
【第51期名人戦最終予選】(黒)桑原樹二段 対 関航太郎九段(白)実戦からの一手です。
第145手目、黒番の桑原樹二段が「アキ三角」を打ちました。この一手は、A・Bを両にらみの手筋です。

もし下図のように進行した場合、黒は中央で生きることができ、盤面ではおよそ10目以上のリードとなります。

実戦では白が攻め合いを選択しましたが、結果として黒の桑原二段が混戦を制し、勝利を収めました。

勝利した桑原樹二段は、第51期名人戦最終予選決勝へと進出を果たしました。対戦相手は張豊猷九段で、対局日は11月13日です。もし桑原二段が勝利すれば、史上最年少での名人リーグ入り(17歳2ヵ月)となります。
これまでの最年少記録は芝野虎丸七段の17歳11ヵ月(当時)、その前は井山裕太七段の18歳5ヵ月(当時)でした。
【第51期名人戦最終予選】(黒)桑原樹二段 対 関航太郎九段(白)

2025年11月7日、第2回日本女子囲碁リーグ(Li LEAGUE)のドラフト式が行われました。各チームが1名をプロテクト(保護指名)、残り3名をドラフト方式で選抜する形で選手を決めました。

藤沢里菜女流本因坊に星合志保四段が挑戦する第44期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)手合五番勝負第5局が、11月5日に東京都千代田区の日本棋院で行われました。藤沢女流本因坊が星合四段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ成績3勝2敗で防衛、女流本因坊位6連覇を達成しました。
10月22日 9:00 - 立会人の向井千瑛六段の合図で対局が始まりました。
10月22日 12:00 - 昼食時間。両対局者ともに「人形町 今半」の「山吹」。

10月22日 12:40 - 対局が再開されました。
10月22日 15:00 - 午後のおやつ。藤沢女流本因坊:ショコラケーキ。星合四段:ショートケーキ。


10月22日 17:55 - 終局。藤沢女流本因坊が星合四段に黒番中押し勝ちを収めました。

2025年11月1日(土)、東京都千代田区の日本棋院東京本院にて、第8回SGW杯中庸戦(協賛:株式会社セントグランデW)の本戦が開幕しました。本大会は、開催年の4月1日時点で31歳以上60歳以下の棋士のうち、七大棋戦・竜星戦・阿含桐山杯・SGW杯中庸戦のいずれも優勝経験がない棋士による特別棋戦です。
優勝決定戦は、ここまで全勝の鈴木伸二八段と沼舘沙輝哉七段による対戦となりました。熱戦の末、鈴木八段が白番5目半勝ちを収め、優勝を飾りました。

2025年10月31日から11月3日まで、中国・貴州省貴陽市にて、中日韓国際囲碁招待戦が開催されます。

10月27日、中国・四川省成都市の城厢古城璞域ホテルにて、「2025青白江・城厢古城杯」中日韓女子囲碁リーグ頂上決戦の2日目の対局が行われました。決勝戦では、上海星小目チームが成都銀行チームを2対1で破り、優勝を果たしました。
囲碁・将棋チャンネルチーム 1 : 2 保寧チーム
⭕️ 藤沢里菜七段 - 金多瑛五段 ❌

❌ 星合志保四段 - 金珉舒四段 ⭕️

❌ 高山希々花初段 - 李瑟珠三段 ⭕️

優勝:上海星小目チーム

準優勝:成都銀行チーム

3位:保寧チーム

4位:囲碁・将棋チャンネルチーム


10月27日、世界アマチュア囲碁選手権戦の日本代表決定戦が行われ、アマ名人の夏冰さんがアマ本因坊の平岡聡さんに勝利し、来年韓国で開催される世界大会に日本代表として出場します。

世界アマチュア囲碁選手権戦は、国際囲碁連盟の主催で毎年開催され、各加盟国・地域から1名ずつ代表が出場します。

1980年の創設以来、2009年までの30回のうち、1987年の北京大会を除く29回が日本各地で開催されてきました。2010年以降は、開催地が世界各国へと拡大し、中国、韓国、タイ、ロシア、マレーシア、カナダなど、多様な地域で開催されるようになりました。

