
第30回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選の1回戦が、8月19日に韓国棋院で行われました。初日、日本勢の成績は10勝11敗となります。
結果は以下の通りです。
❌ 西岡正織五段 - 鄭誓儁六段(韓国)⭕️
❌ 六浦雄太八段 - 張濤八段(中国)⭕️
❌ 小西理章三段 - 成家業五段(中国)⭕️
❌ 伊田篤史九段 - 王世一八段(中国)⭕️
⭕️ 大西竜平七段 - 金泰憲アマ(韓国)❌
❌ 広瀬優一七段 - 朴炫洙六段(韓国)⭕️
⭕️ 田中康湧五段 - 鄭宇津三段(韓国)❌
⭕️ 三浦太郎四段 - 梁鐘燦三段(韓国)❌
⭕️ 徐文燕二段 - 朴昭律四段(韓国)❌
❌ 星合志保四段 - 李娜炅二段(韓国)⭕️
❌ 高雄茉莉二段 - 張夢瑤四段(中国)⭕️
⭕️ 藤澤里菜七段 - 鄭有珍四段(韓国)❌

⭕️ 羽根彩夏二段 - 金相仁三段(韓国)❌
⭕️ 上野梨紗三段 - 柳信成初段(韓国)❌

⭕️ 重川明司初段 - 崔珉瑞五段(韓国)❌
⭕️ 三戶秀平四段 - 李承石初段(韓国)❌
❌ 桑原樹二段 - 林義現四段(韓国)⭕️
⭕️ 田中佑樹三段 - 徐芝山初段(韓国)❌
❌ 朝日悠俊初段 - 崔勝喆二段(韓国)⭕️
❌ 蕭鈺洋三段 - 傅健恆七段(中国)⭕️
❌ 藤田怜央初段 - 魯禹真初段(韓国)⭕️
2回戦は8月20(水)、21日(木)に打たれる予定です。
2回戦の対局カード:
佐田篤史七段 - 鄭誓儁六段(韓国)
熊木熙弥二段 - 許嘉陽九段(中国)
謝依旻七段 - 元晟溱九段(韓国)
フィトラ二段 - 彭立堯九段(中国)
横塚力七段 - 崔宰榮八段(韓国)
大西竜平七段 - 梁寓晳六段(韓国)
渡辺寛大四段 - 金桐漢初段(韓国)
近藤登志希三段 - 楊冬四段(中国)
藤井浩貴三段 - 賴均輔九段(台)
井川崚吾初段 - 陳正勳八段(台)
張豊猷九段 - 朴炫洙六段(韓国)
西健伸六段 - 尹聖植四段(韓国)
曽富康三段 - 段博堯四段(中国)
田中康湧五段 - 胡耀宇八段(中国)
中濵孝ノ輔二段 - 孫遠三段(中国)
鶴田和志七段 - 文敏鍾八段(韓国)
三浦太郎四段 - 尹顕斌初段(韓国)
小松大樹四段 - 金康旻三段(韓国)
上野愛咲美六段 - 范胤八段(中国)
徐文燕二段 - 金彩瑛九段(韓国)
藤澤里菜七段 - 李貞垠初段(韓国)
羽根彩夏二段 - 尹羅恩初段(韓国)
中根直行九段 - 金秀壯九段(韓国)
久保秀夫七段 - 睦鎭碩九段(韓国)
蘇耀国九段 - 梁建九段(韓国)
柳時熏九段 - 金鐘秀九段(韓国)
金秀俊九段 - 李聖宰九段(韓国)
上野梨紗三段 - 重川明司初段
三戶秀平四段 - 李奈炫二段(韓国)
田中佑樹三段 - 李昇珉初段(韓国)
中根大喜初段 - 林義現四段(韓国)

第30回三星火災杯統合予選は8月19日から24日まで行われる予定です。一般組(11枠)、女子組(1枠)、シニア組(1枠)、U20組(1枠)、世界組(1枠)に分かれています。日本勢が45名出場します。
















