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ハマ、アゲハマは、囲碁では対戦中に盤上の相手の石のいくつかを取り上げることがあり、日本ルールにおいてはその取り上げた石をハマもしくはアゲハマと呼ぶ。後で数がわかるように手元に置いておかなければならず、通常碁笥の蓋を裏返して、ハマを乗せておく。なお投了の意思表示の際の作法の一つとして、投了する側がハマを盤上に置く行為が一般化している。

囲碁は地を大きく囲んだ方が勝ちとなるゲームなので、極めて重要な概念である。

重要な概念ではあるが、自分の地を守ることや相手の地を攻めることにこだわりすぎたり、まだ地になっていないそれ以外が疎かになるのも問題であり、その攻守と次への展開のバランスを取っていく難しさもある。

下図のような終局図では、aの点が「白地」、bの点が「黒地」となる。cはどちらの地でもない「ダメ」である。

地の中に相手の死んだ石がある場合、終局後に取り上げられて敵の地に埋められることになる。上の図では△の白石は生きられないため、終局を確認した後取り上げられ、白地に埋められる。これを勘定して、黒地は21目、白地は17目あるため、上図では黒の盤面4目勝ちとなる。

囲碁において重要な概念で、「相手に絶対に取られる事の無い石」と「取られても新しく取られない石を置ける石」を活きた石、それ以外の相手に取られる石を死んだ石と表現するため、これを合わせて死活と呼ぶ。

詰碁などの死活を扱った問題のことを死活問題(しかつもんだい)といい、現代日本語で「わが社にとっての死活問題」などと言うのは、囲碁の死活に由来する。

お互いが交互に相手の石を取り、無限に続きうる形。

実際には下記のようなルールによって、無限反復は禁止されている。
対局者の一方がコウの一子を取った場合、もう一方は他の部分に一手打ち、相手がそれに受けたときに限り、コウの一子を取り返すことができる。すなわち、(盤面全体として)同じ形を繰り返してはならない。

手抜くことが出来ない部分に打って相手に受けさせる手のことを「コウダテ」といい、その部分のことを「コウ材」といい、その数によってコウ勝負が決まる。相手のコウダテを受けず(手抜き)、コウをツグまたはコウを作っている相手の石を取ることを「コウに勝つ」や「コウを解消する」と表現する。コウに勝つことを目指すか、コウを譲って他で得をするかは、全局的な形勢判断のもとに決める。

棋譜(きふ)とは、互いの対局者が行った手を順番に記入した記録を指す。また同時に、棋譜が記入された用紙(つまり棋譜用紙)を意味する時もある。

碁盤(ごばん)は、囲碁の用具の一つで碁石を打つ板のことである。

盤上の線のことを「路」と呼ぶ。現代の標準は19路であり、公式な対局でも19路盤が使われている。

  • 碁石(ごいし)は、囲碁に使用する用具で、黒・白2色の円盤形の物体である。黒白2色で一揃いとなり、碁笥(ごけ、または、ごす)ないし碁器(ごき)と呼ばれる容器に入れておく。囲碁を行う上では単に「石」と呼んだりする。

  • 碁笥(ごけ、または、ごす)とは、碁石を入れる容器。碁器(ごき)とも呼ばれる。

一間にトンだ相手の石の間に、文字通り割り込むように打つ手のこと。一間トビの連絡を断つ手段として打たれる。下図黒1が「ワリコミ」である。

相手が隣り合った隅を占めた時、その中間付近に打つ手を指していう。「割り打ち」とも表記される。下図左辺黒1がワリウチの一例である。相手の勢力圏を分割するように打ち、模様化を防ぐ目的で打たれる。多くの場合、第3線(第4線のこともある)に打たれる手を指す。相手の勢力圏の真ん中に打つ手でも、中央付近に打たれる手は通常ワリウチとは呼ばない。

相手の石に上からかぶせるように打ち、進路を阻む手を指す。下図の黒1のような手が「ボウシ」である。文字通り相手の頭にかぶせるように打つため、「帽子」の連想で名付けられた。

