5月22日、第50期碁聖戦準決勝が打たれました。芝野虎丸十段が林漢傑八段に黒番中押し勝ちを収め、碁聖位挑戦者決定戦進出を果たしました。挑戦者決定戦は5月29日、大竹優七段との対戦です。
本譜では双方に明確な疑問手はないです。
白48手は軽微なミスであり、K16に打つほうがより有利だとされています。
黒53手はやや損であり、G17が適切な手と評価されています。
白58手にはやや疑問があり、G3が良い選択とされています。
白60手は良くない一手で、G3に打つことが有力です。
この譜では、黒が一定の成果を上げ、やや形勢をリードしています。
黒61手は軽微なミスであり、B2が適切な選択です。
白68手はやや損であり、L14がより良い手とされています。
白76手もやや損で、F2への着手が望ましいです。
黒87手はやや繊細さに欠けており、J10に打つのが良いとされています。
この譜では、白は依然として苦しい戦いを強いられています。
黒93手には少し疑問があり、K11への着手がより良いとされています。
白94手もやや繊細さに欠けており、K11が好手です。
黒99手はやや損であり、M9が望ましい選択です。
白100手は軽微なミスで、M9が有力とされています。
この譜では、白の奮闘も実らず、形勢は困難な状況となりました。
黒123手には少し疑問があり、A2がより良い選択とされています。
黒137手もやや損で、M2が有力な着手です。
白144手にはわずかな疑問があり、L7に打つのが適切です。
白148手はやや損であり、M8が良い選択とされています。
この譜では、黒の優位が明確に現れました。
この譜では双方に明らかな問題手はなく、黒番の勝勢が確実となりました。
赤字経営が続く囲碁の日本棋院が、プロ棋士の年間採用数の削減に踏み切ることが明らかになりました。これまで年6人だった採用枠を、2028年度からは年4人に縮小します。狭き門がさらに狭まるこの決定に、プロを目指す子どもたちとその家族の間に波紋が広がっています。
3月に東京・市ケ谷の日本棋院本院で開かれた院生保護者会では、採用枠削減の理由として「経営の厳しさ」が説明されました。しかし、保護者からは「経営難のツケを子どもに払わせるのか」「夢がなさすぎる」といった反発の声が相次ぎ、予定を超える2時間以上の議論となりました。棋院側は「ご理解を」と繰り返しましたが、溝は埋まりませんでした。
日本棋院では、東京本院・関西総本部・中部総本部の3拠点で選抜試験を行ってきました。今後は以下のような段階的な削減が行われます。
また、東京で実施される選抜試験のうち、冬季試験の合格者も2人→1人に減少します。
プロ棋士への道はもともと険しいものであり、受験者の棋力はすでに並のプロに匹敵すると言われています。院生の多くは、家族とともに上京しながら日々修業を重ねており、その存在は「囲碁界の宝物」と称されています。それにもかかわらず、その門戸がさらに狭まることへの不安は大きく広がっています。
日本棋院の経営悪化の背景には、長引く囲碁人気の低迷と、棋士への人件費負担の増加があります。経常収益に占める棋士への給与や年金などの割合は、30年前の約4割から5割超に拡大しています。成績による引退制度がない囲碁界では、棋士数の増加が大きな財政負担となっています。
日本棋院の関達也常務理事は「採用減は避けられるものなら避けたかった。組織立て直しのための苦渋の選択です。状況が改善すれば、採用数を元に戻すことも可能です」と説明しています。
将来の囲碁界を担う子どもたちの夢と、経営再建という両立の道はあるのか...
第12期会津中央病院・女流立葵杯の挑戦者決定戦が5月18日、福島県会津若松市の「今昔亭」で行われました。藤沢女流本因坊が上野梨紗女流棋聖に黒番で149手までの中押し勝ちを収め、挑戦権を獲得しました。中盤以降、藤沢本因坊が徐々にペースを握り、冷静かつ着実な打ち回しでリードを広げ、最後は勝負を決めました。
今回の勝利により、藤沢女流本因坊は4期ぶり7度目の女流立葵杯獲得を目指すこととなります。過去に6度の戴冠経験を持つ藤沢本因坊が、再びタイトルの座を狙います。
一方、上野梨紗女流棋聖は初の挑戦権獲得はなりませんでした。姉の上野愛咲美女流立葵杯との姉妹対決は実現しませんでしたが、今後の活躍が期待されます。
藤沢女流本因坊と上野愛咲美女流立葵杯による三番勝負は6月に開幕します。
「第30回LG杯朝鮮日報棋王戦」の本戦組み合わせ抽選式が、5月18日夜に韓国・京畿道広州市の昆池岩リゾートで開催されました。
本戦は、韓国17名、日本5名、台湾2名の計24名で構成されており、このうち8名(韓国5名、日本2名、台湾1名)は1回戦シードで16強から出場、残る16名(韓国12名、日本3名、台湾1名)が19日の24強戦から登場します。
抽選式は、来賓紹介・挨拶・大会映像上映・30周年感謝楯贈呈・記念ケーキカット・選手紹介・組み合わせ抽選・インタビュー・記念撮影・乾杯と、盛大に行われました。
抽選には出場棋士全員をはじめ、主催の朝鮮日報から朴殷鎬文化事業団長、主管の韓国棋院の梁在浩事務総長や韓鐘振棋士会長、日本団長の金秀俊九段、台湾団長の周克平氏など、約60名が参加しました。
24強戦は5月19日(月)、16強戦は5月21日(水)に開催され、8月に準々決勝・準決勝、来年1月には決勝三番勝負が予定されています。
賞金は優勝3億ウォン(約3,300万円)、準優勝1億ウォン(約1,100万円)、準決勝進出者には2,400万ウォン、8強1,200万ウォン、16強600万ウォン、24強400万ウォンです。
