9月9日、韓国で開幕した「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」決勝三番勝負第1局、中国の屠暁宇九段が韓国の申真諝九段に黒番半目勝ちを収め、先勝しました。
「第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦」は9人による総当たりリーグの後、決勝三番勝負で初代王者を決めます。
決勝第2局は11日に同じ場所で行われます。
第3回農心白山水杯世界囲碁シニア最強戦の第6局が、9月8日午前に中国・山東省青島の農心工場で行われました。韓国の曺薫鉉九段が中国の芮廼偉九段に236手までで白番中押し勝ちを収めました。芮九段の4連勝はストップし、韓国チーム今大会の初勝利となります。
この対局をもって青島での第1ラウンド全6局が終了しました。成績は日本2勝2敗、韓国1勝2敗、中国3勝2敗で、各チームは残り2人ずつを残して次の舞台へ向かいます。大会は2026年2月2日から中国・上海に場所を移して第2ラウンドが行われます。曺九段は引き続き出場し、次戦では日本の依田紀基九段と対戦予定です。両者の通算成績は6勝6敗と五分です。
農心白山水杯シニア世界最強戦は、日中韓のシニア棋士が出場する国際団体戦です。
第3回農心白山水杯世界囲碁シニア最強戦の第5局が、9月7日午前に中国・山東省青島の農心工場で行われました。中国チームの芮廼偉九段が日本チームの山城宏九段を破り、3連勝を達成しました。
芮九段は大会通算成績は8勝1敗になっています(前回5連勝)。その唯一の黒星は、前回大会で武宮正樹九段との一戦です。局面がリードしていた状況で、時間切れによる敗戦でした。
第6局は8日に行われ、韓国の曺薫鉉九段が登場します。青島での第1ラウンド最終戦となります。
農心白山水杯シニア世界最強戦は、日中韓のシニア棋士が出場する国際団体戦です。
富山県内最大の囲碁大会「ビッグ碁」が9月6日、富山市で開催されました。今年で30回を迎える節目の記念大会として、上野姉妹をはじめ、プロ棋士4人が参加し、会場は大盛り上がりを見せました。
姉の上野愛咲美六段が優勝を果たしました。
【とやまビッグ碁30回記念決勝】(黒)上野愛咲美女流名人 対 大表拓都四段(白)
【とやまビッグ碁30回記念準決勝】(黒)大表拓都四段 対 上野梨紗女流棋聖(白)
【とやまビッグ碁30回記念準決勝】(黒)上野愛咲美女流名人 対 下島陽平八段(白)
9月6日午後、中国・山東省青島の農心工場で行われた「第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」第4局で、日本チームの2番手・許家元九段が中国チームの檀嘯九段に182手で中押し負けを喫しました。日本チームは第1ラウンドを2連敗で終える結果となりました。
檀嘯九段は、11月21日に第2ラウンドで韓国チームの2番手・姜東潤九段と対局します。
優勝国賞金: 5億ウォン(約5500万円)
対局料: 1局ごとに300万ウォン(約33万円)
連勝賞: 3連勝からは1勝ごとに1000万ウォン(約110万円)の連勝賞金
持ち時間は各1時間、以後1分の秒読み1回のみ
第3回農心白山水杯世界囲碁シニア最強戦の第4局が、9月6日午前に中国・山東省青島の農心工場で行われました。中国の芮乃偉九段が韓国の金鐘洙九段に黒番8目半勝ちを収め、2連勝となりました。
9月7日に行われる第5局では、山城宏九段が登場します。
農心白山水杯シニア世界最強戦は、日中韓のシニア棋士が出場する国際団体戦です。
優勝賞金は1億8000万ウォン(約2000万円)で、本戦で3連勝すると500万ウォン(約55万円)の連勝賞金が与えられます。
持ち時間は各40分、以後1分の秒読み1回のみ
9月6日、第32期阿含桐山杯準決勝が日本棋院で打てれました。芝野虎丸十段が伊田篤史九段に黒番中押し勝ちを収め、決勝進出を果たしました。連敗を4で止めました。
決勝戦は10月1日に日本棋院本院で行われる予定で、相手は一力遼桐山杯です。
芝野十段の「ハードスケジュール」はなお続きます。体力と集中力の維持が課題となりそうます。