10月25日、中国・四川省成都市の城厢古城璞域ホテルにて、「2025青白江・城厢古城杯」中日韓女子囲碁リーグ頂上決戦の1回戦が行われました。
囲碁・将棋チャンネルチーム 1 : 2 上海星小目チーム
❌ 藤沢里菜七段 - 唐嘉雯六段 ⭕️


⭕️ 星合志保四段 - 唐奕五段 ❌


❌ 徐文燕二段 - 芮廼偉九段 ⭕️


成都銀行チーム 2 : 1 保寧チーム
⭕️ 呉侑珍九段 - 李瑟珠三段 ❌

❌ 羅楚玥六段 - 金多瑛五段 ⭕️

⭕️ 陸敏全六段 - 金珉舒四段 ❌


10月26日、成都青白江区の城廂古城・文廟広場にて、「希望囲碁教室」授与式と、プロ棋士による公益指導碁イベントが開催されました。
日本棋院元理事長の小林覚九段と双龍棋具董事長の呉亜偉さんからは、碁盤と碁石が贈られ、

日本棋院常務理事の青木喜久代八段、山西人民出版社元社長の姚軍さんからは書籍が贈られました。

その後、参加棋士による指導碁が行われました。







第7回「中日韓聶衛平杯 囲碁マスターズ」が10月25日、中国・成都・杜甫草堂で開催され、1回戦と2回戦が行われました。
ベテラン組1回戦:❌ 依田紀基九段 - 胡耀宇八段 ⭕️

ベテラン組1回戦:❌ 小松英樹九段 - 周鶴洋九段 ⭕️

若手組1回戦:⭕️ 福岡航太朗七段 - 胡子豪六段 ❌

若手組1回戦:⭕️ 桑原樹二段 - 呉依銘七段 ❌

若手組2回戦:❌ 福岡航太朗七段 - 金升珍六段 ⭕️

若手組2回戦:❌ 桑原樹二段 - 朴只玹七段 ⭕️


2025年「青白江・城厢古城杯」中日韓女子囲碁リーグ頂上決戦は、いよいよ10月25日(土)に第1回戦を迎えます。日本女子囲碁リーグ優勝チーム・囲碁将棋チャンネルチームは、中国女子甲級リーグ準優勝チーム・上海星小目チームと対戦します。
囲碁将棋チャンネル VS 上海星小目
成都銀行 VS 保寧
徐文燕二段は、青白江区で行われた伝統文化体験イベントに参加し、無形文化遺産である「藍染め」を体験しました。青の染料を使って丁寧に布を染め上げる作業に挑戦し、会場では称賛され、笑顔を見せる一幕もありました。










第73期王座戦挑戦手合五番勝負の第2局が10月24日、愛知県蒲郡市「銀波荘」で行われました。井山裕太王座が挑戦者の一力遼棋聖に白番中押し勝ちを収め、シリーズを1勝1敗のタイに戻しました。第3局は11月14日、大阪市のウェスティンホテル大阪で行われます。
10月23日 - 対局前日に「検分」が行われました。


10月24日 10時 - 立会人の羽根直樹九段の合図で対局が始まりました。

12時 - 昼食。井山王座:上寿司(お吸い物付き)。一力棋聖:天ざるそば。


13時 - 対局再開しました。
15時 - おやつ時間。井山王座:ショコラトルテ・和紅茶。一力棋聖:西尾抹茶とみかん餡・ザクロティーソーダ。


17時15分 - 終局。一力棋聖の投了で、シリーズを1勝1敗のタイに戻しました。


第7回「中日韓聶衛平杯 囲碁マスターズ」が10月25日、中国・成都・杜甫草堂で開催される予定です。
ベテラン組(40歳以上)と若手組(20歳以下)の2部構成で行われます。両組の優勝者が最終決戦を行い、優勝者を決定します。
🔶ベテラン組
🔷若手組

2025「青白江・城厢古城杯」中日韓女子囲碁リーグ頂上対決が10月25日、中国・成都で開催される予定です。
①日本優勝チーム:囲碁将棋チャンネル
藤沢里菜七段、星合志保四段、徐文燕二段、高山希希花初段
②韓国優勝チーム:保寧
金多瑛五段、金珉舒四段、李スルジュ三段、李舒媖初段
③中国優勝チーム:成都銀行
陸敏全六段、羅楚玥六段、呉侑珍九段、趙奕斐五段
④中国準優勝チーム:上海星小目
唐嘉雯六段、芮乃偉九段、唐奕五段