「一力遼杯仙台囲碁フェスティバル」が8月16日(土)、17日(日)の二日間にわたり開催されました。一力遼九段を間近に感じられる機会として昨年から始まり、今年で第2回を迎えます。経験者による本格的な囲碁大会に加え、初心者や子供たちも楽しめる体験企画が多数用意されています。
大会では「囲碁入門体験」や「親子ペア碁体験教室」といった初心者向け企画のほか、「囲碁ロボット体験」や「グッズ・特産物販売」など、多彩な催しが行われしました。
特設イベントとして、一力棋聖の著書出版を記念した「一碁一会」トークショー(16日)、大会参加者の対局を題材とした大盤解説会(17日)が予定されています。また、一力棋聖による入門体験コーナーや写真・サイン会も実施されます。仙台出身の小幡みのり新初段による記念指導碁も行われました。
イベントは「一力遼杯仙台囲碁フェスティバル実行委員会」が主催し、GOMARUが運営を担当します。特別協力として河北新報社、さらに宮城県囲碁連盟や地元囲碁団体、NPO法人洪道場囲碁普及会なども協力し、地域一体となって囲碁文化の発信を支えています。












8月14日、第50期棋聖戦Sリーグ、芝野虎丸十段と余正麒八段の一局が打たれ、芝野十段が白番2目半勝ちを収めました。芝野十段は4勝0敗の成績で最終戦を待たずにSリーグ優勝を決めました。
棋聖戦の制度がS・A・B・Cリーグの4段階制に改められて以来、Sリーグ優勝者は全員が最終的に挑戦者となっています。

【第50期棋聖戦Sリーグ】(黒)余正麒八段 対 芝野虎丸十段(白)実戦からの一手です。
対局は第86手まで進み、白番の芝野虎丸十段が打った「ハサミツケ」は、黒の弱点を突く良い手です。

もし黒が下図のように戦いに踏み込めば、攻め合いの結果は白の勝ちとなります。

実戦では黒が我慢し、単に連絡をしました。上辺の黒地が一瞬で白地に変わってしまいました。プロ棋士の世界の恐ろしさが実感されます。

少し前に戻って、黒は「ナラビ」で守った方が良い選択かもしれないです。


【第3回岩本薫記念益田杯本戦4回戦】(黒)竹下奈那初段 対 小幡みのり初段(白)実戦からの一手です。
対局は第94手まで進み、白番の小幡みのり初段が打った「ハネ」は、勝利を確定させる決め手です。

白は地合いでおよそ10目リードしており、唯一勝敗を逆転する可能性があったのは右下です。下図のような手順でコウを作る手段があります。

実戦では黒が「オサエ」と打ったため、白が先手でコウの芽を摘み取りました。そのまま白の優勢が最後まで続きました。

大きくリードしている時こそ、自分の弱点をしっかり補強し、相手に逆転のチャンスを与えないことが大切です。

18歳以下(2025年4月1日現在)かつ二段以下の日本棋院東京本院所属棋士によるリーグ戦、第3回岩本薫記念益田杯(主催:日本棋院、後援:益田市・益田市教育委員会、協賛:有限会社道栄商事)の3回戦が、8月13日(水)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われました。
昨日行われた1・2回戦で連勝を果たした4名による対局、【桑原樹二段 対 嵯峨駿太郎初段】 【後藤一二段 対 重川明司初段】は、桑原二段と重川初段が勝利し、決勝進出を決めました。
岩本薫記念益田杯は3年間の開催経費を有限会社道栄商事様(代表取締役 道川雅一:東京益田会会員)が協賛し、令和5年度から日本棋院の主催で開始された棋戦です。
今年度が3年目の最終年度であり、9月23日(火・祝)に「第3回岩本薫記念益田杯」の決勝戦が、島根県益田市の芸術文化センター「グラントワ」にて開催されます。

18歳以下(2025年4月1日現在)かつ二段以下の日本棋院東京本院所属棋士によるリーグ戦、第3回岩本薫記念益田杯(主催:日本棋院、後援:益田市・益田市教育委員会、協賛:有限会社道栄商事)の1・2回戦が、8月12日(火)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われました。
初日の2回戦までを終えて、2連勝を飾ったのは後藤一二段、桑原樹二段、重川明司初段、嵯峨駿太郎初段の4名です。
岩本薫記念益田杯は3年間の開催経費を有限会社道栄商事様(代表取締役 道川雅一:東京益田会会員)が協賛し、令和5年度から日本棋院の主催で開始された棋戦です。
今年度が3年目の最終年度であり、9月23日(火・祝)に「第3回岩本薫記念益田杯」の決勝戦が、島根県益田市の芸術文化センター「グラントワ」にて開催されます。