9月5日、中国・山東省青島の農心工場で行われた「第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」第3局で、中国の檀嘯九段が韓国の李志賢九段に162手までで白番中押し勝ちを収めました。中国チームは今大会の初白星を挙げました。
檀嘯九段は、6日に行われる第4局で許家元九段と対戦します。青島ラウンドの最終局なので、日本チームに大きな意味を持つものとなります。
優勝国賞金: 5億ウォン(約5500万円)
対局料: 1局ごとに300万ウォン(約33万円)
連勝賞: 3連勝からは1勝ごとに1000万ウォン(約110万円)の連勝賞金
持ち時間は各1時間、以後1分の秒読み1回のみ
第3回農心白山水杯世界囲碁シニア最強戦の第3局が、9月5日午前に中国・山東省青島の農心工場で行われました。中国代表の芮乃偉九段が中野寛也九段に黒番3目半勝ちを収めました。
対局は芮乃偉九段が黒番、中野九段が白番で始まりました。序盤、芮九段が優位を築きました。中盤以降、右上で乱戦に突入すると局面は一時五分五分に戻りました。最終的に301手で終局となり、芮九段の3目半勝ちとなりました。
9月6日に行われる第4局では、韓国代表の金鍾秀九段が登場し、芮乃偉九段への挑戦に臨みます。
農心白山水杯シニア世界最強戦は、日中韓のシニア棋士が出場する国際団体戦です。
優勝賞金は1億8000万ウォン(約2000万円)で、本戦で3連勝すると500万ウォン(約55万円)の連勝賞金が与えられます。
持ち時間は各40分、以後1分の秒読み1回のみ
9月4日、第50期棋聖戦Aリーグの最終ラウンドが行われました。伊田篤史九段が小山空也七段に黒番中押し勝ちを収め、Aリーグ残留を決めました。敗れた小山空也七段は陥落となります。
1位:高尾紳路九段(6-1)
2位:本木克弥九段(5-2)
残留:伊田篤史九段(3-4)、広瀬優一七段(4-3)
陥落:孫喆七段(1-6)、村川大介九段(3-4)、洪爽義五段(3-4)、小山空也七段(3-4)
【第50期棋聖戦Aリーグ】(黒)伊田篤史九段 対 小山空也七段(白)
一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局が9月3日に長野県の「藤井荘」で行われました。一力名人が芝野十段に白番1.5目勝ちを収め、シリーズ2-0でリードしました。
9月4日 9:00 - 前日まで封じた局面まで並べ直しました。
9月4日 9:10 - 封じ手を立会人の張栩九段が開封し、芝野十段がその場所に打って対局が再開された。
9月4日 12:00 - 2日目の昼食。一力名人、芝野十段はともに「天ざる御膳」を選びました。
9月4日 13:00 - 対局が再開されました。
9月4日 15:00 - 2日目の午後おやつ時間。一力名人:フルーツ盛り合わせ。芝野十段:モンブラン。
9月4日 19:55 - 終局。一力名人が芝野十段に白番1.5目勝ちを収め、シリーズ2-0でリードしました。
第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第2局が、9月4日午後、中国山東省青島の農心工場で行われました。日本の1番手・福岡航太朗七段は、韓国の李志賢九段に145手で敗れました。農心杯デビュー戦は黒星となります。
大会は5日に第3局を迎え、韓国の李志賢九段と中国の檀嘯九段が対戦します。
優勝国賞金: 5億ウォン(約5500万円)
対局料: 1局ごとに300万ウォン(約33万円)
連勝賞: 3連勝からは1勝ごとに1000万ウォン(約110万円)の連勝賞金
持ち時間は各1時間、以後1分の秒読み1回のみ
9月4日、第50期棋聖戦B2リーグの最終局が行われました。大竹優七段が伊了四段に白番中押し勝ちを収めました。大竹七段が勝利したことで、佐田篤史七段がリーグ2位となり、Aリーグへの昇級を決めました。
【第50期棋聖戦Bリーグ】(黒)伊了四段 対 大竹優七段(白)
第3回農心白山水杯世界囲碁シニア最強戦の第2局が、9月4日午前に中国・山東省青島の農心工場で行われました。中野寛也九段が韓国の金榮桓九段に153手までで黒番中押し勝ちを収め、大会開幕2連勝を飾りました。
第3戦では、中野寛也九段が中国の芮廼偉九段と対局します。芮九段は前回大会で5連勝を挙げ、中国チームのエース選手です。