10月23日、第50期棋聖戦挑戦者決定トーナメントにおいて、許家元九段が福岡航太朗七段を破り、挑戦者決定戦に進出しました。この決定戦は変則三番勝負として行われ、芝野十段に1勝保有の有利な条件が設定されています。許九段が棋聖挑戦権を獲得するためには、2連勝が絶対条件となります。

藤沢里菜女流本因坊に星合志保四段が挑戦する第44期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)手合五番勝負第4局が、10月22日に東京都千代田区の日本棋院で行われました。星合四段が藤沢女流本因坊に白番1.5目勝ちを収め、シリーズ成績2勝2敗のタイとしました。決着を最終局に持ち込みました。第5局は11月5日、引き続き日本棋院で行われる予定です。
10月22日 9:00 - 立会人の片岡聡九段の合図で対局が始まりました。
10月22日 12:00 - 昼食時間。両対局者ともに六歌撰の「万葉」。

10月22日 12:40 - 対局が再開されました。
10月22日 15:00 - おやつが運ばれました。藤沢女流本因坊:ゴンドラのクレームカラメル。星合四段:ゴンドラのショートケーキ。


10月22日 17:55 - 終局。星合四段が藤沢女流本因坊に白番1.5目勝ちを収めました。

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10月21日、札幌市厚別区の「ホテルエミシア札幌」にて第51期天元戦の第2局が打たれました。黒番の一力遼天元が挑戦者の志田達哉八段に2目半勝ちを収め、3連覇に王手をかけました。第3局は11月9日に佐賀県唐津市「おんくり唐津」にて行われる予定です。
9時 - 立会人の河野臨九段の合図で対局が始まりました。

10時 - 午前のおやつ。一力天元:「白ブドウジュース」。志田八段:「赤ブドウジュース」。


12時 - 昼食。一力天元:「ミニちらし寿司と幌加内そばセット」。志田八段:「豚丼とタラバガニの鉄砲汁」。


13時 - 対局再開しました。
14時 - 午後のおやつ時間。一力遼天元:「中華デザート5種盛り」。志田八段:白ブドウジュース。


17時05分 - 終局。一力遼天元が挑戦者の志田達哉八段に黒番2目半勝ちを収め、3連覇に王手をかけました。


「関西棋院女流棋士採用試験」の結果、藤澤ななみさんが正棋士として採用されることが決定しました。入段日は2026年1月1日付となります。実父は藤澤一就八段、実祖父は藤沢秀行名誉棋聖、そして藤沢里菜七段は異母姉です。囲碁界の名門一族から、また新たなプロ棋士が誕生しました。
藤澤ななみさん、一次試験(棋譜審査)および二次試験(院生師範・阿部良希五段との試験対局)を突破しました。10月13日に行われた最終試験では、受験者の定先・白半目コミ出しの条件で高山邊楓実初段に中押し勝ちを収めました。その後、10月20日に開催された関西棋院の審査役会において、正式に入段が決定しました。
関西棋院において女性のプロ棋士が誕生するのは、高山邊楓実初段が入段した2021年6月以来、約4年ぶりのことです。

10月20日、第50期棋聖戦挑戦者決定トーナメントにおいて、Aリーグ優勝者の高尾紳路九段とCリーグ優勝者の福岡航太朗七段の対局が行われました。結果は福岡七段が白番中押し勝ちを収め、快進撃を続けています。
福岡七段の次の対戦相手は、Sリーグ2位の許家元九段です。両者の直近の対戦成績は、福岡七段から見ると1勝2敗です。

日本棋院は女子囲碁団体戦「Li LEAGUE(リーリーグ)」の第2回大会に関する詳細を発表しました。名称の “Li” は、L=Ladies(女性) と i=Igo(囲碁) を意味しており、女性棋士のしなやかさと囲碁の静かな強さを重ね合わせたものです。
| 項目 | 第1回 | 第2回 |
|---|---|---|
| 選手選抜方式 | 全員ドラフトによる選抜 | 各チーム1名をプロテクト可、残り3名をドラフト選抜 |
| チーム編成 | リーグ戦・決勝戦ともに3人編成 | リーグ戦:3人編成/決勝戦:4人編成 |
| 対局数 | 1日に4チームが対局 | 1日に2チームが対局 |
| 対局進行 | 3局同時に開始 | 1局終了後に2局を開始 |
| 開始時間 | 10時・14時・15時 | 主に17時開始(誘致地により変更あり) |
| 持ち時間 | 各1時間+1手30秒の秒読み | フィッシャー方式:5分+1手ごとに15秒加算 |