自分と相手の石が接触している状態から、相手の石の行く手を制限するように、自分の石から見て斜めの位置に打つ手を指す。図1の白△に打つ手が「ハネ」である。

主に隅の石にカカってきた相手の石を、ヒラキを妨害するように挟撃する手を指す。多くの場合、挟む石も挟まれる石も3線か4線にある場合に使い、中央にある石を挟撃しても「ハサミ」とは呼ばない。下図黒1がハサミの例である。

横に二路、縦に二路離れた2つの石の間にある点を指す[1]。下図黒1と▲がハザマの位置関係である。黒1のようにハザマを作る手を「ハザマトビ」[2]、白2のようにその間隙を衝く手を「ハザマを衝く」と表現する。ただしハザマトビとハザマをつく手を両方とも単に「ハザマ」と表記してあることも多い。

次に相手の石を切断することを狙って接近する手を指す。動詞では「ノゾく」という。

すでに打たれている相手の石に隣接させるように打つ手を指す。例えば下図の黒1などがツケの例である。

相手と自分の石が一路隙間を空けて対峙しているとき、その隙間に打つ手のこと。文字通り相手に突き当たるような手。下図が「ツキアタリ」の一例である。

斜めの位置関係にある相手の石を、つながらせないように連絡を絶つ手のこと。「切り」と表記されることも多い。動詞では「キる」「切る」と表現される。

相手の石の斜め上に打つ手を指す。文字通り、相手の石の「肩」を上方から衝く手段で、「カタツキ」とカタカナで表記されることも多い。動詞では「肩をつく」と表現される。

相手の石より高い位置からかぶせるように打って封鎖を図る、あるいは相手を低位に圧迫するような手のこと。動詞では「カケる」となる。

相手の打った隅の石に対して接近して打ち、シマリを妨害して敵に確定地を作らせないように打つ着点のことである。カカリは囲碁における石の接触の第一段階であり、ほとんど全ての対局で打たれる。

自分の石と相手の石が斜めの位置関係にあるとき、その両方に隣接させるように打ち、相手の石を押しつけるようにして自分の石の勢力範囲を伸ばす手である。

相手の石が進出してくるのを止めるように打つ手[1]。形式としてはハネの形になるもの、マガリの形になるものなどが含まれ、きちんとした定義は難しい。あくまで進出を止めるニュアンスの手段の総称である。例えば、下の図1・2の黒1のように、相手の隅への侵入を防ぐ手はいずれも「オサエ」と表現される。

相手の石が斜めに並んでいる(コスんだ形)とき、その両方に接触させるように打って次の切断を狙う手のこと。動詞では「アテコむ」となる。「ガチャン」とも。

相手の石を完全に囲んで取る一歩手前の状態のこと[1]。次に相手が逃げ出さなければ石を取られることになる。アタリの状態にすることを「アタリをかける」「アテる」などといい、アタリをかける手のことをアテと呼ぶ。

相手の石の下をくぐるように盤端に打って自分の石同士を連絡する手を指す。動詞では「ワタる」「渡る」と表現する。

すでにある自分の石から曲がった形に打つ手のこと[1]。動詞では「マガる」という。漢字では「曲がる」と表記される。下図黒1が「マガリ」の例。

すでに打たれた自分の石から辺へ向かって展開するように打つ手を指す。根拠の確保や勢力圏の拡大を目指す手である。漢字では「拆き」と表記する。動詞では「ヒラく」と表現する。

横に二路、縦に二路離れた2つの石の間にある点を指す[1]。下図黒1と▲がハザマの位置関係である。黒1のようにハザマを作る手を「ハザマトビ」[2]、白2のようにその間隙を衝く手を「ハザマを衝く」と表現する。ただしハザマトビとハザマをつく手を両方とも単に「ハザマ」と表記してあることも多い。

漢字では「這い」と表記し、動詞では「ハウ」となる。形としては「オシ」に似ているが、相手の石よりも低い位置で、辺に平行するように打つ手。下図の黒1,3がハイの一例である。

すでに打たれた自分の石に隣接させて打つ手を指す。文字通り自分の石を伸ばすように打つ手で、動詞では「ノビる」となる。下図1がノビの実例である。

自分のすでに打たれた石の隣に打つ手。動詞では「ナラぶ」となる。似たような術語に「ノビ」「ヒキ」などがあるが、ナラビは相手の打った石に呼応して打つのではなく、自分の石だけに隣接させて打つ手のイメージである。また盤の端に向かって打つ手には「サガリ」が用いられる。