第12期会津中央病院・女流立葵杯、5月17日から福島県会津若松市の東山温泉・今昔亭にて準決勝・決勝が行われます。
本戦ベスト4に勝ち残ったのは、藤沢里菜女流本因坊、上野梨紗女流棋聖、謝依旻七段、高雄茉莉二段の4名です。
対局前日の16日には、隣接する旅館・原瀧で恒例の前夜祭が開催され、上野愛咲美女流立葵杯も加わり、全員が着物姿で登場しました。
昨年12月に結婚を発表した藤沢女流本因坊は、夫の横塚力七段がかつて女流立葵杯の記録係を務めた縁を振り返りながら、
「夫婦ともども会津が好きで、また来ることができてうれしいです」と笑顔でコメントしました。
「昨年は準決勝で敗退しましたが、皆さんに温かくしてもらったことが印象に残っています」と語りました。
3年連続で前夜祭に参加している上野梨紗女流棋聖は、
「会津のおいしいご飯と風景と空気が大好きです。毎年、朝の散歩を楽しみにしています」と自然への親しみを語りました。
「明日の対局中は会津のヨーグルトを飲んで頑張りたいです」と笑顔で話し、会場を和ませました。
「昨年は立会人として来ましたが、今年は対局者としてこのステージに立ててうれしいです」。
準決勝で対戦する藤沢里菜女流本因坊とは過去に45回も対局経験があり、
「その強さはよく知っています」とユーモアを交えつつ語りました。
高雄茉莉二段は初のベスト4入り。
「初めて本戦に出た年には、1回戦を勝つのも難しくて、会津は夢のまた夢でした」。
「こうして素敵な装いでこの舞台に立っていることが信じられません。皆さんが大舞台で活躍されているので、私も追いつけるよう頑張りたいです」と真剣な表情で語りました。
保持者として挑戦手合三番勝負を6月に控える上野愛咲美女流立葵杯も、
今年も妹の梨紗さんと共に前夜祭に参加しました。
「食事、温泉、着物…会津に来るといいことがいっぱいあります」と語りました。
さらに、新宿のスーパーで会津のヨーグルトジュースを見つけて買ったというエピソードも披露し、和やかな雰囲気に包まれました。
第50期名人戦リーグにおいて、名人挑戦権の行方を占う注目の一局が5月15日に行われました。
全勝同士、井山裕太王座と福岡航太朗七段の一戦です。
対局は127手までで黒番の井山王座が中押し勝ちを収め、リーグ戦5連勝で単独首位に浮上しました。
一方、福岡七段は名人リーグでも5勝1敗となり、挑戦権争いで一歩後退する形となりました。
5月8日、第50期碁聖戦準決勝が打たれました。
大竹七段が一力遼棋聖に白番中押し勝ちを収め、碁聖位挑戦者決定戦進出を果たしました。
挑戦者決定戦の相手は芝野虎丸十段と林漢傑八段の勝者です。
第1回柳風杯女流棋士トーナメント大会が、5月5日(月)に1・2回戦、5月10日(土)に3回戦・準決勝・決勝を迎え、日本棋院東京本院にて開催されました。
本大会は、囲碁文化振興議員連盟(会長:柳本卓治)の主催により、公益財団法人日本棋院の協力、株式会社囲碁・将棋チャンネル、木下グループ(映画『碁盤斬り』の製作企業)の協賛を得て実施されました。
決勝戦は、上野梨紗女流棋聖が白番で謝依旻七段に8目半勝ちを収め、初代優勝者の座に輝きました。
若手からベテランまで幅広い世代の女流棋士たちが熱戦を繰り広げ、女流囲碁界の厚みを示しました。
5月8日、安徽省合肥市廬陽区にある逍遥津公園にて、第9回「廬陽・志邦杯」中日韓囲碁名人ペア戦の決勝戦が行われました。
決勝は中国棋士同士の対決となり、丁浩九段・周泓余六段ペアが党毅飛九段・唐嘉雯四段ペアを中盤で退け、優勝を果たしました。
優勝賞金は20万元(約400万円相当)、準優勝には15万元(約300万円相当)が授与されました。
3位には芝野虎丸九段・上野愛咲美六段ペアと、小林覚九段・青木喜久代八段ペアが入りました。
賞金は12万元(約240万円相当)
4位には、以下の4ペアが入りました:
「廬陽・志邦杯」は、囲碁を通じた中日韓三カ国の文化交流を目的とした大会として知られており、年々注目度が高まっています。
囲碁普及の構築を進めており、囲碁の発展を目指しています。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第1局が5月14日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で打たれました。
一力遼本因坊が挑戦者の芝野虎丸十段に白番中押し勝ちし、3連覇に向けて好スタートを切りました。
第2局は5月25日、秋田県能代市の「旧料亭金勇」で打たれる予定です。
5月13日 - 前夜祭 👈👈
5月14日 10:00 - 立会人の石田芳夫九段合図で対局が始まりました。
5月14日 10:30 - 午前のおやつ
5月14日 12:00 - 昼食:両者ともに天ぷらそば御膳
5月14日 15:00 - 午後おやつ
5月14日 18:50 - 終局
一力遼本因坊が芝野虎丸十段に白番中押し勝ちし、3連覇に向け好発進です。
第80期本因坊決定戦五番勝負(一力遼本因坊 vs 芝野虎丸十段)の第1局が、5月14日に山梨県甲府市の常磐ホテルにて開幕します。
対局に先立ち、13日には同ホテルで前夜祭が行われ、両対局者や関係者が登壇し、節目のシリーズへの意気込みを語りました。
防衛に臨む一力遼本因坊は「常磐ホテルには何度も来ていますが、第1局をここで打つのは初めてです」とコメント。
「これまでの相手はすべて井山さんでしたが、芝野さんとの本因坊戦は初めてで新鮮な気持ちです」と心境を語り、
「山梨のおいしい食事を楽しんで、明日はベストの状態で臨みたい」と気を引き締めました。