8月11日、大阪府大阪市の関西棋院で行われた第81期本因坊戦予選Bにおいて、今村俊也九段が辰己茜四段に白番中押し勝ちを収め、公式戦通算1100勝(548敗2持碁)を達成しました。
今村九段の通算成績は1100勝548敗2持碁で、勝率は66.7%です。
今村俊也九段は1966年3月29日、奈良県天理市生まれ。苑田勇一九段門下で、関西棋院所属。1980年に入段し、1990年に九段昇段。1984年の第15期新鋭戦で優勝し、第9期新人王を獲得しました。また、1994年の第38期関西棋院第一位戦を制覇し、通算4期(第38・42・44・46期)優勝。これまでに獲得したタイトルは通算6冠に上ります。
| ID | 棋士 | 達成日 | 年齢 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 林海峰 名誉天元 | 1998年03月02日 | 55歳9か月 | 42年11か月 |
| 2 | 加藤正夫 名誉王座 | 1999年03月18日 | 52歳0か月 | 34年11か月 |
| 3 | 小林光一 名誉棋聖 | 2002年02月28日 | 49歳5か月 | 34年10か月 |
| 4 | 趙治勲 名誉名人 | 2002年04月04日 | 45歳9か月 | 34年0か月 |
| 5 | 大竹英雄 名誉碁聖 | 2004年07月22日 | 62歳2か月 | 48年3か月 |
| 6 | 羽根泰正 九段 | 2008年06月19日 | 63歳11か月 | 50年2か月 |
| 7 | 武宮正樹 九段 | 2012年06月21日 | 61歳5か月 | 47年2か月 |
| 8 | 山城宏 九段 | 2012年12月20日 | 54歳4か月 | 40年8か月 |
| 9 | 王立誠 九段 | 2013年05月23日 | 54歳6か月 | 41年1か月 |
| 10 | 本田邦久 九段 | 2013年10月02日 | 68歳3か月 | 52年8か月 |
| 11 | 結城聡 九段 | 2014年03月31日 | 42歳1か月 | 30年0か月 |
| 12 | 小林覚 九段 | 2016年11月03日 | 57歳6か月 | 42年7か月 |
| 13 | 依田紀基 九段 | 2017年06月29日 | 51歳4か月 | 37年2か月 |
| 14 | 石田秀芳 二十四世本因坊 | 2019年01月17日 | 70歳5か月 | 55年8か月 |
| 15 | 片岡聡 九段 | 2020年07月23日 | 61歳11か月 | 48年3か月 |
| 16 | 王銘琬 九段 | 2020年09月03日 | 58歳9か月 | 43年5か月 |
| 17 | 山下敬吾 九段 | 2022年09月15日 | 44歳0か月 | 28年5か月 |
| 18 | 彥坂直人 九段 | 2024年09月19日 | 47歳10か月 | 33年5か月 |
| 19 | 工藤紀夫 九段 | 2024年01月22日 | 83歳5か月 | 68年9か月 |
| 20 | 高尾紳路 九段 | 2024年09月19日 | 47歳10か月 | 33年5か月 |
| 21 | 淡路修三 九段 | 2025年01月09日 | 75歳4か月 | 56年9か月 |
| 22 | 石井邦生 九段 | 2025年04月28日 | 83歳4か月 | 69年0か月 |
| 23 | 羽根直樹 九段 | 2025年05月29日 | 48歳9か月 | 34年2か月 |
| 24 | 張栩 九段 | 2025年06月12日 | 45歳4か月 | 31年2か月 |
| 25 | 今村俊也 九段 | 2025年08月11日 | 59歳4か月 | 45年4か月 |

「ペア碁ワールドフェスティバル2025」が、2025年8月8日(金)から10日(日)までの3日間、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のEXPOメッセ「WASSE」で開催されます。本イベントは、万博のシグネチャー企画「世界遊び・学びサミット」の一環として行われ、国内外約40か国・地域から約250組500名が参加します。世界各地のアマチュア選手や日本のトッププロ棋士がペアを組み、ペア碁を通じて交流と平和を広げます。
決勝戦では、上野梨紗女流棋聖と佐田篤史七段のペアが向井千瑛六段と許家元九段のペアに黒番中押し勝ちを収め、優勝を果たしました。

