月8日に行われ、一力碁聖が先勝した。

関連動画:

https://youtu.be/Spg4edVTs4c

2020 年10月8日掲載

一力が先勝 第46期天元戦五番勝負第1局

井山裕太天元に一力遼碁聖が挑戦する第46期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第1局が10月8日(木)午前9時から愛知県名古屋市の「賀城園」で行われた。結果は290手までで一力遼碁聖が黒番半目勝ちをおさめ先勝した。

一力碁聖のコメント:

「一局を通して難しかった。中盤ははっきり黒が悪かった。中央のヨセが正しかったか分からない。半目勝負かなと思っていたが残りそうかなと思っていた。 幸先のよいスタートが切れてホッとしている。2局目以降も精一杯頑張りますので応援よろしくお願いいたします。」

井山天元のコメント:

「2の一にハネられたのが大きかったのかもしれないが今はよく分からない。15の三のキリで中央に黒地がついた。中央に打っておいたほうが多分よかったと思う。 残念な1局とはなったがきわどい勝負にはなったと思う。しっかりと準備していい碁をみせられればと思う。」

第2局は10月20日に札幌市内で打たれる。

特設ページ:

第46期天元戦挑戦手合五番勝負

関連棋譜:

【第46期天元戦挑戦手合第1局】(黒)一力遼八段 対 井山裕太九段(白)

2020 年9月11日掲載

一力、世界メジャー4強に

「第9回応氏杯」の準々決勝が11日に打たれ、日本代表の一力遼碁聖が中国の陶欣然八段を破り、日本勢として3年ぶりの世界メジャー4強に進んだ。準決勝の相手は中国の謝科八段。準決勝は三番勝負。

一力は20歳未満の世界戦で優勝しているが、年齢を問わないメジャー4強は初めて。今大会は日中韓台などから30人が出場。日本代表の6人はコロナ禍による渡航制限のためネット対局で打ち、第一人者の井山裕太棋聖や芝野虎丸名人が初戦で敗れるなど苦戦。ただひとり一力が1回戦から3連勝で勝ち残っている。

終局後、一力は「本局は後悔の手がなく、自分の中でもかなりいい碁だった」と語った。準決勝で戦う謝は今年4月、同じく世界メジャーの「夢百合杯」準々決勝で敗れた相手。「借りを返せるようがんばりたい」と意気込みを見せた。

日本勢のメジャー4強は3年前の「LG杯」の井山以来。井山はこのとき日本勢として10年ぶりの準優勝を遂げた。かつて日本は世界で群を抜く囲碁強国だったが、1990年~2000年代に中国と韓国に追い抜かれた。日本のメジャー制覇は2005年「LG杯」の張栩九段以来、遠ざかっている。

関連棋譜:【第9回応氏杯準々決勝】(黒)一力遼八段 対 陶欣然八段(白)

歴代成績:

対局年 優勝 結果 準決勝 コミ
2016 唐韋星九段(中国) 3-2 朴廷桓九段(韓国) 8目
2012 范廷鈺三段(中国) 3-1 朴廷桓九段(韓国) 8目
2009 崔哲瀚九段(韓国) 3-1 李昌鎬九段(韓国) 8目
2005 常昊九段(中国) 3-1 崔哲瀚九段(韓国) 8目
2001 李昌鎬九段(韓国) 3-1 常昊九段(中国) 8目
1996 劉昌赫九段(韓国) 3-1 依田紀基九段(日本) 8目
1993 徐奉洙九段(韓国) 3-2 大竹英雄九段(日本) 8目
1989 曹薫鉉九段(韓国) 3-2 聶衛平九段(中国) 8目

2020 年9月8日掲載

第9回応氏杯

第9回応氏杯1回戦は9月8日(火)に開幕した。日本からは井山裕太九段、芝野虎丸九段、一力遼八段、村川大介九段、河野臨九段、許家元八段が出場した。一力八段、河野九段、許八段は1回戦通過だが、井山九段、芝野九段、村川九段は敗退した。2回戦は明日9月9日(水)に打たれる。