一方、3年ぶりに本因坊戦へ挑戦する芝野虎丸十段は、「久しぶりに挑戦できてうれしいです」と挨拶。
「何人かの方に『芝野さんは一力さんにタイトル戦で勝ったことがない』と言われて複雑な気持ちになった」とユーモアを交えて語りました。
その上で「そういうことを気にしないのが自分の強みだと思うので、明日から普段通り戦いたいです」と意欲を示しました。
第1局当日には、対局会場の常磐ホテルで大盤解説会も開催されます。
地元出身の内田修平八段が解説を務め、「芝野さんが絶好調なので、内容の濃いシリーズになるのでは」と期待を寄せました。
聞き手を務める星合志保四段も「治勲先生や石田先生もゲストに来られる予定です。ぜひ会場にお越しください」と来場を呼びかけました。
また、新聞解説担当の寺山怜六段は「芝野さんは最近、石を取りに行く碁が多い。失敗しても逆転することがあり、明日の対局でもそうした展開が見られるかもしれません」と語りました。
2025年5月5日(月)、第1回柳風杯女流棋士トーナメント大会の1回戦および2回戦が日本棋院東京本院にて開催されました。
本大会は囲碁文化振興議員連盟(会長:柳本卓治)が主催し、公益財団法人日本棋院の協力のもと、株式会社囲碁・将棋チャンネル、木下グループ(『碁盤斬り』製作者)、株式会社小泉の協賛により実施されました。
各ブロックではベスト8進出者が決定し、準々決勝以降は5月10日(土)に予定されています。
2025年5月7日午後、第9回「廬陽・志邦杯」中日韓名人ペア戦の一環として、「囲碁名人が学校へ」イベントが中国・合肥市第四十五中学桐城路キャンパスで開催されました。
イベントの現場では、中日韓囲碁プロ棋士たちが30名の小学生と対局を行い、「指導碁」という形で生徒たちに囲碁の魅力を伝えました。
この公開授業では、子どもたちの落ち着いた着手や巧みな布石に対し、プロ棋士から称賛の声が相次ぎました。
王汝南九段は、
「廬陽地区の少年囲碁レベルは著しく向上しており、子どもたちの棋理への理解には驚かされました」
と評価しました。
囲碁の上達において最も大切なのは「興味を持ち続けること」だと強調しました。
また、
「対局中は時間の使い方をあまり気にしすぎず、大切なのは集中力を保つことです」
と語り、囲碁における「大局観」や「捨てる知恵」を学習や日常生活にも生かすようアドバイスを送りました。
今回のイベントを通じて、囲碁が単なる競技にとどまらず、文化的・教育的な価値を持つものであることが、子どもたちに強く印象づけられたようです。
2025年5月7日、第9回廬陽・志邦杯中日韓名人ペア戦が中国安徽省合肥市逍遥津公園内の蘧荘にて打たれました。
1回戦を勝ち抜いた日本代表の芝野虎丸九段・上野愛咲美六段ペアと小林覚九段・青木喜久代八段ペアは準決勝で敗退となり、決勝進出はなりませんでした。
(負) 王星昊九段・於之瑩八段ペア vs 芝野虎丸九段・上野愛咲美六段ペア (勝)
(負) 曹大元九段・孔祥明八段ペア vs 小林覚九段・青木喜久代八段ペア (勝)
(負) 曺薫鉉九段・趙恵連九段ペア vs 丁浩九段・周泓余七段ペア (勝)
(負) 朴廷桓九段・呉侑珍九段ペア vs 党毅飛九段・唐嘉雯六段ペア (勝)
(負) 芝野虎丸九段・上野愛咲美六段ペア vs 丁浩九段・周泓余七段ペア (勝)
(負) 小林覚九段・青木喜久代八段ペア vs 党毅飛九段・唐嘉雯六段ペア (勝)
村本渉五段、4月上昇ランキング1位 - 4月の碁力昇降ランキング
2025年4月の対局成績がまとまり、村本渉五段が5連勝でスコアを155ポイント伸ばしました。また、許家元九段や王立誠九段もそれぞれ150点近い伸びを見せました。
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 4月初 | 4月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 村本渉 五段 | ▲155 | 2492 | 2647 | 勝 勝 勝 勝 勝 |
2 | 許家元 九段 | ▲153 | 5598 | 5751 | 勝 勝 勝 負 勝 勝 |
3 | 笠原悠暉 初段 | ▲145 | 2136 | 2281 | 勝 勝 負 勝 負 勝 |
4 | 王立誠 九段 | ▲144 | 2513 | 2657 | 勝 勝 勝 勝 勝 |
5 | 中根大喜 初段 | ▲143 | 2133 | 2276 | 勝 勝 勝 |
6 | 広瀬優一 七段 | ▲134 | 3319 | 3453 | 勝 負 勝 勝 |
7 | 栁原咲輝 二段 | ▲126 | 2507 | 2633 | 勝 勝 勝 勝 |
8 | 伊藤健良 三段 | ▲100 | 2388 | 2488 | 負 勝 勝 |
9 | 井口豊秀 八段 | ▲89 | 2179 | 2268 | 負 勝 |
10 | 伊了 四段 | ▲88 | 2703 | 2791 | 勝 勝 勝 |
11 | 三浦太郎 四段 | ▲88 | 3726 | 3814 | 負 勝 勝 勝 |
12 | 内海晃希 四段 | ▲69 | 2214 | 2283 | 勝 勝 |
13 | 北野亮 八段 | ▲68 | 2110 | 2178 | 勝 勝 勝 |
14 | 小西理章 三段 | ▲67 | 2391 | 2458 | 負 負 勝 勝 |
15 | 朝日悠俊 初段 | ▲67 | 2255 | 2322 | 勝 勝 |
16 | 酒井真樹 九段 | ▲66 | 2199 | 2265 | 負 勝 負 |