農心白山水杯シニア世界最強戦は、日中韓のシニア棋士が出場する国際団体戦です。
優勝賞金は1億8000万ウォン(約2000万円)で、本戦で3連勝すると500万ウォン(約55万円)の連勝賞金が与えられます。
持ち時間は各40分、以後1分の秒読み1回のみ
第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第1戦が、9月3日午後、中国・山東省青島の農心工場で行われました。韓国李志賢九段が中国の李欽誠九段に勝利し、韓国チームが良いスタートを切りました。
李志賢九段は序盤から早々に優勢を築きました。李欽誠九段は形勢を立て直すことができず苦しい展開。最終的に226手で韓国の李志賢九段の白番中押し勝ちとなりました。
明日、9月4日の第2戦、福岡航太朗七段が出陣します。福岡七段の農心杯初出場となります。若手実力者として期待を集めており、大舞台での実力を試されることになります。
一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局が、9月3日に長野県の「藤井荘」で始まりました。手番だった芝野十段が127手目を封じ、1日目を終えました。127手は名人戦の1日目の最長手数を更新しました。
9月3日 9:00 - 立会人の張栩九段の合図で対局が始まりました。
9月3日 12:00 - 昼食時間。一力名人:お造り御膳。芝野十段:かつ丼御膳。
9月3日 13:00 - 対局が再開されました。
9月3日 15:00 - おやつが運ばれました。一力名人:どら焼き「たわわ」。芝野十段:チーズケーキ「おしゃべり卵」。
9月3日 17:37 - 手番だった芝野十段が「封じ手」を行いました。
9月3日 17:40 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。
1日目が終了した時点、一力遼名人(白番)の勝率は80%です。
9月2日、第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の抽選が中国・山東省青島で行われました。抽選の結果、初戦は中国の李欽誠九段と韓国の李志賢九段が対局することになりました。
第2戦では、その勝者と日本の福岡航太朗七段が対戦します。なお、日本の二番手には許家元九段です。
「今年、日本のナショナルチームは、農心辛ラーメン杯に向けてしっかりと準備をしてきました。中国や韓国のチームメンバーは世界トップレベルの超一流棋士です。日本も全力を尽くして戦いたいと思います。」
2025年8月の対局統計結果をまとめました。8月の碁力スコア上昇トップ3は志田達哉八段(+266)、井山裕太王座(+234)、重川明司二段(+193)です。
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 8月初 | 8月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 志田達哉八段 | ▲266 | 3144 | 3410 | 勝 勝 勝 勝 負 |
2 | 井山裕太王座・碁聖 | ▲234 | 4769 | 5003 | 勝 勝 勝 |
3 | 重川明司二段 | ▲193 | 2159 | 2352 | 勝 勝 勝 |
4 | 姚智騰六段 | ▲172 | 2540 | 2712 | 勝 勝 勝 負 |
5 | 大垣雄作九段 | ▲149 | 2567 | 2716 | 負 勝 勝 勝 勝 |
6 | 大西竜平七段 | ▲137 | 2915 | 3052 | 勝 勝 勝 勝 |
7 | 黄翊祖九段 | ▲134 | 2949 | 3083 | 負 勝 負 勝 |
8 | 小幡みのり初段 | ▲128 | 2060 | 2188 | 負 負 勝 勝 |
9 | 小県真樹九段 | ▲113 | 2456 | 2569 | 勝 勝 |
10 | 荒井幹太初段 | ▲112 | 2236 | 2348 | 負 勝 勝 勝 |
11 | 伊藤優詩五段 | ▲105 | 2622 | 2727 | 勝 勝 |