すでに打った石を相手に切断されないよう連絡する手を指す。ツナギとも。

自分の石から1路または2路離れた位置に打つ手のことをいう[1]。あまり離れすぎているものは繋がりとしての意味がないため、3路以上の間があるものは普通はトビとは呼ばない。動詞形では「トブ」または「飛ぶ」という。また、根拠を確保する目的で三線や四線で辺に平行に打った場合はヒラキといい[2]、トビとは区別する。

「スベリ」とは、盤面の辺において、高い位置にある相手の石に対し、自分の石を低く(第一線あるいは第二線へ)滑り込ませるように打つ手のことを指す。また、「走る」という表現を使うこともある(「二線へ走る」など)。通常既にある第三線の石から第二線へ、あるいは第二線の石から第一線へ、ケイマや大ゲイマの位置に打つことになる。二線へのスベリは相手の地を荒らす手として、また自らの根拠を確保する手として大きな価値を持つことが多い。

隅にすでに打った石(小目・星・目ハズシ・高目など)の周辺に打ち、隅の地を確保する手をいう。動詞としては「シマる」という言い方をする。

線の石から1線にスベリを打つこと[1]。通常サルスベリといった場合大ゲイマスベリを指し、「大ザル」とも呼ぶ。小ゲイマスベリの場合は区別して「小ザル」と呼ぶことがある。大ザルは場合にもよるが先手8目ほどの大きなヨセであるため、ヨセの初期段階で打たれることが多い。

すでに打たれた自分の石から、盤端に近い方に向けて隣接させて打つ手のこと。多くの場合第1~第3線に打つ手を指し、それより高い場合は「ノビ」や「ナラビ」という語が使われることが多い。動詞では「サガる」となる。昔は「オリる」という言葉も使われたが、近年では廃れている。下図1がサガリの実例である。

すでにある自分の石から斜め隣に打つ手のこと。動詞では「コスむ」という。漢字では「尖み」と表記されるが、近年ではほとんど用いられない。

下の黒1に打つ手がコスミである。aやbの点に黒石や白石がある場合には「コスミ」とは言わない(黒石がある場合は「マガリ」、白石がある場合は「ハネ」という言葉を用いる)。 コスミは白がaに打ってくればb、bに打ってくればaとツゲば切断されることがない。このため足は遅いが確実に連絡しており、中央への堅実な進出手段となる。また、死活やヨセの手段としても頻出する。

ケイマは囲碁において、すでにある石から横に二路、縦に一路(または横に一路、縦に二路)離れた位置関係のことを指す。下図がケイマの位置関係である。 英語では "knight jump" 。将棋の桂馬やチェスのナイトの動きのような位置関係であることから名づけられた。向きは問わない。なお将棋では「桂馬」と漢字で書くが、囲碁ではふつうカタカナで表記する。

上図のケイマより石が一路遠い、下図の黒石ような位置関係は「大ゲイマ(おおげいま)」と称する。下図の白石のような、さらにもう一路遠いものは「大々ゲイマ(だいだいげいま)」である(白の配置)。これに対比させて通常のケイマを「小ゲイマ」と称することもある。

何らかの理由があって自らアキ三角を作りに行く形という意味で、動詞として「グズむ」「愚集む」

黒1のような手がグズミ。この手は自らアキ三角を作る手であるため悪手に見えるが、逆に白から1に打たれると白が非常に好形になるうえ、Aの断点を狙われる。黒からAと打てば、逆にBの断点を狙える。このような場合は1の地点がお互いの急所となる。

延期--第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦 中国棋院、不参加を通告—LG杯の余波広がるか?