17 | 高尾紳路 九段 | ▲63 | 2873 | 2936 | 勝 勝 |
18 | 高橋真澄 三段 | ▲62 | 2113 | 2175 | 負 勝 負 勝 |
19 | 萩谷和宏 六段 | ▲61 | 2149 | 2210 | 負 勝 負 |
20 | 小山栄美 六段 | ▲61 | 2384 | 2445 | 勝 勝 |
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 4月初 | 4月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 井山裕太 王座・碁聖 | ▼419 | 5877 | 5458 | 負 負 |
2 | 酒井佑規 六段 | ▼245 | 4175 | 3930 | 負 負 勝 勝 |
3 | 梁川裕政 七段 | ▼167 | 2695 | 2528 | 負 負 負 負 |
4 | 熊本秀生 四段 | ▼165 | 2682 | 2517 | 負 負 負 負 |
5 | 大垣雄作 九段 | ▼150 | 2756 | 2606 | 勝 負 負 |
6 | 芝野虎丸 十段 | ▼143 | 6149 | 6006 | 勝 勝 負 負 |
7 | 古田直義 四段 | ▼142 | 2606 | 2464 | 負 負 負 |
8 | 佐坂志朗 八段 | ▼140 | 2714 | 2574 | 勝 負 勝 負 |
9 | 水戸夕香里 三段 | ▼126 | 2429 | 2303 | 負 負 負 |
10 | 伊田篤史 九段 | ▼111 | 4139 | 4028 | 勝 負 勝 負 |
5月6日午後、第9回「廬陽・志邦杯」中日韓名人ペア戦の記者会見と抽選式が、合肥市の北尚世紀金源ホテルにて行われました。中日韓3か国から男女ペア計16名のプロ棋士が出場し、5月7日から2日間にわたり、逍遥津公園内の蘧荘にて開催されます。
大会期間中には、プロ棋士が合肥市第四十五中学桐城路キャンパスを訪れ、青少年棋士との交流イベント「囲碁マスター進校園」も実施されます。これにより、囲碁の技術や精神を次世代へ伝える試みがなされます。
また、併催イベントとして「2025年廬陽杯合肥市少年囲碁選手権大会」も行われ、60名の少年棋士が蘧荘で熱戦を繰り広げます。廬陽区では「国際高水準大会+市民囲碁普及+青少年囲碁教育」という囲碁普及の構築を進めており、囲碁の発展を目指しています。
韓国主催の世界囲碁大会「第30回LG杯朝鮮日報棋王戦」は、中国囲棋協会の不参加決定を受け、特別な対応を打ち出しました。主催者は、これまでの優勝経験者を特別招待し、記念すべき30周年大会にふさわしい豪華な顔ぶれで開催する方針を明らかにしました。
1996年に創設されたLG杯は、これまでに22人の優勝者を輩出してきました。国別では中国11人、韓国8人、日本2人、台湾1人となっています。今回の特別招待では、既にシード権を得ている申真諝九段、朴廷桓九段、卞相壹九段、申旻埈九段を除き、残る7名の歴代優勝者が対象となります。
その中には、日本の王立誠九段、張栩九段、韓国の李昌鎬九段、劉昌赫九段、李世乭九段、姜東潤九段、そして台湾の周俊勲九段が含まれています。ただし、引退した李世乭九段の出場については未定です。
第30回LG杯は、5月18日に韓国・京畿道で抽選式を行い、本戦が正式にスタートします。24強戦は19日、16強戦は21日に実施され、8月には準々決勝と準決勝が行われます。決勝三番勝負は来年1月に予定されており、優勝賞金は3億ウォン(約3300万円)です。
第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)を制した一力遼棋聖の就位式が、4月25日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われました。会場には一般参加者ら約120人が出席し、盛大な祝福ムードに包まれました。
一力棋聖は、2期連続で挑戦者となった井山裕太王座を4勝3敗で下し、棋聖戦四連覇を達成しました。
謝辞の中で一力棋聖は、「日本一の棋士が世界一の棋士に、ということを目標に精進を続けていきたい」「今年は囲碁の奥深さを感じる対局が多いシリーズだった」「昨年、応氏杯で優勝はしたが、実力的にはまだ足りない部分が多いと感じている」と振り返りを語りました。
「第1回日本女子囲碁リーグ」の第9ラウンドが4月26日(土)、日本棋院で打たれました。チーム若鯉とチーム囲碁・将棋チャンネルの対戦は、チーム囲碁・将棋チャンネルが2勝1敗で勝利しました。
主将戦 - (負)鈴木歩七段 vs 藤沢里菜女流本因坊(勝)
副将戦 - (勝)上野梨紗女流棋聖 vs 徐文燕二段(負)
三将戦 - (負)奥田あや五段 vs 星合志保四段(勝)
同日午後、日本棋院中部総本部ではチーム名古屋とチームセンコーグループが対戦しました。チームセンコーグループが3戦全勝で勝利しました。
主将戦 - (勝)加藤千笑三段 vs 上野愛咲美女流名人(負)
副将戦 - (勝)王景怡四段 vs 牛栄子四段(負)
三将戦 - (負)高雄茉莉二段 vs 万波奈穂四段(勝)
チームセンコーグループはすでに首位を確定させ、決勝進出を決めました。残る1枠は、チーム若鯉とチーム囲碁・将棋チャンネルの間で争われます。最終ラウンドの結果により、どちらが決勝舞台に立つかが決定します。
2025年第9回「廬陽・志邦ン杯」中日韓囲碁名人ペア戦が、5月7日から8日にかけて中国安徽省合肥市廬陽区の逍遥津公園にて開催される予定です。