12 | 小松大樹四段 | ▲105 | 2442 | 2547 | 勝 勝 |
13 | 山田拓自八段 | ▲97 | 2513 | 2610 | 勝 勝 勝 負 |
14 | 柳井一真初段 | ▲96 | 2353 | 2449 | 負 勝 負 勝 勝 |
15 | 大谷直輝四段 | ▲93 | 2565 | 2658 | 負 勝 勝 負 |
16 | 常石隆志五段 | ▲93 | 2579 | 2672 | 勝 |
17 | 王銘エン九段 | ▲91 | 2650 | 2741 | 勝 |
18 | 高梨聖健九段 | ▲89 | 2681 | 2770 | 負 負 勝 勝 |
19 | 桑原樹二段 | ▲89 | 2893 | 2982 | 負 勝 勝 勝 勝 |
20 | 彦坂直人九段 | ▲82 | 2610 | 2692 | 勝 負 勝 勝 |
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 8月初 | 8月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 芝野虎丸十段 | ▼489 | 5740 | 5251 | 負 勝 勝 勝 勝 負 負 |
2 | 秋山次郎九段 | ▼267 | 3805 | 3538 | 負 負 勝 負 |
3 | 平田智也八段 | ▼136 | 3730 | 3594 | 負 勝 勝 |
4 | 中根大喜初段 | ▼130 | 2579 | 2449 | 負 勝 負 負 |
5 | 堀本満成五段 | ▼125 | 2799 | 2674 | 負 負 負 |
6 | 牛栄子四段 | ▼124 | 3049 | 2925 | 勝 勝 負 勝 勝 |
7 | 小松英樹九段 | ▼107 | 2910 | 2803 | 負 負 |
8 | 橋本雄二朗九段 | ▼103 | 2585 | 2482 | 負 負 |
9 | 奥田あや五段 | ▼95 | 2710 | 2615 | 負 負 |
10 | 酒井佑規六段 | ▼94 | 3628 | 3534 | 勝 負 |
第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦が、9月2日夜に中国・山東省青島で抽選し、翌3日から第1ラウンドが始まります。青島での開催は今回が初めてとなります。
第1ラウンド 第1〜4局 2025年9月3日〜6日 中国・青島
第2ラウンド 第5〜9局 2025年11月21日〜25日 韓国・釜山
第3ラウンド 第10〜14局 2026年2月2日〜6日 中国・上海
第50期新人王戦決勝三番勝負(主催:しんぶん赤旗・日本棋院・関西棋院)の第1局が9月1日(月)、東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われました。蕭鈺洋三段が張瑞傑六段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズの先勝を飾りました。両者はともに台湾出身の若手棋士です。
決勝三番勝負の第2局は、9月17日(水)に同じく日本棋院東京本院で行われる予定です。
9月1日に行われた第51期碁聖戦予選Aで、木部夏生三段が藤沢里菜女流本因坊に白番中押し勝ちを収め、七タイトル棋戦本戦進出まであと1勝に迫りました。予選決勝の対局相手は福岡航太朗七段です。
序盤は木部三段が実利を重視、藤沢七段は模様を重視する進行でした。中盤では木部三段がシノギを成功させ、勝利をもぎ取りました。
木部三段は直近16局で12勝を挙げ、好調を維持しました。初本戦出場を懸けた福岡七段との一局、注目が集まります。
8月29日~8月31日、第3回アジアアマチュア囲碁選手権が中国・深圳市で行われました。予選は5月21日から25日にかけて、オンラインで行われました。中国、日本、韓国、台北、シンガポール、香港、マカオ、そして開催地の特別参加である深圳チームの計8チームが決勝に進出しました。決勝は8月29日から31日まで、全6ラウンドで実施されました。
日本チームのメンバーは羽根和哉さん、西方彩華さん、紅林英龍さん、小島二十さんの4名です。