韓国で開催された第29回LG杯決勝戦の影響が続いています。中国棋院は、来月に予定されていた韓国主催の第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦(柯潔九段がワイルドカード)への不参加を通知しました。韓国棋院は第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦の開催が延期されたことを発表しました。

ソパルコサノル世界最高棋士決定戦

この大会は、韓国が新たに創設した国際棋戦で、2月6日から10日までの開催が予定されていました。韓国4名、中国3名、日本1名、台湾1名の計9名が総当たり戦を行い、優勝者を決める形式です。韓国棋院は、中国棋院からの不参加通告を受け、第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦の開催が延期されたことを発表しました。

特に注目されていたのは、LG杯決勝戦に出場した柯潔九段が主催者推薦枠(ワイルドカード)で参加する予定だった点です。しかし、中国棋院の決定により、この大会の開催が不透明となりました。

中国棋院、海外棋士の甲級リーグ参加を禁止

1月25日には、中国棋院が2025年の中国甲級リーグ(男子甲級リーグ、女子甲級リーグ、全国囲碁団体戦「男子乙級、男子丙級、女子団体戦」)への外国棋士の参加を禁止する決定を発表しました。この決定について、中国棋院は「若手棋士の育成を徹底し、公正な競技環境を確保するため、慎重な検討の結果、このように決定した」と説明しています。

農心杯への影響も懸念

現在、中国と韓国は春節(旧正月)の大型連休中にあり、大型連休明けに事態がどのように進展するかは未知です。

また、農心辛ラーメン杯第3ステージが、影響を受ける可能性もあります。

芝野、無冠からの再挑戦 十段位の挑戦権を獲得

産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第63期十段戦」の挑戦者決定戦が1月30日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。芝野虎丸九段が241手までで許家元九段に黒番中押し勝ちし、十段位の挑戦権を獲得しました。

井山裕太十段との対決、3月3日に開幕

芝野九段は、現在十段・王座・碁聖の三冠を保持する井山裕太十段に挑みます。シリーズ第1局は、3月3日に大阪府東大阪市の大阪商業大学で開幕予定です。

過去の対戦成績

井山十段と芝野九段のこれまでの対戦成績は、井山十段が36勝、芝野九段が26勝となっており、井山十段がリードしています。

挑戦権を獲得した芝野九段は「こんなに早く挑戦の機会が来たことがすごくうれしい。本戦では内容の良くない碁もあったが、せっかくここまで勝つことができたので頑張りたい」と語りました。

関連棋譜:

【第63期大和ハウス杯十段戦挑戦者決定戦】(黒)芝野虎丸九段 対 許家元九段(白)

第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ

第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第2局が、1月25日と26日の両日、栃木県日光市の「日光千姫物語」で打たれました。一力遼棋聖が190手で井山裕太王座に白番中押し勝ちを収め、シリーズ成績を1勝1敗としました。

第3局は2月5日(水)、2月6日(木)宮城県仙台市「宮城県知事公館」で行われます。

対局の流れ

  • 1月24日 - 検分と前夜祭 👈👈
  • 1月25日 - 1日目 👈👈
  • 1月26日 9:00 - 前日まで封じた局面まで並べ直しました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 9:10 - 封じ手を立会人の片岡聡九段が開封しました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 9:10 - 一力棋聖がその場所に打って対局が再開された。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 午前のおやつ - 一力棋聖:羊羹とオレンジジュース、抹茶。井山王座:ホットコーヒー。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 12:00 - 2日目の昼食。一力棋聖:天ぷらそば。井山王座:ちらし寿司。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 13:00 - 対局が再開されました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 15:00 - 2日目の午後おやつ時間。両者ともにフルーツ盛り合わせ。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
  • 1月26日 18:10 - 終局。一力棋聖が190手で白番中押し勝ちを収め、対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込みました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 2日目の流れ

特設ページ:

第49期棋聖戦挑戦手合七番勝負

関連棋譜:

【第49期棋聖戦挑戦手合第2局】(黒)一力遼棋聖 対 井山裕太王座(白)

第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

1月25日、第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第2局、1日目の対局が栃木県日光市の「日光千姫物語」で行われます。17時30分に白番の一力棋聖が88手目を封じて1日目が終了しました。

1日目

  • 1月24日 - 検分と前夜祭 👈👈
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 8:53 - 一力棋聖が入室。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 8:55 - 井山王座も入室。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 9:00 - 立会人の片岡聡九段の合図で対局が始まりました。