芝野虎丸九段 & 上野愛咲美六段
小林覚九段 & 青木喜久代八段
丁浩九段 & 周泓余七段
王星昊九段 & 於之莹八段
党毅飛九段 & 唐嘉雯六段
曹大元九段 & 孔祥明八段
合肥市廬陽区は「囲碁の郷」として知られ、今回の大会で9回目の開催となります。会場となる逍遥津公園内の蘧荘(きょそう)では、対局のほかに文化展示エリアも設けられ、伝統工芸や無形文化遺産の技術が披露されます。
展示予定の文化には、廬陽剪紙(切り紙)、廬州面塑(粘土人形)、廬州木版水印(木版印刷)、馬派皮影(影絵芝居)、廬陽糖画(砂糖細工)、廬陽殷氏字画(書画)などが含まれ、訪れる人々に地域の伝統文化の魅力を伝えます。
中国囲碁協会は23日、2025年5月に開幕予定の第30回LG杯世界囲碁棋王戦に関して、「今期は代表チームを編成せず、不参加とする」方針を明らかにしました。ただし、韓国主催の他の国際棋戦への出場には影響しないと説明しています。
この決定の背景には、第29回LG杯決勝三番勝負の第3局で起きた判定争議があります。中国の柯潔九段が2回反則負けと判定され、韓国の卞相壹九段が優勝となりました。中国囲碁協会はこの判定に強く反発。試合中の裁判の介入タイミングが不適切であり、柯潔九段は過度な干渉により対局を続けられなかったと主張しました。協会は韓国棋院に再対局の申請を行いましたが、受け入れられなかったとしています。
中国囲碁協会はその後の声明で、「第3局の結果は受け入れられない」との公式立場を示しました。今回の不参加の決定について協会関係者は、「主催者側が声明内容や核心的な訴えに対して、これまで明確な反応を示していない」と説明しました。
同時に、LG杯への不参加は他の韓国主催大会への出場とは無関係であることも強調しました。実際、今年2月には韓国棋院が反則による敗北制度の撤廃を発表し、農心杯や世界最強棋士決定戦などでその変更が反映されました。中国囲碁協会はこの姿勢を評価し、これらの大会には通常通り棋士を派遣しています。
世界囲碁は発展を続けており、現在は日本・中国・韓国の3か国が中心的な存在です。「国際大会におけるルールの不統一や、争議解決の不明確さを浮き彫りにした」としており、ルールや争議処理の明確化に向けた協議を深めていくべきです。
第50期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は4月21日、広瀬優一七段が山下敬吾九段との対局で、黒番12目半勝ちを収め、通算成績を2勝3敗としました。これにより、リーグ残留への可能性を残しました。一方の山下九段は1勝3敗となり、苦しい状況に追い込まれています。
15期連続21回目の名人リーグ(名人在位含む)を戦っている山下九段は、ここでの黒星によりリーグ残留が危うくなってきています。一方、初リーグ参戦の広瀬優一七段は、白星を挙げ、成績を2勝3敗としました。残留に向けて望みをつないでいます。
【第50期名人戦リーグ】(黒)広瀬優一七段 対 山下敬吾九段(白)
第12期会津中央病院・立葵杯の準々決勝が日本棋院で行われ、高雄茉莉二段、上野梨紗女流棋聖、そして謝依旻七段の3名が、それぞれ対戦相手に勝利し、ベスト4進出を決めました。
ベスト4の最後の1枠は、藤沢里菜女流本因坊と大森らん二段の一戦によって決まります。
準決勝以降の対局は、福島県会津若松市の「今昔亭」に場所を移して開催されます。準決勝は5月17日に行われ、翌18日には挑戦者決定戦が同会場で打たれます。優勝者には、現タイトル保持者である上野愛咲美女流立葵杯への挑戦権が与えられます。
4月14日、中国広西チワン族自治区北海市の涠洲島で行われた第1回北海新繹杯世界囲碁オープン戦準々決勝において、一力遼九段と許家元九段両方も序盤から厳しい展開となり、形勢を立て直すことができず、敗退となります。
中国ルール。コミ7目半、持ち時間:2時間、秒読み:60秒(5回)
第36期女流名人戦三番勝負の第1局が4月14日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、挑戦者の上野愛咲美女流立葵杯が藤沢里菜女流名人に228手で白番中押し勝ちを収め、シリーズ初戦を制しました。
上野女流立葵杯は、前期に藤沢女流名人に奪われた女流名人の座を取り戻すべく挑戦しています。一方の藤沢女流名人は、通算7期目の女流名人位を目指しており、2連覇がかかるシリーズとなっています。
次戦となる第2局は4月16日、同じく日本棋院で行われる予定です。タイトルをかけた緊張感のある戦いが続きますが、上野女流立葵杯がそのまま決着をつけるのか、藤沢女流名人が巻き返しを見せるのか、注目が集まります。
「第4回テイケイグループ杯女流レジェンド戦」(協賛:テイケイ株式会社およびテイケイグループ各社)の決勝戦が、4月12日、東京都千代田区の囲碁・将棋チャンネル「竜星スタジオ」で開催されました。対局は互角の展開が続きましたが、終盤にかけて小林泉美女流レジェンドが着実にリードを広げ、最終的に290手までの熱戦の末、白番15目半勝ちを収めました。女流レジェンドは本棋戦で大会初となる連覇を達成しました。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
「第4回テイケイグループ杯女流レジェンド戦」(協賛:テイケイ株式会社およびテイケイグループ各社)の決勝戦が、4月12日、東京都千代田区の囲碁・将棋チャンネル「竜星スタジオ」で開催されました。
決勝の対局は、小林泉美女流レジェンドと大澤奈留美五段の顔合わせとなりました。