最終順位、日本チームは第4位となりました。上位3チームは、中国チーム(1位)、中国深圳チーム(2位)、台北チーム(3位)
第8回呉清源杯予選決勝が8月31日に中国福州で打たれ、謝依旻七段が中国の鄧佑嘉二段に勝利し、12月に行われる本戦への出場権を獲得しました。
⭕️ 謝依旻七段 - 鄧佑嘉二段(中国)❌
シードの上野愛咲美六段(前回優勝者)、藤沢里菜七段、上野梨紗三段と合わせて、日本勢計4名様が本戦出場します。
第8回呉清源杯予選準決勝が8月30日に中国福州で打たれ、謝依旻七段が韓国の許瑞玹五段に勝利し、決勝進出を果たしました。本戦出場まであと1勝となります。
⭕️ 謝依旻七段 - 許瑞玹五段(韓国)❌
予選決勝戦は8月31日(日)に打たれます。決勝戦の相手は中国の鄧佑嘉二段です(中継あり)。
第8回呉清源杯予選2回戦が、8月29日に中国福州で打たれました。謝依旻七段が中国の喩瑞琳初段に勝利し、準決勝進出しました。
謝依旻七段の次の対局相手は、韓国の許瑞玹五段となります。両者とも中国で非常に高い人気がある女流棋士ので、注目を集める一局です。
⭕️ 謝依旻七段 - 喩瑞琳初段(中国)❌
【第8回呉清源杯予選2回戦】(黒)喩瑞琳初段 対 謝依旻七段(白)
3回戦は8月30日(土)に打たれます。対局カード:
謝依旻七段 - 許瑞玹五段(韓国)
8月28日、第50期棋聖戦B2リーグの最終ラウンドの2局が行われました。
安達七段と小池七段がそれぞれ勝利を収め、B2リーグ残留を確定させました。
一方、敗れた瀬戸大樹八段と志田達哉八段は、Cリーグへ陥落することとなりました。
第50期棋聖戦B2リーグ最終局は大竹優七段と伊了四段の対局です。9月4日打たれる予定です。
第8回呉清源杯予選1回戦が、8月28日に中国福州で打たれました。謝依旻七段が勝利し、2回戦進出を果たしました。
日本勢の結果は以下の通りです。
❌ 奥田あや五段 - 許儉頴初段(中国)⭕️
❌ 徐文燕二段 - 李赫六段(中国)⭕️
⭕️ 謝依旻七段 - 厳惜驀四段(中国)❌
【第8回呉清源杯予選1回戦】(黒)謝依旻七段 対 厳惜驀四段(白)
2回戦は8月29(金)に打たれます。対局カード:
謝依旻七段 - 喩瑞琳初段(中国)【中継あり】
第44期女流本因坊戦(主催:共同通信社/日本棋院、協賛:JA共済連、共栄火災)の挑戦者決定戦が8月28日(木)、日本棋院東京本院で行われました。
星合志保四段が牛栄子四段に白番中押し勝ちを収め、藤沢里菜女流本因坊への挑戦権を手にしました。
星合四段にとっては4期ぶり2度目の挑戦となります。
藤沢女流本因坊との五番勝負は、9月24日に岩手県花巻市の佳松園で開幕します。
一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局が鹿児島市の「城山ホテル鹿児島」で行われました。一力名人が芝野十段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ先勝しました。
8月27日 9:00 - 前日まで封じた局面まで並べ直しました。
8月27日 9:10 - 封じ手を立会人の高尾紳路九段が開封し、一力名人がその場所に打って対局が再開された。
8月27日 12:00 - 2日目の昼食。一力名人、芝野十段はともに「天ぷらそば」を選びました。
8月27日 13:00 - 対局が再開されました。
8月27日 15:00 - 2日目の午後おやつ時間。一力名人:「城山カステラとフルーツの盛り合わせ」。芝野十段:「かるかんとフルーツの盛り合わせ」。
8月27日 17:28 - 終局。一力名人が芝野十段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ先勝しました。
第8回「呉清源杯」予選が、8月28日から9月1日まで開催されます。日本からは謝依旻七段、奥田あや五段、徐文燕二段の3名が1回戦から出場します。
予選を勝ち抜いた10名は、シード14名とともに12月の本戦に進出することになります。
奥田あや五段 vs 許儉頴初段
徐文燕二段 vs 李赫六段
謝依旻七段 vs 厳惜驀四段
8月28日:1回戦
8月29日:2回戦
8月30日:3回戦
9月1日:決勝