【第9回応氏杯1回戦】(黒)芝野虎丸九段 対 楊鼎新九段(白)

【第9回応氏杯1回戦】(黒)河野臨九段 対 林立祥六段(白)

【第9回応氏杯1回戦】(黒)党毅飛九段 対 許家元八段(白)

【第9回応氏杯1回戦】(黒)芈昱廷九段 対 一力遼九段(白)

【第9回応氏杯1回戦】(黒)村川大介九段 対 江維傑九段(白)

【第9回応氏杯1回戦】(黒)辜梓豪九段 対 井山裕太九段(白)

歴代成績:

対局年 優勝 結果 準決勝 コミ
2016 唐韋星九段(中国) 3-2 朴廷桓九段(韓国) 8目
2012 范廷鈺三段(中国) 3-1 朴廷桓九段(韓国) 8目
2009 崔哲瀚九段(韓国) 3-1 李昌鎬九段(韓国) 8目
2005 常昊九段(中国) 3-1 崔哲瀚九段(韓国) 8目
2001 李昌鎬九段(韓国) 3-1 常昊九段(中国) 8目
1996 劉昌赫九段(韓国) 3-1 依田紀基九段(日本) 8目
1993 徐奉洙九段(韓国) 3-2 大竹英雄九段(日本) 8目
1989 曹薫鉉九段(韓国) 3-2 聶衛平九段(中国) 8目

2020 年9月9日掲載

第9回応氏杯

8日の1回戦に勝利した、一力遼八段、河野臨九段、許家元八段の2回戦が打たれ、一力が韓国の安成浚八段に勝利し準々決勝に進出した。準々決勝は9月11日(金)11時より行われる。河野と許は惜しくも敗退となった。

【第9回応氏杯2回戦】(黒)一力遼八段 対 安成浚八段(白)

【第9回応氏杯2回戦】(黒)許家元八段 対 許皓鋐六段(白)

【第9回応氏杯2回戦】(黒)辜梓豪九段 対 河野臨九段(白)

歴代成績:

対局年 優勝 結果 準決勝 コミ
2016 唐韋星九段(中国) 3-2 朴廷桓九段(韓国) 8目
2012 范廷鈺三段(中国) 3-1 朴廷桓九段(韓国) 8目
2009 崔哲瀚九段(韓国) 3-1 李昌鎬九段(韓国) 8目
2005 常昊九段(中国) 3-1 崔哲瀚九段(韓国) 8目
2001 李昌鎬九段(韓国) 3-1 常昊九段(中国) 8目
1996 劉昌赫九段(韓国) 3-1 依田紀基九段(日本) 8目
1993 徐奉洙九段(韓国) 3-2 大竹英雄九段(日本) 8目
1989 曹薫鉉九段(韓国) 3-2 聶衛平九段(中国) 8目

2020 年8月7日掲載

第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦

6日に打たれた第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦の最終ラウンド一斉対局で、全勝の井山裕太棋聖を星一つ差で追う一力遼八段と、リーグ残留をかける村川大介九段が大阪・北浜の関西棋院で対戦、一力が白番中押し勝ちした。

負けた村川は2勝6敗でリーグ陥落が決定。最終ラウンド開始時には4人が2勝5敗で並んでいたが、他の対局結果を待たずに、陥落となる成績下位3人に入ることが決まった。

関連話題:第45期名人戦リーグ戦

関連棋譜:【第45期名人戦リーグ最終節】(黒)村川大介九段 対 一力遼八段(白)

2020 年8月14日掲載

第45期碁聖戦五番勝負 悲願の初タイトル

第45期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第3局が14日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、挑戦者の一力遼八段が羽根直樹碁聖に160手で白番中押し勝ちし、3連勝で碁聖位を奪取した。一力は6度目の7大タイトル挑戦で初の栄冠を手にした。