第73期王座戦挑戦手合五番勝負の第1局が10月17日、神奈川県秦野市「陣屋」で行われました。挑戦者の一力遼棋聖が井山裕太王座に白番中押し勝ちを収め、先勝しました。第2局は24日、愛知県蒲郡市の銀波荘で行われます。
10月16日 - 対局前日に「検分」が行われました。


10月17日 10時 - 立会人の趙治勲名誉名人の合図で対局が始まりました。

12時 - 昼食。井山王座:天ぷらそば。一力棋聖:「陣屋伊勢海老カレー」。


13時 - 対局再開しました。
15時 - おやつ時間。両者とも:フルーツ盛り合わせとアイスコーヒー。

17時15分 - 終局。井山王座の投了で、一力棋聖が先勝しました。


第3回衢州爛柯杯決勝三番勝負第3局が10月15日、中国・浙江省衢州の国際囲碁文化交流センターで行われ、党毅飛九段が申眞諝九段に黒番中押し勝ちを収め、8年ぶりの世界戦優勝を果たしました。
優勝賞金は180万元(約4000万円)、準優勝は60万元(約1300万円)です。
近年の世界囲碁界では、30代での優勝は10年ぶりです。




一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局が愛知県田原市の旅館「角上楼」で行われました。芝野十段が一力名人に対し白番中押し勝ちを収め、シリーズを3勝3敗のタイに戻しました。
10月15日 9:00 - 前日まで封じた局面まで並べ直しました。

10月15日 9:10 - 封じ手を立会人の小県真樹九段が開封し、芝野十段がその場所に打って対局が再開された。


10月15日 12:00 - 2日目の昼食。一力名人:「鴨南蛮蕎麦と小海老かき揚げ」。芝野十段:「渥美サーモン漬け丼と大浅利浜焼き」。


10月15日 13:00 - 対局が再開されました。
10月15日 15:00 - 2日目の午後おやつ時間。一力名人:「フルーツの盛り合わせ」。芝野十段:「抹茶とあずきのムース」。


10月15日 18:28 - 終局。芝野十段が一力名人に対し白番中押し勝ちを収め、シリーズを3勝3敗のタイに戻しました。

第3回衢州爛柯杯決勝三番勝負第2局が10月14日、中国・浙江省衢州の国際囲碁文化交流センターで行われ、申眞諝九段が党毅飛九段に黒番1.5目勝ちを収め、シリーズは1勝1敗のタイに戻りました。


優勝賞金は180万元(約4000万円)、準優勝は60万元(約1300万円)です。対局は中国ルールで行われ、コミは7目半。持ち時間は各2時間、秒読みは60秒×5回が与えられます。
決勝三番勝負第3局が15日に行われる予定です。

一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局が、10月14日に愛知県田原市の旅館「角上楼」で始まりました。手番だった芝野十段が73手目を封じ、1日目を終えました。
10月14日 9:00 - 立会人の小県真樹九段の合図で対局が始まりました。

10月14日 12:00 - 昼食時間。一力名人:「渥美サーモン握り寿司と松茸茶碗蒸し」。芝野十段:「親子丼とミニうどん」。


10月14日 13:00 - 対局が再開されました。
10月14日 15:00 - おやつが運ばれました。両者とも:イチゴのショートケーキ、マスクメロン。

10月14日 17:30 - 手番だった芝野十段が「封じ手」を行いました。

10月14日 17:40 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。
1日目が終了した時点、一力遼名人(白番)の勝率は77%です。

藤沢里菜女流本因坊に星合志保四段が挑戦する第44期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)手合五番勝負第3局が、10月14日に東京都千代田区の日本棋院で行われました。藤沢女流本因坊が星合四段に白番中押し勝ちを収め、6連覇に王手をかけました。第4局は10月22日、引き続き日本棋院で行われる予定です。
10月14日 9:00 - 立会人の小林泉美七段の合図で対局が始まりました。
10月14日 12:00 - 昼食時間。両対局者とも明治座の「瑞雲」。