【第50期名人戦挑戦手合第1局】(黒)一力遼名人 対 芝野虎丸十段(白) 実戦からの一手です。
対局は第94手まで進み、白番の芝野十段が「ハサミ」の一手を打ちました。
黒△二子に対しては、AとBの二つの攻め方向が考えられます。
もし「サガリ」を選ぶと、左辺に活きる余地を与え、白左辺の模様も大きく減らしてしまいます。
実戦では、左辺をしっかり守りつつ、黒を攻めることで厚みを築き、リードをさらに広げることができました。
攻める方向をどう選ぶか、その判断が局勢を大きく左右することもあります。
【第50期名人戦挑戦手合第1局】(黒)一力遼名人 対 芝野虎丸十段(白)
【第51期天元戦挑戦者決定戦】(黒)芝野虎丸十段 対 志田達哉八段(白) 実戦からの一手です。
終局図です。この局面、地合いでは白が約20目リードしています。黒が唯一逆転できるのは右辺の白大石を仕留めることです。
しかし、下図のように進めても、黒自身が活きていないです。攻め合いは黒負けです。そのため芝野十段は投了を選びました。
結果、白番の志田達哉八段が一力遼天元への挑戦権を獲得しました。志田八段にとって、天元を含む七大タイトル戦は今回が初めての挑戦となります。念願の大舞台への切符をついに掴みました。
【第51期天元戦挑戦者決定戦】(黒)芝野虎丸十段 対 志田達哉八段(白)
一力遼名人に芝野虎丸十段が挑戦する第50期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局が、8月26日に鹿児島市の「城山ホテル鹿児島」で始まりました。手番だった一力名人が101手目を封じ、1日目を終えました。
8月26日 9:00 - 立会人の高尾紳路九段の合図で対局が始まりました。
8月26日 12:00 - 昼食時間。一力名人:シーフードカレー。芝野十段:カツカレー。
8月26日 13:00 - 対局が再開されました。
8月26日 15:00 - おやつが運ばれました。一力名人:かるかんとフルーツ盛り合わせ、ブラッドオレンジソーダ。芝野十段:バスクチーズケーキとアップルジュース。
8月26日 17:30 - 手番だった一力名人が「封じ手」を行いました。
8月26日 17:35 - 盤上の石が片付けられ、1日目の対局が終了しました。
1日目が終了した時点、一力遼名人(黒番)の勝率は3%です。
第50期囲碁名人戦七番勝負第1局(朝日新聞社主催)が8月26日に鹿児島で開幕します。対局を前に25日夜には前夜祭が行われ、一力遼名人と挑戦者の芝野虎丸十段が意気込みを語りました。両者は昨年に続く再戦となるシリーズです。
防衛を目指す一力名人は、芝野十段の進化について「序盤の自由度が増し、対策が立てづらくなった」と評価しました。その上で「対策が外れる可能性も高いので、未知の展開を楽しむ気持ちで臨みたい」と語りました。
また、自身の成長については「多くのタイトル戦を経験し、調子を崩した時期もあったが、その都度ベストを尽くしてきた」と振り返り、直近ではLG杯決勝進出を果たしたことで「自信につながった」と語りました。初めての鹿児島での対局については「素晴らしい環境で戦えることは光栄です」と期待します。
芝野十段は昨年の名人戦で敗れた雪辱を胸に挑みます。「去年は内容的にも不足が多く、結果的に負けて悔しい思いをしました。早く戻ってくることができて嬉しく思います」と語り、名人リーグ序盤で苦戦しながらも挑戦権を得たことを「運もあった」と振り返りました。
また、対局地・鹿児島については「2度目の訪問ですが、桜島を間近に見るのは初めてで迫力に感動しました」と新鮮な印象を述べました。精神面についても「去年より落ち着いて臨めている」と冷静さを強調し、「節目の50期で結果を残したい」と意欲を示しました。
2025年8月22日から25日まで、マレーシア・クアラルンプールのサンウェイピラミッドホテルにおいて「第40回世界少年囲碁選手権大会(WYGC 2025)」が開催されました。大会は「18歳以下の部」と「12歳以下の部」の二つのカテゴリーに分かれます。
12歳以下の部に出場した日本の小川蓮くんは、リーグ戦を4位(3勝2敗)で突破し、準決勝では同リーグ1位(4勝1敗)の中国選手を下し、決勝進出を果たしました。決勝では韓国選手に敗れましたが、準優勝を収めました。