一力は若手棋士の筆頭格の実力者。2016年以降、棋聖戦で1回、王座戦と天元戦で各2回挑戦者となったが、いずれも井山裕太九段の高い壁に阻まれてきた。

今シリーズは、第1局で接戦を制し、第2局は羽根のミスを突いて勝利を収めると、第3局は中盤でリードを奪って押し切り、ストレート勝ちを収めた。

一力は終局後、「全体を通して今持っている力を出せたのは良かった。(タイトル挑戦が)6度目で結構時間がかかってしまったが、なんとか結果を出すことができた」と喜びをかみ締めるように語った。

一力は仙台市出身で、宋光復九段門下。河北新報社の一力雅彦社長の長男で、今年3月に早稲田大社会科学部を卒業し、4月1日付で同社東京支社編集部の記者になり、新聞記者を兼ねる異色の棋士となった。

特設ページ:第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負

関連棋譜:【第45期碁聖戦挑戦手合第3局】(黒)羽根直樹九段 対 一力遼八段(白)

2020 年8月03日掲載

第45期碁聖戦第2局 一力が2連勝

愛知県名古屋市「日本棋院中部総本部」で行われました第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局は、挑戦者の一力遼八段が181手までで、羽根直樹碁聖に黒番中押し勝ちし。対戦成績は一力八段の2勝に。第3局は8月14日(金)東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われます。

特設ページ:第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負

関連棋譜:【第45期碁聖戦挑戦手合第2局】(黒)一力遼八段 対 羽根直樹九段(白)

2020 年6月29日掲載

第45期碁聖戦 一力が碁聖戦に初挑戦

羽根直樹碁聖への挑戦者を決める第45期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦決勝は29日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、午後6時11分、237手で一力遼八段が張栩九段に白番4目半勝ちし、初の挑戦権を獲得した。

一力八段は前期に続いて2期連続の挑戦者決定戦進出で、初の5番勝負出場を決めた。

5番勝負は7月18日に金沢市の北國新聞会館で開幕する。

関連棋譜:【第45期碁聖戦挑戦者決定戦】(黒)張栩九段 対 一力遼八段(白)

2020 年7月18日掲載

一力が先勝 第45期碁聖戦第1局

羽根直樹碁聖に一力遼八段が初挑戦する第45期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)五番勝負の第1局は18日、金沢市の北國新聞会館で打たれ、午後7時50分、261手で一力八段が白番1目半勝ちし、先勝した。

長いヨセ勝負となり、白がわずかに抜け出した。一力八段は初の七大タイトル獲得を目指し、羽根碁聖は2期連続の碁聖位が懸かる。

持ち時間各4時間のうち、残りは共に1分。

第2局は8月3日、名古屋市の日本棋院中部総本部で行われる。

特設ページ:第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負

関連棋譜:【第45期碁聖戦挑戦手合五番勝負第1局】(黒)羽根直樹九段 対 一力遼八段(白)

2020 年6月2日掲載

第25回LG杯1回戦 日本勢は全員敗退

日本・韓国・中国・台湾の32人による囲碁の国際棋戦「第25回LG杯朝鮮日報棋王戦」の本戦が1日行われた。日本勢は村川大介十段や一力遼八段ら5人が出場したが、1回戦で全員敗退した。当初、主催の韓国内で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で移動が制限されており、対面ではなくインターネットを利用しての対局になった。

世界トップクラスの韓国・朴廷桓九段に敗れた一力八段は、「強い相手と対局できるので楽しみにしていたが、残念です」と話した。週に1度は対局することが通常だけに、4月27日に別の国際棋戦「第4回夢百合杯世界オープン戦」準々決勝で敗れて以来の公式戦には、「調整が難しかった」と明かした。

2020 年5月18日掲載

第25回LG杯32強抽選

18日11時、第25回LG杯32強抽選が行われた。日本勢5名出場予定:村川大介十段、一力遼八段、許家元八段、大西竜平五段と孫喆七段。対戦カード:

村川大介 十段 vs 卞相壹九段(韓)

一力遼 八段 vs 朴廷桓九段(韓)

許家元 八段 vs 姜東潤九段(韓)

大西竜平 五段 vs 李泰賢九段(韓)

孫喆 七段 vs 李東勲九段(韓)