  • 1月25日 9:05 - 黒番の井山王座が右上隅小目に打ちました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 10:30 - 午前のおやつ。一力棋聖がコーヒーゼリー(アイスクリーム抜き)とオレンジジュース(左)、井山王座がホットコーヒー
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 12:00 - 昼食時間。一力棋聖:ちらし寿司。井山王座:天ぷらそば。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 13:00 - 対局が再開されました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 15:00 - 午後のおやつは、両者ともにフルーツ盛り合わせ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 17:30 - 手番だった一力棋聖が「封じ手」を行いました。
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ
    第49期棋聖戦七番勝負第2局 1日目の流れ

  • 1月25日 17:40 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。

  • 1日目が終了した時点、一力遼棋聖(白番)の勝率は31%です。

特設ページ:

第49期棋聖戦挑戦手合七番勝負

関連棋譜:

第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した

1月25日、第1回日本女子囲碁リーグの第6ラウンド(第2試合)が、チーム名古屋のホームである「日本棋院中部総本部」で行われました。チーム名古屋がチーム福岡を相手に2勝1敗で勝利し、勝ち点1を獲得しました。

先に終わった2局、両チームが1勝ずつを挙げる接戦となりました。チーム福岡の向井千瑛六段は、チーム名古屋の羽根彩夏二段に勝利しました。一方、チーム名古屋の加藤千笑三段が謝依旻七段を下しました。

勝敗を分けた逆転劇

勝負の行方を決めたのは、チーム福岡の辻華三段とチーム名古屋の高雄茉莉二段の対局でした。辻三段は中盤まで優勢を保っていましたが、後半で流れを崩してしまい、最終的には高雄二段に逆転を許してしまいました。この結果により、チーム名古屋が勝利を収めました。

辻華三段、2025年黒星スタート

辻華三段にとって、この対局は2025年の公式戦初戦でした。優位を築きながらも勝利を逃してしまい、チームを勝利に導くことができなかったのは悔しい結果となりました。

チーム名古屋 2-1 チーム福岡

  • 主将戦 - (勝)向井千瑛六段 vs 羽根彩夏二段(負)
    第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した
  • 副将戦 - (負)辻華三段 vs 高雄茉莉二段(勝)
    第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した
  • 三将戦 - (負)謝依旻七段 vs 加藤千笑三段(勝)
    第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した

第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した
第1回日本女子囲碁リーグ第6R 辻華、惜しくも勝利を逃した

関連棋譜:

特設サイト:

第1回日本女子囲碁リーグ

第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭

1月24日、一力遼棋聖に井山裕太王座が挑む第49期棋聖戦七番勝負第2局、栃木県日光市の旅館「日光千姫物語」にて対局室の検分と前夜祭が行われました。この地での開催は昨年に続き2年連続となります。

対局室検分

碁石や碁盤の感触、室内の温度、トイレの位置などを確認した両対局者は、数分で検分を終えました。

第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭

検分後のインタビュー: 一力棋聖

  • 日光入りは東武鉄道の「スペーシアX」に乗りましたね。
    (去年は乗れず)楽しみにしていました。初めて乗ることができてうれしかったですし、乗り心地もすごくよかったです。

  • 去年のシリーズから白番が勝つ傾向がありますが、意識はしますか?
    特に意識はしていないですが、1勝1敗と2連敗ではだいぶ違うので、重要な対局だと思っています。

  • 今週は大相撲を観戦に行っていたそうで、テレビにもばっちり映っていました。
    国技館自体も初めて行きましたし、迫力があって楽しかったですね。気分転換になりました。

  • 明日からの対局に向けて
    必勝祈願もしていただきました。体調も問題ないですし、自分にできるベストを尽くしたいです。2日間戦い抜きたいですね。

検分後のインタビュー: 井山王座

  • 先勝して迎える2局目です。2連勝できるか、1勝1敗になるかでは大きく変わるのでは?
    序盤ではありますし、深く意識することはないですが、第1局同様、自分のベストを尽くして、いいパフォーマンスができればと思っています。

  • 過密日程が続いています。体調の方はいかがでしょう。
    重要な対局が続くと日程はどうしても過密になり、大変さもありますが、それ以上に充実感を感じています。それもプラスに働いているのではないかと思います。