日本棋院は8日、棋戦「阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦」について、諸般の事情により、第32期となる今期限りで休止すると発表しました。
決勝戦は、当初京都の阿含宗本山総本殿での開催が予定されていましたが、10月1日に日本棋院東京本院で行うことに変更されました。

【第64期大和ハウス杯十段戦予選A】(黒)藤井浩貴三段 対 小池芳弘七段(白) 実戦からの一手です。
対局は第122手まで進み、白番の小池芳弘七段が打った「ノビ」は、非常に厳しい一手でした。

下図は黒が注文した予想図です。

しかし、実戦は小池七段が反撃しました。結果として中央の黒地が4〜5目も減ってしまいました。
プロの対局では、この差は決定的なものです。

単に守るだけでなく、チャンスがあればしっかり反撃する意識を持つことが、勝負の流れを変えるきっかけになります。

8月7日、第51期天元戦本戦の準決勝が打たれ、志田達哉八段が村川大介九段に黒番中押し勝ちを収め、挑戦者決定戦に進出しました。挑戦者決定戦の対戦相手は芝野虎丸十段です。

8月7日に行われた第50期棋聖戦Bリーグの1局で、白番の張栩九段が柳時熏九段に対してわずか54手という異例の速さで中押し勝ちを収め、6勝1敗の成績でB1リーグ1位を確定させました。
張栩九段は、B2リーグを制した大竹優七段とBリーグの優勝決定戦をします。
また、酒井佑規六段も今期5勝1敗の好成績でB1リーグ2位となり、張栩九段と共に来期の棋聖Aリーグへ昇格することが決まりました。

第49回文部科学大臣杯 全国高等学校囲碁選手権大会の全国大会が、2025年8月5日・6日の2日間にわたって開催されました。男子個人戦では、埼玉県・大宮高等学校の渡邉彩登さんが優勝を果たしました。女子個人戦では、東京都・女子聖学院高等学校の倉谷圭乃さんが優勝を飾りました。
| 順位 | 氏名 | 都道府県 | 学校名 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 渡邉 彩登 | 埼玉 | 大宮高等学校 |
| 2位 | 宮本 将伍 | 熊本 | 熊本高等学校 |
| 3位 | 北野 圭亮 | 兵庫 | 西宮南高等学校 |
| 4位 | 恵原 蓮 | 千葉 | 船橋芝山高等学校 |
| 5位 | 撹上 龍之介 | 愛知 | 名古屋経済大学市邨高等学校 |
| 6位 | 草木 和仁 | 京都 | 同志社国際高等学校 |
| 7位 | 坂下 悠太 | 沖縄 | 首里高等学校 |
| 8位 | 高山 皐 | 秋田 | 秋田高等学校 |
| 順位 | 氏名 | 都道府県 | 学校名 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 倉谷 圭乃 | 東京 | 女子聖学院高等学校 |
| 2位 | 篠原 由奈 | 愛知 | 千種高等学校 |
| 3位 | 井上 葉月 | 滋賀 | 彦根東高等学校 |
| 4位 | 石原 莉子 | 愛知 | 南山高等学校女子部 |
| 5位 | 鈴木 時 | 秋田 | 御所野学院高等学校 |
| 6位 | 鳥居 志帆 | 長崎 | 長崎東高等学校 |
| 7位 | 迫 蒼生 | 鹿児島 | 鹿児島高等学校 |
| 8位 | 久保 幸香 | 大阪 | 追手門学院高等学校 |
【第49回高校選手権男子個人戦決勝】(黒)宮本将伍アマ 対 渡邉彩登アマ(白)
【第49回高校選手権女子個人戦決勝】(黒)倉谷圭乃アマ 対 篠原由奈アマ(白)