1回戦は6月1日ネット上で対戦する予定。持ち時間3時間、秒読み40秒5回(休憩なし)。優勝賞金は約2700万円、準決勝は約900万円。

2020 年4月1日掲載

第4回梦百合杯世界囲碁オープン戦 一力遼 vs 謝科、ネット上で対戦

第4回梦百合杯世界囲碁オープン戦ベスト8、一力遼八段 vs 謝科八段の一戦は4月27日にネット上で行うことになる。

今年3月に中国南京で開催予定だったが、コロナウイルスの影響で延期された。日本棋院と中国棋院の合意の上で、ネット対戦の形が決まった。囲碁世界戦本戦のネット対決は初だ。

夢百合杯は本戦には64名が出場し、出場者の内訳は前回の優勝者、準優勝者、国・地域シードとして中国5名、日本3名、韓国3名、中華台北1名、北米2名、欧州2名、主催者推薦2名の20名と、統合予選枠抜け者44名(一般36名、女流4名、アマチュア4名)となっている。優勝賞金は約3000万円、準優勝は約1000万円。

2019 年11月18日掲載

女性初の名人リーグ入りならず 第45期名人戦の最終予選決勝

藤沢里菜女流名人は18日、東京都千代田区の日本棋院で行われた第45期名人戦の最終予選決勝で、女性棋士初のリーグ入りをかけて一力遼八段と対局したが、敗れた。

囲碁ではタイトル保持者への挑戦者を決めるため棋聖戦と名人戦、本因坊戦でリーグ制を実施している。これまでは平成23年の第36期棋聖戦で、鈴木歩六段が最終予選決勝に進出、12人によるリーグ入りにあと1勝と迫ったのが最高で、またしても壁を崩せなかった。

藤沢女流名人は「予選Cから勝ち上がってこれたのはよかったが、決勝は内容も悪く残念。実力が足りない。力をつけて、もう一度臨むことができれば」と淡々と語った。

一方、これまで3度、チャンスがありながら逃していた一力八段は、プロ10年目で初の名人戦リーグ入りを決めた。9月には上野愛咲美女流棋聖と竜星戦決勝で対戦、女性初の一般棋戦優勝を阻止している。「そういう役回りなのかな、と思っていた。竜星戦で追い込まれた局面を経験したので、きょうは慎重に打った」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

5つある女流タイトルのうち女流立葵杯・扇興杯とあわせ3冠を保持する藤沢女流名人は今期の名人戦で、王銘琬九段や大西竜平四段、志田達哉八段らを破ってきた。

9人による名人戦リーグ入りはならなかったが、藤沢女流名人は今年1月、第45期天元戦の本戦1回戦で男性棋士に勝利。七大タイトル戦の予選を勝ち抜いた女流棋士は小林泉美六段ら過去10人(のべ12例)いるが、本戦(天元戦は32人)で勝利したのは13例目の藤沢女流名人が初めてだった。

2019 年10月24日掲載

女性初リーグ入りへあと1勝 第45期名人戦

24日、第45期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の出場をかけた最終予選準決勝で、中野泰宏九段に269手で黒番中押し勝ちし、女性初のリーグ入りまであと1勝に迫った。決勝の相手は若手の強豪、一力遼八段。

国内のプロ棋士435人が参加する名人戦予選で6連勝し、女性では20年ぶりに最終予選に進出。そこからさらに2連勝して決勝に進出した。女性の最終予選の決勝進出者は、名人、棋聖、本因坊戦の三大リーグを通しても、2011年棋聖戦の鈴木歩七段以来2人目。鈴木は決勝で敗れてリーグ入りはならなかった。

芝野虎丸名人への挑戦権を争う名人戦リーグの枠は9人。リーグの座は一流棋士の証しとされる「黄金のイス」と呼ばれ、張栩前名人と、井山裕太四冠ら前期リーグ成績上位者5人がシードされ、残る3枠を予選で争う。

女性初のリーグ入りをめざす藤沢は「あと1勝という実感はない。決勝の相手の一力さんは、修業時代に同じ道場で打っていて、ほとんど勝てませんでした。今度は自分の力を出し切ってがんばりたい」と話した。