10月14日 12:40 - 対局が再開されました。
10月14日 15:00 - おやつが運ばれました。藤沢女流本因坊:【アルカディア市ヶ谷】さつま芋ロール。星合四段:【アルカディア市ヶ谷】季節のショートケーキ。


10月14日 17:55 - 終局。藤沢女流本因坊が星合四段に白番中押し勝ちを収めました。


10月13日、大阪市中央区の関西棋院にて「第69期山陽新聞杯関西棋院第一位決定戦 挑戦手合三番勝負」第1局が行われました。余正麒第一位が挑戦者の瀬戸大樹八段に白番中押し勝ちを収め、先勝しました。
第2局は、11月10日(月)に関西棋院で行われます。

韓国第30回女流国手戦準決勝が10月13日、韓国・囲碁TVスタジオで行われ、崔精九段が仲邑菫四段を351手に及ぶ大熱戦の末、1目半の差で勝利し、決勝進出を決めました。

対局後、崔九段は次のように振り返りました。「序盤の作戦がうまくいかず、時間の使い方も悪かったです。どこを打っても難しい場面で、時間を使いすぎたことが後半まで影響しました。中央の戦いでは自分でも混乱してしまい、悪手を何度か打ってしまいました。相手が冷静に対応していたら、もっと苦しかったと思います。」

仲邑菫四段が唯一勝利を挙げたのは、昨年12月の女子棋聖戦決勝第1局でした。

もう一方の準決勝では、金恩持九段と呉侑珍九段が対戦します。優勝賞金は3,000万ウォン、準優勝は1,000万ウォン。

第3回衢州爛柯杯決勝三番勝負第1局が10月12日、中国・浙江省衢州の国際囲碁文化交流センターで行われ、党毅飛九段が申眞諝九段に黒番中押し勝ちを収め、先勝しました。
優勝賞金は180万元(約4000万円)、準優勝は60万元(約1300万円)です。対局は中国ルールで行われ、コミは7目半。持ち時間は各2時間、秒読みは60秒×5回が与えられます。
決勝三番勝負第2局が14日に行われる予定です。

神奈川県平塚市で10月12日、「第28回湘南ひらつか囲碁まつり1000面打ち大会」が開催されます。国内最大級の囲碁イベントとして知られ、初心者から経験者まで幅広い層が楽しめる恒例行事です。会場は平塚駅北口の紅谷パールロード周辺で、12:30から16:00までの間に2回の対局が行われます。各回500名です。
正午を過ぎると来場者も増え、紅谷町まちかど広場周辺は大きな賑わいを見せました。親子連れや若い世代の姿も多く見られ、「囲碁」という伝統文化が地域に根付いていることを感じさせます。
湘南の秋空の下、囲碁を愛する人々が一堂に会する「湘南ひらつか囲碁まつり」は、今年も多くの笑顔を生み出しています。






2025年「青白江・城廂古城杯」中日韓女子囲碁リーグ頂上決戦の競技規程が発表されました。大会は10月24日から28日まで、中国・四川省成都市青白江区で行われます。24日に選手が集合し、25日と27日に対局、28日に閉会式が予定されています。
大会には4チームが出場し、中国女子囲甲リーグ優勝・準優勝チーム、日本女子囲碁リーグ優勝チーム、韓国女子囲碁リーグ優勝チームの計4チームです。
優勝チームには30万元(約630万円)、準優勝には20万元(約420万円)、3位には12万元(約250万円)、4位には10万元(約210万円)です。