第30回LG杯朝鮮日報棋王戦の準決勝戦が8月6日、韓国棋院にて行われ、一力遼九段と申旻埈九段(韓国)がそれぞれ勝利を収め、決勝進出を果たしました。



一力遼九段は準決勝で卞相壹九段を破り、初のLG杯決勝進出を果たしました。日本勢がLG杯の決勝に進出するのは、張栩九段(第9回)、井山裕太九段(第22回)に続き3人目となります。
決勝三番勝負は、2026年1月19日、21日、22日に開催される予定です。
優勝賞金は3億ウォン(約3,300万円)、準優勝賞金は1億ウォン(約1,100万円)
【第30回LG杯準決勝】(黒)卞相壹九段 対 一力遼九段(白)
【第30回LG杯準決勝】(黒)許皓鋐九段 対 申旻埈九段(白)

【第64期大和ハウス杯十段戦予選A】(黒)藤沢里菜七段 対 黄翊祖九段(白) 実戦からの一手です。
対局は第201手まで進み、黒の藤沢里菜七段が「アタリ」を打ちました。この一手は、自分の黒石一子をあえて犠牲にして、

黒2・黒4が先手となりました。

その結果、図3の黒1が成立し、「a」と「b」が見合いとなります。

ここで白番の黄翊祖九段が投了しました。ちなみにこのあと、白1「ナラビ」が手筋です。黒の5子を取ることはできますが、それでも形勢をひっくり返すには至らないです。

あえて石を捨て、有利に運ぶ「捨て石」の発想は、非常に重要な考え方です。

2025年8月4日・5日、第49回全国高等学校囲碁選手権大会の団体戦が開催され、女子団体戦で愛知県の南山高等学校女子部、男子団体戦では東京都の駒場東邦高等学校が優勝しました。
| 順位 | 都道府県 | 学校名 |
|---|---|---|
| 優勝 | 愛知 | 南山高等学校女子部 |
| 2位 | 東京 | 白百合学園高等学校 |
| 3位 | 京都 | 洛南高等学校 |
| 4位 | 滋賀 | 彦根東高等学校 |
| 5位 | 長野 | 須坂高等学校 |
| 6位 | 山梨 | 甲府第一高等学校 |
| 7位 | 栃木 | 宇都宮女子高等学校 |
| 8位 | 神奈川 | 桐蔭学園高等学校 |
| 順位 | 都道府県 | 学校名 |
|---|---|---|
| 優勝 | 東京 | 駒場東邦高等学校 |
| 2位 | 埼玉 | 春日部高等学校 |
| 3位 | 秋田 | 秋田高等学校 |
| 4位 | 宮城 | 仙台第二高等学校 |
| 5位 | 東京 | 麻布高等学校 |
| 6位 | 広島 | 広島学院高等学校 |
| 7位 | 神奈川 | 栄光学園高等学校 |
| 8位 | 岡山 | 岡山朝日高等学校 |
@浴衣囲碁まつり2025













@ヒカルの碁原画展

6月20日〜23日 会津中央病院・女流立葵杯決勝三番勝負





2025年5月24日 日本女子囲碁リーグ チーム福岡のシーズン最終戦


2025年3月29日 群遊2025






【第4回テイケイグループ杯レジェンド戦決勝】(黒)趙治勲名誉名人 対 彦坂直人九段(白)実戦からの一手です。
対局は第28手まで進み、白番の彦坂九段が【オサエ】の一手を打ちました。この手は一見控えめに見えますが、とても「手厚い」着手です。

この一手によって、黒石をしっかり封じ込めただけでなく、右辺にはしっかりとした白地ができました。さらに注目すべきは、白1の【ハネ】が先手になったことです。このハネも大きな目数につながり、実利の面でも大きいです。


厚くて、目数も増え、後続の手にもつながる着手は、基本的に「良い手」とされています。このような「手厚い」棋風を、ぜひ参考にしてみてください。
【第4回テイケイグループ杯レジェンド戦決勝】(黒)趙治勲名誉名人 対 彦坂直人九段(白)

韓国・ソウルの韓国棋院本館にて、第30回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦8強戦が8月4日午前10時より行われました。日本の一力遼九段は、韓国の安国鉉九段に黒番163手までで中押し勝ちを収め、準決勝へ進めました。
朴廷桓九段と卞相壹九段の一戦は、卞九段が白番146手で中押し勝ちを収めました。姜東潤九段と申旻埈九段の一戦では、申九段が226手で白番中押し勝ち。卞九段と申九段が勝ち上がりました。