2019 年10月12日掲載

一力がベスト8進出! 第4回夢百合杯世界囲碁オープン戦3回戦

日本勢で勝ち残っていた一力遼八段は中国の丁浩六段と対戦し、黒番中押し勝ちをおさめ、ベスト8入りを決めた。

13日には3回戦の残り5局が行われ、ベスト8が確定する。準々決勝は2020年3月25日に行われる予定。

2019 年10月11日掲載

一力が二連勝!あす、丁浩六段 と対戦

一力八段が後半の超難解局面を読み切て、中押し勝ちとなりました。2連勝です。

3回戦の相手は中国の丁浩六段です。

14日に開幕する予定のおかげ杯を参加するため、一力八段の試合は一日前倒し、12日(土)13時半から開始予定です。

2019 年10月10日掲載

日本勢1勝3敗、一力は2回戦へ 第4回夢百合杯世界囲碁オープン戦1回戦

10日、中国・北京市で開幕した第4回夢百合杯世界オープン戦1回戦を終え、日本勢は一力遼八段が2回戦に進んだが、仲邑菫初段、村川大介十段と六浦雄太七段は初戦で敗退した。一力遼八段2回戦の相手は、中国の呂立言四段。

仲邑菫初段が中国の李軒豪七段に敗れる

仲邑菫初段が中国の李軒豪七段に敗れた。主催する中国棋院などによる推薦で、初の国際棋戦本戦出場を果たした。

村川大介十段敗退

六浦雄太七段敗退

2019 年10月9日掲載

夢百合杯が10日に開幕、日本勢4名出場

中国主催の囲碁の国際棋戦、第4回夢百合杯世界囲碁オープン戦(主催:中国囲棋協会、中国棋院、特別協賛:夢百合家居科技股份有限公司)の本戦が、10月10日から13日まで、中国北京市の中国棋院で行われる。

夢百合杯には日本より国・地域シードとして村川大介九段、一力遼八段、六浦雄太七段の3名と主催者推薦の仲邑菫初段の合計4名が出場する。

夢百合杯は本戦には64名が出場し、出場者の内訳は前回の優勝者、準優勝者、国・地域シードとして中国5名、日本3名、韓国3名、中華台北1名、北米2名、欧州2名、主催者推薦2名の20名と、統合予選枠抜け者44名(一般36名、女流4名、アマチュア4名)となっている。優勝賞金は180万元、準優勝は60万元。

1回戦の対局カード:

村川大介九段  vs  陶欣然八段

村川大介九段 vs 陶欣然八段

一力遼八段  vs  於之瑩六段

一力遼八段 vs 於之瑩六段

六浦雄太七段  vs  白現宇アマ

六浦雄太七段 vs 白現宇アマ

仲邑菫初段  vs  李軒豪七段

仲邑菫初段 vs 李軒豪七段

2019 年10月5日掲載

張が優勝、通算5回目 第26期阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦

阿含桐山杯全日本早碁オープン戦の決勝戦が5日に行われ、張栩名人が一力遼八段に白番中押し勝ちし、優勝しました。張名人は6日に静岡県熱海市に移動して、7日から芝野虎丸挑戦者との名人戦第5局に臨みます。

張栩名人は「一力さんには一方的にやられていて、久しぶりに勝てた。まさか優勝できるとは思っていなかったのでうれしい」と笑顔を見せ、一力八段は「きょうの碁は後半、ミスが多かった。またこの舞台に戻って来られるよう頑張りたい」と話しました。

2019 年9月23日掲載

第28期竜星戦決勝 上野女流棋聖、竜星戦優勝ならず

第28期竜星戦決勝が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、一力遼竜星が上野愛咲美女流棋聖に白番中押し勝ちし連覇、通算3期目の竜星位を獲得した。上野女流棋聖は、全棋士が参加できる一般棋戦で女流棋士初の4強入りを果たすなど快進撃を続けてきたが、優勝はならなかった。