  • 今日のネクタイピンは眼鏡ですか。オシャレですね。
    いや、特に意図はないです(笑)。時々つけていますよ。

  • 日光と言えば、去年は前夜祭で歌の歓迎がありましたが、今年もあるという話です。
    去年を鮮明に覚えています(笑)。今まで数多く前夜祭は経験しましたが、初めての経験だったので。今年は去年の経験がありますから、それを踏まえて前夜祭に臨めれば。

前夜祭:開催地の情熱

今年もその伝統を引き継ぎ、手作り感あふれる素敵な会が開かれました。特に盛り上がりを見せたのは、地元の日光吹奏楽団による生演奏のコーナーです。音楽教室の先生が「囲碁の聖地日光の歌」と「囲碁よろしくの歌」というオリジナルソングを熱唱すると、会場は一体となって盛り上がりました。

両対局者の挨拶

井山裕太王座が「ほかにはない雰囲気の前夜祭でありがたい」と語り、一力遼棋聖も「熱烈な歓迎をうれしく思います」と挨拶しました。

第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭

ギャラリー

第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭
第49期棋聖戦七番勝負第2局 対局室検分と前夜祭

女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇

女流本因坊5連覇を果たした藤沢里菜女流3冠の第43期女流本因坊就位式が、1月24日に東京都内のホテルで行われました。5連覇を達成した藤沢女流3冠は「連覇はとても大変だが、これから少しでも連覇を積み重ねていけたらいい」と意欲を語りました。

昨年11月に入籍した夫で囲碁棋士の横塚力七段も花束を手に祝福に駆け付け、「10連覇でも20連覇でも続けていただきたい」とお祝いの言葉を述べました。

フルセットを制した

藤沢女流3冠が5連覇を決めた第43期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負(共同通信社・日本棋院主催、JA共済連・共栄火災協賛)は、昨年9月18日に岩手県花巻市の温泉旅館「佳松園」で第1局が開始されました。藤沢女流3冠は2連勝でスタートしましたが、挑戦者の牛栄子四段が2連勝で追い上げる展開となりました。そして昨年11月15日に行われた第5局では、藤沢女流3冠が勝負強さを発揮して制し、同じ年齢のライバルである牛四段の挑戦を退けました。

祝福の声

主催者の株式会社共同通信社・三土正司社長は、「藤沢女流3冠の5連覇とご結婚は、日本棋院が創立100周年を迎えた昨年にふさわしい慶事です」と、公私ともに充実した藤沢女流3冠を祝福しました。また、花巻市で第1局を主催した岩手日報社・川村公司社長は、「花巻は多くの人に力や幸運を与える“パワースポット”です」と地元の喜びを語りました。

日本棋院の武宮陽光理事長は「実力者同士の熱戦でしたが、いくつもの修羅場を乗り越えてきた藤沢さんが素晴らしい実力を発揮して勝利しました」と称賛しました。藤沢女流3冠のファンである宮本文義さんも「夫である横塚力さんの力も得て、さらなる高みを目指していただきたいです。」

就位式には関係者約80人が参加しました。協賛社であるJA共済連・共栄火災からは、5連覇を記念してJAタウンギフト券やおコメ券の副賞が藤沢女流3冠に贈られました。

ギャラリー

女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇
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女流本因坊就位式 藤沢里菜女流3冠、女流本因坊5連覇

杉内寿子八段、最年長対局記録を更新 自己記録をさらに「70日」更新

1月23日、最年長対局記録保持者である杉内八段が、自己記録をさらに「70日」更新し、97歳10カ月17日を達成しました。千代田区の日本棋院で杉内八段は今年最初の対局に臨みました。対局相手は70歳の石倉昇九段でした。

杉内八段

昭和2年(1927年)3月6日生。静岡県出身。12年故喜多文子名誉八段に入門。昭和17年入段、19年二段、23年三段、24年四段、28年五段、31年六段、48年七段、58年八段杉内雅男九段は夫。旧姓本田。楠光子八段、本田幸子七段は実妹。門下に加藤朋子六段、菅野尚美三段。

関連棋譜:

【第50期棋聖戦FT】(黒)石倉昇九段 対 杉内寿子八段(白)