対局は互角の展開が続きましたが、終盤にかけて小林泉美女流レジェンドが着実にリードを広げ、最終的に290手までの熱戦の末、白番15目半勝ちを収めました。
女流レジェンドは本棋戦で大会初となる連覇を達成しました。
4月12日、第1回「北海新繹杯」世界囲碁オープン戦本戦3回戦が打たれました。一力遼九段と許家元九段がそれぞれ勝利し、準々決勝進出を果たしました。
日本勢2名以上がメジャー国際棋戦8強入りは、2013年の第18回LG杯(井山裕太九段、高尾紳路九段)以来です。
4月14日、準々決勝の対局は観光地・涠洲島で行われる予定です。
(勝) 一力遼九段 vs 芈昱廷九段 (負)
(勝) 許家元九段 vs 丁浩九段 (負)
中国ルール。コミ7目半、持ち時間: 2時間、秒読み: 60秒(5回)
中国広西チワン族自治区北海市にて開催中の第1回「北海新繹杯」世界囲碁オープン戦は、4月11日に本戦2回戦を迎えました。一力遼九段と許家元九段がそれぞれ強敵を退け、3回戦進出を果たしました。一方で、伊田篤史九段と広瀬優一七段は、序盤から有利に進める場面も見せましたが、終盤で逆転を許し、惜しくも敗退という結果になりました。
中国ルール。コミ7目半、持ち時間: 2時間、秒読み: 60秒(5回)
中国・広西チワン族自治区北海市にて、第1回「北海新繹杯」世界囲碁オープン戦の本戦1回戦が4月10日に打たれました。日本勢4名、一力遼九段、許家元九段、伊田篤史九段、広瀬優一七段が2回戦へ進出しました。
中国ルール。コミ7目半、持ち時間:2時間、秒読み:60秒(5回)
第1回「北海新繹杯」世界囲碁オープン戦の本戦が、4月10日より中国・北海市で開幕します。前半の1〜3回戦は北海市内の富麗華ホテルで、準々決勝以降の対局は観光地・涠洲島で行われる予定です。
日本からは、一力遼九段、井山裕太九段、芝野虎丸九段の3名がシード棋士として出場し、さらに選抜を勝ち抜いた関航太郎九段、許家元九段、伊田篤史九段、広瀬優一七段、大竹優七段、酒井佑規六段、上野梨紗三段の計10名が本戦に挑みます。(注:曽富康三段は東南アジア代表として出場)
中国ルール。コミ7目半、持ち時間:2時間、秒読み
第80期本因坊戦挑戦者決定戦が、4月7日に日本棋院で打たれました。芝野虎丸九段が孫喆七段に黒番中押し勝ちしを収め、一力遼本因坊への挑戦権を獲得しました。
黒番:芝野虎丸九段
白番:孫喆七段
手数:175
結果:黒番中押し勝ち
対局日:2025-04-07
本譜において双方ともに明らかな問題手はなく、完璧な内容と評価されました。
黒の43手はやや繊細さを欠いており、H6に打つのが望ましいです。
黒の47手はわずかに損で、G6に打つのが良い手とされています。
白の52手は小さな損であり、C3に打つほうが有利です。
黒の53手は軽微なミスで、G2が良い選択です。
本譜では、白が一定の成果を上げ、形勢をややリードしました。
黒の61手は小さな損であり、P8に打つのが好手です。
黒の63手はかなり問題があり、E4が良い選択とされます。
黒81手が若干損失を生んでおり、N4に打つことを検討する価値があります。
黒の71手も不十分で、同じくE4が望ましいです。
黒の73手は再考の余地があり、E4が正着です。
本譜では、黒の奮闘も実を結ばず、形勢が苦しくなりました。
黒の99手はあまり良くなく、D11に打つのが好手です。
白の100手には少し疑問があり、E12が良い手です。
黒の115手は小さなミスで、C12に打つほうが有利です。
本譜では、白の優勢が明確になりました。
白の122手は小さな損で、F13が好手です。
白の124手はやや損であり、B6に打つのがより良い選択です。
白の138手は熟慮が足りず、G9が適切です。
黒の141手も小さな損であり、B13に打つのがより良いです。
本譜では、黒が劣勢を挽回しました。
白の154手はやや損であり、J13がより良い選択です。
白の156手は予想外の一手で、勝率を4.1%も上昇させた非常に鋭い着手でした。
白の158手は小さな損で、J15が好手です。
白の162手もやや損で、K17が好手です。
白の168手は非常に悪手で、J17のほうが明らかに優れています。
本譜では白の努力も実らず、形勢が困難に陥っています。
大和ハウス杯第63期十段戦挑戦手合第3局が、4月3日に日本棋院で打たれました。挑戦者・芝野虎丸九段が黒番中押し勝ちを収、十段位を奪還しました。
黒番:芝野虎丸九段
白番:井山裕太九段
手数:289
結果:黒番中押し勝ち
対局日:2025-04-03
白26手が若干の損失があると考えており、D11に打つことを検討する価値があると言っています。
黒27手は少し損があり、D8は良い手です。
この譜では、白が若干の成果を上げ、形勢がやや有利となっています。
黒41手が細かさに欠けると考えており、H7に打つことを検討する価値があります。
白46手は良くなく、G10に打つほうが良い選択です。
黒51手は少し不満があり、F11が良い選択肢です。
白56手は小さな損失があり、B8に打つほうが有利です。
この譜では、黒は必死に戦い、形勢は非常に接近しています。
黒81手が若干損失を生んでおり、N4に打つことを検討する価値があります。
白82手は細かさに欠け、A5に打つことを検討する価値があると言っています。
黒81手が若干損失を生んでおり、N4に打つことを検討する価値があります。
白86手は好ましくなく、A5に打つのが良い選択です。
白88手には大きな問題があり、M11に打つのが適切です。