2025年9月の碁力スコア変動状況をまとめました。9月の碁力スコア上昇トップ3は沼舘沙輝哉七段(+170)、河野光樹八段(+158)、竹下凌矢二段(+148)です。
| 順位 | 棋士名 | スコア変動 | 9月初 | 9月末 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 沼舘沙輝哉七段 | ▲170 | 2507 | 2677 | 勝勝勝勝 |
| 2 | 河野光樹八段 | ▲158 | 2527 | 2685 | 勝勝勝勝 |
| 3 | 竹下凌矢二段 | ▲148 | 2551 | 2699 | 勝勝 |
| 4 | 栁原咲輝二段 | ▲136 | 2537 | 2673 | 勝勝勝負負勝勝 |
| 5 | 鶴田和志六段 | ▲132 | 2760 | 2892 | 勝負勝勝 |
| 6 | 佃亜紀子六段 | ▲120 | 2238 | 2358 | 勝負勝勝 |
| 7 | 三戸秀平四段 | ▲118 | 2512 | 2630 | 勝勝勝勝 |
| 8 | 内田修平八段 | ▲115 | 2408 | 2523 | 勝勝 |
| 9 | 望月研一八段 | ▲107 | 2501 | 2608 | 勝勝負 |
| 10 | 加藤啓子六段 | ▲105 | 2253 | 2358 | 勝勝負 |
| 11 | 鈴木嘉倫八段 | ▲101 | 2451 | 2552 | 勝勝勝 |
| 12 | 鈴木伸二八段 | ▲101 | 2940 | 3041 | 勝勝勝勝 |
| 13 | 鳥井裕太四段 | ▲101 | 2584 | 2685 | 勝勝勝勝 |
| 14 | 青木紳一九段 | ▲95 | 2556 | 2651 | 勝勝勝 |
| 15 | 重川明司二段 | ▲92 | 2352 | 2444 | 負勝 |
| 16 | 木部夏生三段 | ▲78 | 2522 | 2600 | 勝勝勝勝負負 |
| 17 | 石榑郁郎九段 | ▲77 | 2515 | 2592 | 勝勝 |
| 18 | 三谷哲也八段 | ▲73 | 2521 | 2594 | 勝 |
| 19 | 王立誠九段 | ▲72 | 2772 | 2844 | 勝勝勝 |
| 20 | 柳井一真初段 | ▲71 | 2449 | 2520 | 勝勝負 |
| 順位 | 棋士名 | スコア変動 | 9月初 | 9月末 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 依田紀基九段 | ▼234 | 3190 | 2956 | 負負 |
| 2 | 許家元九段 | ▼156 | 5335 | 5179 | 負勝勝勝負 |
| 3 | 広瀬優一七段 | ▼128 | 3542 | 3414 | 勝勝負勝勝勝勝 |
| 4 | 中野寛也九段 | ▼128 | 2737 | 2609 | 勝勝負負負 |
| 5 | 向井千瑛六段 | ▼122 | 2828 | 2706 | 負負 |
| 6 | 孫喆七段 | ▼121 | 3421 | 3300 | 負負勝勝負負 |
| 7 | 高梨聖健九段 | ▼121 | 2770 | 2649 | 負負負 |
| 8 | 奥田あや五段 | ▼119 | 2615 | 2496 | 負負 |
| 9 | 秋山次郎九段 | ▼115 | 3538 | 3423 | 勝負 |
| 10 | 金賢貞四段 | ▼107 | 2498 | 2391 | 負負 |

一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われました。芝野十段が一力名人に白番中押し勝ちを収め、シリーズを2勝3敗としました。







一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が、10月7日に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で始まりました。手番だった芝野十段が96手目を封じ、1日目を終えました。
10月7日 9:00 - 立会人の趙治勲九段の合図で対局が始まりました。

10月7日 12:00 - 昼食時間。一力名人:カレーライス。芝野十段:オムライス。


10月7日 13:00 - 対局が再開されました。
10月7日 15:00 - おやつが運ばれました。一力名人:ぶどうのどらケーキ。芝野十段:ワッフル。


10月7日 17:30 - 手番だった芝野十段が「封じ手」を行いました。

10月7日 17:40 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。
1日目が終了した時点、一力遼名人(黒番)の勝率は73%です。

藤沢里菜女流本因坊に星合志保四段が挑戦する第44期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)手合五番勝負第2局が、10月7日に東京都千代田区の日本棋院で行われました。星合四段が白番1目半勝ちを収め、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。第3局は10月14日、引き続き日本棋院で行われる予定です。






10月6日、第50期棋聖戦挑戦者決定トーナメントにおいて、Bリーグ優勝者・張栩九段とCリーグ優勝者・福岡航太朗七段の対局が行われました。結果は福岡七段が白番1.5目勝ちを収め、張九段に対して公式戦4連勝としています。
福岡七段の次の対戦相手は、Aリーグ優勝者の高尾紳路九段です。両者は今年の【第73期王座戦本戦1回戦】で対局しており、その際は高尾九段が黒番で勝利しました。