タイトル獲得が9期になった一力竜星は「投了寸前までいったので、勝てたのは運が良かった」と安堵した様子。一方、敗れた上野女流棋聖は「ここまでこれたのが、だいぶ奇跡のよう」と話しながら「(終盤に)間違えちゃいました」と苦笑いした。

プロ4年目の上野女流棋聖は今期の竜星戦で16人による決勝トーナメントに進出すると、1回戦でタイトル獲得15期の高尾紳路九段を、2回戦では七大タイトル保持者の村川大介十段を撃破。さらに14日の準決勝では、10月開幕の天元戦五番勝負への挑戦を決めている許家元八段に勝利するなど、並み居る強豪を倒してきた。

10月開幕の女流本因坊戦五番勝負で対局する、女流四冠の藤沢里菜女流名人は「プロになる前から強かったが、“ハンマーを振り回すような”と言われる戦う棋風にバランスも加わり、今期の竜星戦は上野さんらしさが出ていた」と分析。「女流棋士でも一般棋戦の壁を破ってくれた。刺激になる」と後輩の活躍をたたえた。

上野女流棋聖は平成13年、東京都出身。28年にプロになると、30年の第21期女流棋聖戦三番勝負で謝依旻女流棋聖(当時)を破り、16歳3カ月で女流棋聖を獲得。今年1月には藤沢女流名人を破り初防衛を果たしている。

2019 年6月21日掲載

第31回テレビ囲碁アジア選手権 一力が1回戦で敗退

第31回テレビ囲碁アジア選手権が日本にて行う。一力八段は202手まで中国の丁六段に敗れ、1回戦で敗退した。

出場棋士

  • 日本:一力遼八段 (NHK杯優勝)、井山裕太九段 (NHK杯準優勝)
  • 韓国:申旻埈九段 (KBS杯優勝)、申眞諝九段 (KBS杯3位)、金志錫九段 (前回大会優勝者)
  • 中国:丁浩六段 (CCTV杯優勝)、許嘉陽八段 (CCTV杯準優勝)

第31回テレビ囲碁アジア選手権 一力が1回戦で敗退

2019 年4月23日掲載

井山のタイトル戦連続出場記録29でストップ

第44期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)本戦の準決勝が23日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で打たれ、一力遼八段(21)が本因坊文裕(もんゆう)(29)=井山裕太九段=に219手で黒番中押し勝ちし、羽根直樹九段(42)との決勝に進んだ。2015年の第70期本因坊戦以降、文裕がタイトルをかけて競う「挑戦手合」の連続出場記録は、歴代最長の29で止まった。

文裕は「ここまで続けられたのが信じられない。励みにしていた記録の一つなので残念だが、仕方ない」と振り返った。

日本棋院によると、文裕以外の7大タイトル戦挑戦手合の連続出場記録は、小林光一名誉棋聖(66)と張栩名人(39)の6が最長。

文裕は来月11日に岩手県大船渡市で開幕する第74期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ協賛)で防衛戦に臨む。

2019 年4月11日掲載

第1回日中韓竜星戦 一力八段が中国トップに勝利

早碁の世界一を競う第1回日中韓竜星戦(囲碁・将棋チャンネル主催)の1回戦が11日、東京都千代田区で打たれ、一力遼八段(21)が世界最強の一角、柯潔九段(21)=中国=を降し、13日の決勝に進んだ。一力は「柯九段に勝ったのは初めてで、自信になった。気を引き締めて準備したい」と話した。

日本、中国、韓国の竜星戦優勝者で競う棋戦。一力は13日、2回戦の柯と韓国の金志錫九段(29)の勝者との決戦に挑む。

2019 年4月4日掲載

第74期本因坊戦リーグ最終戦

平成最後のリーグを制し、新時代最初の挑戦者となるのは誰か。第74期のリーグ最終戦は4月5日(金)、トップ棋士8人が東京本院に集結し、一斉に対局します。

最終戦のカードは次の通りになっています。※名前の左はリーグ順位

  1. 山下敬吾九段(3勝3敗)対 5. 羽根直樹九段(5勝1敗)
  2. 黄翊祖八段(1勝5敗)対 3. 芝野虎丸七段(4勝2敗)
  3. 余正麒八段(3勝3敗)対 5. 安斎伸彰七段(6敗)
  4. 河野臨九段(4勝2敗)対 5. 一力遼八段(4勝2敗)