第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第2局 上野(妹)が初防衛

1月23日、第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負の第2局では、上野梨紗女流棋聖が向井千瑛六段に白番中押し勝ちを収め、2勝0敗でタイトル防衛を果たしました。

優勝後インタビュー

対局後、上野女流棋聖は「今日は勝つとは思っていなかったが、逆転で勝つことができてうれしかった」と感想を語りました。また、「姉(愛咲美女流立葵杯)のアドバイス通りに最強に打つことができたかな」と振り返り、感謝の気持ちを表しました。さらに、「防衛できたからには、来期からも気合を入れて頑張りたい」と笑顔で意気込みを語りました。

「まず防衛できてよかったです。昨年はベスト4で負けたことが多かったので、もっと上に上がることを目指したいです。今年は45勝を目標にします」。さらに、「本当は50勝と言いたいところですが、その大変さはよく分かっています。毎年たくさん勝っている里菜先生や姉は、本当にすごいと思います」。

第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第2局 上野(妹)が初防衛
第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第2局 上野(妹)が初防衛

特設ページ:

第28期ドコモ杯女流棋聖挑戦手合三番勝負

関連棋譜:

【第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合第2局】(黒)向井千瑛六段 対 上野梨紗女流棋聖(白)

第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦 対局日程発表

韓国が主催する第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦の9人による総当たりリーグ戦の対局スケジュールが公開されました。注目の初戦は2月6日から始まります。

リーグ戦の対局スケジュール(敬称略)

  • 2月6日 第1ラウンド

    • 10時:姜東潤 vs 申旻埈
    • 12時:許皓鋐 vs 朴廷桓
    • 17時:許嘉陽 vs 福岡航太朗
    • 19時:柯潔 vs 申真谞
  • 2月7日 第2ラウンド

    • 10時:申旻埈 vs 屠晓宇
    • 12時:姜東潤 vs 福岡航太朗
    • 17時:許嘉陽 vs 許皓鋐
    • 19時:柯潔 vs 朴廷桓
  • 2月8日 第3ラウンド

    • 10時:朴廷桓 vs 姜東潤
    • 12時:許嘉陽 vs 申旻埈
    • 17時:屠晓宇 vs 許皓鋐
    • 19時:申真谞 vs 福岡航太朗
  • 2月9日 第4ラウンド

    • 10時:柯潔 vs 許嘉陽
    • 12時:屠晓宇 vs 姜東潤
    • 17時:申真谞 vs 許皓鋐
    • 19時:朴廷桓 vs 福岡航太朗
  • 2月10日 第5ラウンド

    • 10時:許嘉陽 vs 屠晓宇
    • 12時:申旻埈 vs 許皓鋐
    • 17時:柯潔 vs 福岡航太朗
    • 19時:申真谞 vs 朴廷桓
  • 6月9日 第6ラウンド

    • 10時:屠晓宇 vs 福岡航太朗
    • 12時:許嘉陽 vs 申真谞
    • 17時:姜東潤 vs 許皓鋐
    • 19時:柯潔 vs 申旻埈
  • 6月10日 第7ラウンド

    • 10時:申真谞 vs 姜東潤
    • 12時:許嘉陽 vs 朴廷桓
    • 17時:柯潔 vs 屠晓宇
    • 19時:申旻埈 vs 福岡航太朗
  • 6月11日 第8ラウンド

    • 10時:申真谞 vs 申旻埈
    • 12時:屠晓宇 vs 朴廷桓
    • 17時:柯潔 vs 許皓鋐
    • 19時:許嘉陽 vs 姜東潤
  • 6月12日 第9ラウンド

    • 10時:朴廷桓 vs 申旻埈
    • 12時:屠晓宇 vs 申真谞
    • 17時:許皓鋐 vs 福岡航太朗
    • 19時:柯潔 vs 姜東潤

ルールと賞金

持ち時間は各1時間、さらに1手ごとに30秒の加算がある累積時間制で進行されます。

最終的にリーグ戦の上位2名(2位同点の場合、6月13日プレーオフを行う予定)が10月に三番勝負の決勝戦で対決します。

優勝賞金は2億ウォン(約2000万円)、準優勝賞金は1億ウォン(約1000万円)とされています。