この譜では、黒が戦いに成功し、形勢が非常に良くなっています。
白100手が少し不満があり、Q11に打つのが良い選択だと考えています。
黒117手は非常に悪い手で、D13に打つのが正しい手です。
黒119手には少し疑問があり、D13が良い選択です。
この譜では、黒の優位が明確に示されています。
黒131手に少し疑問があり、P10に打つのが良い手だと考えています。
白132手は不適切で、Q7が良い手です。
黒133手には議論の余地があり、Q9が正しい手です。
白142手は少し不適切で、Q5に打つのが良い選択です。
この譜では、白は差を縮めました。
白158手に少し疑問があり、A5に打つのが良い選択だと考えています。
白160手は若干の損失があり、L17に打つのを検討する価値があると言っています。
白162手には小さな損失があり、E13に打つほうが有利です。
白166手には考慮不足があり、E12が正しい手です。
この譜では、白は努力が実らず、形勢が困難に陥っています。
黒185手に少し疑問があり、J3が良い手だと考えています。
白194手は若干不適切で、D18が良い手です。
黒205手は非常に悪い手で、B18に打つのが良い選択です。
この譜では、黒の優位が明確に示されています。
黒223手が細かさに欠け、J17に打つほうが良いと考えています。
白234手には小さなミスがあり、K5が良い選択です。
黒237手には小さなミスがあり、P2に打つのが良い選択です。
白240手には若干の損失があり、P2に打つことを検討する価値があります。
この譜では、黒の優位が明確に示されています。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない
この譜では双方ともに明らかな問題手はない
第80期本因坊戦本戦準決勝が、4月3日に日本棋院で打たれました。
孫喆七段が上野愛咲美六段に白番中押し勝ちし、初の挑戦者決定戦進出を果たしました。
挑戦者決定戦の相手は芝野虎丸十段です。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
この譜では双方ともに明らかな問題手はない。
産経新聞社が主催する囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第63期十段戦五番勝負」の第3局が4月3日、長野県大町市の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で行われました。挑戦者・芝野虎丸九段が黒番中押し勝ちを収め、十段位を奪還しました。芝野九段の十段獲得は通算3期目です。
対局前日に「検分」が行われました。
検分の後、井山十段と芝野九段は前日インタビューに応じ、それぞれ開幕戦への意気込みを語りました。
日本棋院所属のカメラマン、香山由志子さんが本日で退職します。1989(平成元)年に入社以来、36年にわたり、日本棋院並びに日本囲碁界を支えてこられました。長い間、本当にお疲れさまでした。写真は、本因坊戦本戦トーナメント準決勝での香山さんの撮影の様子です。
第80期本因坊戦本戦準決勝が、3月31日に日本棋院で打たれました。芝野虎丸九段が許家元九段に黒番中押し勝ちし、挑戦者決定戦に進出しました。対戦相手は、孫喆七段と上野愛咲美六段の勝者です。
「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」第3ラウンドが、3月28日にBaduk TVスタジオで打たれました。日本の福岡航太朗七段と韓国の朴廷桓九段が初対決しました。結果として、福岡七段は朴九段に敗れ、3連敗となりました。
「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」第2ラウンドが、3月27日にBaduk TVスタジオで打たれました。中国の党毅飛九段は圧倒的な実力を発揮し、日本の福岡航太朗七段を破りました。
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
申真諝九段はこの勝利で、対朴廷桓戦17連勝を達成し、通算成績を46勝23敗としました。また、昨年12月21日からの公式戦連勝記録を24に更新しました。
第50期名人リーグの井山裕太王座 対 村川大介九段の一局が27日に打たれました。井山王座が174手までで白番中押し勝ち、開幕4連勝となりました。
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方に明らかな問題手はなく、完璧な進行。
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方ともに問題なく、理想的な終盤。
「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」第1ラウンドが、3月26日にBaduk TVスタジオで打たれました。今大会最年少の出場者である福岡航太朗七段は、韓国の申旻埈九段と対戦しました。
対局は序盤から緊張感のある展開となり、4時間に及ぶ熱戦となりました。福岡七段は果敢に攻め、終盤まで互角の勝負を繰り広げましたが、最終的に申旻埈九段が黒番2目半勝ちを収めました。
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
両方ともに問題なく、理想的な終盤。