許皓鋐九段と偰玹準九段の一戦は、偰九段の兵役服務期間のため、許九段の不戦勝となります。
一力遼九段(日本) vs 卞相壹九段(韓国)
申旻埈九段(韓国) vs 許皓鋐九段(台湾)




優勝賞金は3億ウォン(約3,300万円)、準優勝賞金は1億ウォン(約1,100万円)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)一力遼九段 対 安国鉉九段(白)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)朴廷桓九段 対 卞相壹九段(白)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)姜東潤九段 対 申旻埈九段(白)









韓国・ソウルの韓国棋院本館にて、第30回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦8強戦が8月4日午前10時より行われました。日本の一力遼九段は、韓国の安国鉉九段に黒番163手までで中押し勝ちを収め、準決勝へ進めました。
朴廷桓九段と卞相壹九段の一戦は、卞九段が白番146手で中押し勝ちを収めました。姜東潤九段と申旻埈九段の一戦では、申九段が226手で白番中押し勝ち。卞九段と申九段が勝ち上がりました。


許皓鋐九段と偰玹準九段の一戦は、偰九段の兵役服務期間のため、許九段の不戦勝となります。
一力遼九段(日本) vs 卞相壹九段(韓国)
申旻埈九段(韓国) vs 許皓鋐九段(台湾)




優勝賞金は3億ウォン(約3,300万円)、準優勝賞金は1億ウォン(約1,100万円)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)一力遼九段 対 安国鉉九段(白)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)朴廷桓九段 対 卞相壹九段(白)
【第30回LG杯準々決勝】(黒)姜東潤九段 対 申旻埈九段(白)









8月4日、第50期棋聖戦Aリーグの1局が打たれ、本木克弥九段が村川大介九段に敗れた結果、高尾紳路九段のAリーグ優勝を決めました。本木九段が2位となり、両者は来年度のSリーグに昇格を確定しました。

8月4日、第50期棋聖戦Aリーグの1局が打たれ、本木克弥九段が村川大介九段に敗れた結果、高尾紳路九段のAリーグ優勝を決めました。本木九段が2位となり、両者は来年度のSリーグに昇格を確定しました。

2025年7月の対局統計結果をまとめました。7月の碁力スコア上昇トップ3は近藤登志希三段(+267)、嵯峨駿太郎初段(+258)、余正麒八段(+205)です。
| 順位 | 棋士名 | スコア変動 | 7月初 | 7月末 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 近藤登志希 三段 | ▲267 | 2403 | 2670 | 勝 勝 勝 |
| 2 | 嵯峨駿太郎 初段 | ▲258 | 2178 | 2436 | 勝 勝 負 勝 |
| 3 | 余正麒 八段 | ▲205 | 4492 | 4697 | 負 勝 負 勝 勝 勝 |
| 4 | 広瀬優一 七段 | ▲202 | 3338 | 3540 | 負 勝 勝 勝 |
| 5 | 張豊猷 九段 | ▲186 | 2720 | 2906 | 勝 勝 |
| 6 | 鶴山淳志 八段 | ▲157 | 2624 | 2781 | 負 勝 負 |
| 7 | 重川明司 二段 | ▲136 | 2023 | 2159 | 勝 勝 |
| 8 | 村本渉 五段 | ▲129 | 2713 | 2842 | 勝 勝 勝 |
| 9 | 森田道博 九段 | ▲122 | 2438 | 2560 | 勝 勝 |
| 10 | 松本武久 八段 | ▲116 | 2874 | 2990 | 勝 勝 |
| 11 | 寺山怜 六段 | ▲112 | 2381 | 2493 | 勝 負 勝 勝 |
| 12 | 小林光一 九段 | ▲106 | 2520 | 2626 | 勝 勝 負 |
| 13 | 中根大喜 初段 | ▲101 | 2478 | 2579 | 勝 勝 勝 勝 |
| 14 | 古谷裕 八段 | ▲91 | 2330 | 2421 | 勝 |
| 15 | 小西理章 三段 | ▲91 | 2510 | 2601 | 勝 負 勝 |
| 16 | 張栩 九段 | ▲90 | 3307 | 3397 | 勝 勝 勝 勝 勝 |
| 17 | 王立誠 九段 | ▲89 | 2681 | 2770 | 負 負 勝 勝 勝 勝 |
| 18 | 黄翊祖 九段 | ▲85 | 2864 | 2949 | 勝 勝 勝 勝 負 |
| 19 | 三村智保 九段 | ▲78 | 2814 | 2892 | 勝 |
| 20 | 小山栄美 六段 | ▲77 | 2441 | 2518 | 勝 負 |
| 順位 | 棋士名 | スコア変動 | 7月初 | 7月末 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 表悠斗 二段 | ▼800 | 3917 | 3117 | 負 勝 勝 |
| 2 | 三浦太郎 四段 | ▼250 | 3716 | 3466 | 勝 負 勝 負 |
| 3 | 溝上知親 九段 | ▼249 | 3293 | 3044 | 負 負 負 勝 |
| 4 | 大竹優 七段 | ▼247 | 3755 | 3508 | 負 負 負 勝 勝 勝 勝 |
| 5 | 加藤千笑 三段 | ▼203 | 2928 | 2725 | 負 負 負 勝 負 |
| 6 | 平田智也 八段 | ▼179 | 3909 | 3730 | 勝 負 勝 負 勝 勝 |
| 7 | 横塚力 七段 | ▼177 | 3266 | 3089 | 勝 負 負 負 負 |
| 8 | 秋山次郎 九段 | ▼164 | 3969 | 3805 | 負 勝 |
| 9 | 井山裕太 王座・碁聖 | ▼163 | 4932 | 4769 | 勝 負 負 負 負 |
| 10 | 芝野虎丸 十段 | ▼153 | 5893 | 5740 | 負 勝 負 勝 勝 勝 勝 勝 勝 |