羽根九段が首位に立ち、芝野七段、河野九段、一力八段が追う展開です。この4人に本因坊文裕(井山裕太九段)への挑戦の可能性があります。

羽根九段は、山下九段に勝てば挑戦決定です。しかし、敗れると、河野-一力戦の勝者とのプレーオフ、または芝野七段も加わった3者プレーオフとなります。残留争いについては、羽根九段がプレーオフ進出以上を決め、黄八段と安斎七段の陥落が決まっているほかは、すべて最終戦の結果によります。山下九段は他の対局の結果に関係なく、勝てば残留、敗れれば陥落。余八段は勝利して勝ち越しても、他の対局の結果いかんで陥落がありうる状況です。

挑戦のかかる羽根九段と、残留をかけた山下九段の四天王対決の行方は?挑戦、残留、陥落、すべての命運が紙一重の河野九段と一力八段の決戦はどうなるか?芝野七段、7大タイトル初挑戦への夢はつながるか。余八段に運命の女神は、ほほ笑むか。黄八段の意地の1勝、安斎七段のリーグ初勝利はなるか。

日本棋院で大盤解説会を行います。

挑戦のかかる山下・羽根戦を中心に全4局を解説します。

◆日時:4月5日(金) 午後6時~
◆場所:日本棋院東京本院2階大ホール(東京都千代田区五番町7の2)

※入場無料※ 第74期本因坊戦の扇子や、囲碁書籍のプレゼントコーナーもあります。

大激戦必至のリーグ最終戦を大盤解説会で体感してください。

2019 年3月24日掲載

一力がNHK杯初優勝

囲碁の第66回NHK杯トーナメントの決勝は24日に放送され、一力遼八段(21)が井山裕太五冠(29)を破り、初優勝した。

一力八段はこれまで第62回、第64回と決勝で敗れていた。今回は準々決勝で余正麒八段(23)、準決勝で許家元碁聖(21)と同世代の強豪を連破し、決勝では第一人者の井山五冠を破った。

一力八段は「準優勝が続いていたので、今年はなんとしてもという気持ちが強かった。結果を残すことができてほっとしている」と話した。

2019 年3月3日掲載

プロ棋士ペア碁選手権2019 藤沢里菜・一力遼組が優勝

ペアを組んだ男女が交互に打つ「プロ棋士ペア碁選手権2019」(日本ペア碁協会主催)の決勝が3日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、藤沢里菜女流名人(20)・一力遼八段(21)組が、大沢奈留美四段(42)・許家元(きょ・かげん)碁聖(21)組を破り初優勝した。藤沢・一力組は今夏に行われる世界ペア碁最強位戦に日本代表として出場する。

プロ棋士ペア碁選手権2019 藤沢里菜・一力遼組が優勝

ペア碁選手権には16組32人が出場、2月9日に1回戦から準決勝が行われ、両ペアとも3勝した。相談して打つことはできないため、2人の息が合わないとうまく進めることができないところがペア碁の難しさでもあり、魅力でもある。藤沢女流名人が「一力八段とは安心して打つことができた。優勝できてうれしい」と言えば、一力八段も「ひとりで打っているときのように違和感がなかった」と笑顔をみせた。藤沢女流名人は平成29年に羽根直樹九段と組み優勝しているが、一力八段は初の優勝。藤沢・一力組はともに10代だった27年にも組んで、そのときは1回戦で負けている。

プロ棋士ペア碁選手権2019 藤沢里菜・一力遼組が優勝

藤沢女流名人は6日に開幕する第31期女流名人戦三番勝負(産経新聞社主催)で、謝依旻(しぇい・いみん)六段(29)の挑戦を受ける。ペア戦での優勝を弾みに、女流名人3連覇を目指す。

プロ棋士ペア碁選手権2019 藤沢里菜・一力遼組が優勝