申真諝九段はこの勝利で、対朴廷桓戦17連勝を達成し、通算成績を46勝23敗としました。また、昨年12月21日からの公式戦連勝記録を24に更新しました。
前夜祭には、大会を主催するインフォベル社のシム・ボムソプ会長や、韓国棋院のヤン・ジェホ事務総長、韓国プロ棋士協会のハン・ジョンジン会長、囲碁TVやK囲碁の関係者、そして出場する9名の棋士が出席しました。
シム・ボムソプ会長は次のように挨拶しました。
「囲碁を愛する者として2つの夢があります。1つは、囲碁という偉大な文化を世界に広めること。もう1つは、日中韓の囲碁関係者が協力し、平和と共存・共栄を実現することです。この大会が、その第一歩となることを願います。」
日程 | 対局 | 第1局 (10:00) | 第2局 (12:00) | 第3局 (17:00) | 第4局 (19:00) |
---|---|---|---|---|---|
3月26日 | 1R | 許嘉陽 - 屠暁宇 | 申真諝 - 朴廷桓 | 許皓鋐 - 党毅飛 | 福岡航太朗 - 申旻埈 |
3月27日 | 2R | 申旻埈 - 姜東潤 | 朴廷桓 - 許嘉陽 | 党毅飛 - 福岡航太朗 | 許皓鋐 - 申真諝 |
3月28日 | 3R | 申真諝 - 姜東潤 | 朴廷桓 - 福岡航太朗 | 党毅飛 - 屠暁宇 | 許皓鋐 - 申旻埈 |
3月29日 | 4R | 福岡航太朗 - 姜東潤 | 党毅飛 - 朴廷桓 | 許皓鋐 - 許嘉陽 | 申真諝 - 屠暁宇 |
3月30日 | 5R | 申真諝 - 申旻埈 | 許皓鋐 - 姜東潤 | 党毅飛 - 許嘉陽 | 朴廷桓 - 屠暁宇 |
日程 | 対局 | 第1局 (10:00) | 第2局 (12:00) | 第3局 (17:00) | 第4局 (19:00) |
---|---|---|---|---|---|
6月9日 | 6R | 許皓鋐 - 屠暁宇 | 党毅飛 - 姜東潤 | 申旻埈 - 許嘉陽 | 申真諝 - 福岡航太朗 |
6月10日 | 7R | 許皓鋐 - 朴廷桓 | 党毅飛 - 申旻埈 | 福岡航太朗 - 屠暁宇 | 許嘉陽 - 姜東潤 |
6月11日 | 8R | 朴廷桓 - 姜東潤 | 申旻埈 - 屠暁宇 | 許皓鋐 - 福岡航太朗 | 申真諝 - 許嘉陽 |
6月12日 | 9R | 朴廷桓 - 申旻埈 | 屠暁宇 - 姜東潤 | 福岡航太朗 - 許嘉陽 | 党毅飛 - 申真諝 |
6月13日 | 10R | 同率者再対局(予備日) |
本大会は フィッシャールール を採用し、持ち時間は 基本1時間、1手毎に追加30秒 となります。
第80期本因坊戦準々決勝 が3月24日に行われ、芝野虎丸九段が井山裕太王座に 黒番中押し勝ち を収め、準決勝に進出しました。準決勝の相手は 許家元九段 です。
本譜では、双方ともに明確な問題手はなく、完璧な進行。
上記の変化図で進行したら、白が勝勢。
この図の交換にしても白が悪くない。
「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」が、3月26日に開幕することが決まりました。当初は2月6日に開幕予定でしたが、LG杯決勝戦でのアゲハマ保管ルールに関する議論を受け、中国が参加を一時見送るなどの影響で、大会開催が延期されていました。
この大会は、ソパルコサノル最高棋士決定戦や韓国棋院選手権戦を支援してきたインフォベル社が、新たに設立した国際大会です。今後は韓国内大会と交互に、隔年で開催される予定です。
本戦は韓国4名、中国3名、日本1名(福岡航太朗七段)、台湾1名の計9名によるリーグ戦で行われ、成績上位2名が決勝三番勝負に進出します。本戦は以下のスケジュールで実施されます。
試合会場は baduk TVスタジオ で、開幕前夜祭は 韓国棋院 で開催されます。決勝三番勝負の日程は未定です。
主催者はワイルドカード制度を導入し、柯潔九段がその対象となりました。しかし、柯潔九段は出場を辞退しました。その後、4月に開催される「北海新繹杯」のワイルドカードにも選ばれましたが、こちらも辞退しました。
代わりに、中国の 党毅飛(ダン・イーフェイ)九段 がワイルドカードでの出場を決めました。党毅飛九段は韓国囲碁リーグにも出場しており、最近の 中国ランキングで初の1位 に輝いた強豪棋士です。2007年にプロ入りし、30歳でついにランキング1位となったことで、中国では珍しいケースです。
本大会は フィッシャールール を採用し、持ち時間は 基本1時間、追加30秒 となります。賞金は以下の通りです。
第72回NHK杯テレビ囲碁トーナメント決勝戦が3月23日に放送され、余正麒八段が井山裕太王座に白番中押し勝ちを収め、NHK杯初優勝を果たしました。
第1期日本女子囲碁リーグ第8ラウンドが3月22日に行われ、謝依旻七段が上野梨紗三段との主将戦で白番中押し勝ちを収めた。
第1回日本女子囲碁リーグ第8ラウンドが3月22日に行われ、藤沢里菜女流本因坊が王景怡四段との一戦において、228手の激闘の末、白番中押し勝ちを収めました。
序盤は互角の展開が続いたものの、中盤以降は王四段が主導権を握る場面も見られました。しかし、藤沢女流本因坊は終盤にかけて冷静な対応を見せ、形勢を逆転しました。最終的に白番の勝利を決めました。
黒番: 加藤千笑三段
白番: 牛栄子四段
手数: 277
結果: 黒番0.5目勝ち
対局日: 2025-03-08
第50期名人リーグ戦(朝日新聞社主催)は20日、芝野虎丸九段が山下敬吾九段に231手までで黒番中押し勝ちしました。
黒番: 芝野虎丸九段
白番: 山下敬吾九段
結果: 黒番中押し勝ち