第4回テイケイグループ杯レジェンド戦の決勝戦が8月2日、東京都千代田区・市ケ谷の日本棋院で行われました。対局は、趙治勲名誉名人と彦坂直人九段による顔合わせとなり、彦坂九段が熱戦を制して初優勝を飾りました。
趙九段「彦坂九段は人柄が良くて、すこく正統派の碁で強い、尊敬できる人です。」
彦坂九段「治勲先生、僕が若い頃からとにかく一回も勝ったこともなく、ほとんと負けたのです。今の治勲先生が人間化(笑)になってきて、良い勝負できるかなと思っている。」
500万円

第50期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第4局が8月1日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。井山裕太碁聖が黒番中押し勝ちを収め、対戦成績を2勝2敗のタイに戻しました。決着は最終局に委ねられました。
2025年に入ってから、井山碁聖は芝野十段との対局で2勝7敗と大きく負け越していました。
| 日付 | 棋戦・対局名 | 勝者 |
|---|---|---|
| 3月3日 | 第63期十段戦 挑戦手合第1局 | 芝野虎丸 |
| 3月17日 | 第63期十段戦 挑戦手合第2局 | 芝野虎丸 |
| 3月24日 | 第80期本因坊戦 本戦2回戦 | 芝野虎丸 |
| 4月3日 | 第63期十段戦 挑戦手合第3局 | 芝野虎丸 |
| 6月25日 | 第50期碁聖戦 挑戦手合第1局 | 芝野虎丸 |
| 7月9日 | 第50期碁聖戦 挑戦手合第2局 | 井山裕太 |
| 7月18日 | 第50期碁聖戦 挑戦手合第3局 | 芝野虎丸 |
| 7月24日 | 第50期名人戦 リーグプレーオフ | 芝野虎丸 |
| 8月1日 | 第50期碁聖戦 挑戦手合第4局(今回) | 井山裕太 |
最終局は8月20日に同じく日本棋院東京本院にて行われます。
8月1日 9:00 - 立会人の河野臨九段の合図で対局が始まりました。

8月1日 12:00 - 昼食。井山裕太碁聖【明治座】瑞雲。芝野虎丸十段【あづまや】親子重。


8月1日 14:00 - 午後おやつ時間。両者とも:【アルカティア市ヶ谷 スリーぜ】のケーキ

8月1日 18:30 - 芝野虎丸十段が井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちを収め、2勝1敗で王手をかけました。
