第50期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第3局が7月18日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。芝野虎丸十段が井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちを収め、2勝1敗で王手をかけました。
第4局は、8月1日に同じく日本棋院東京本院にて行われます。
7月18日 9:00 - 立会人の王銘琬九段の合図で対局が始まりました。
7月18日 12:00 - 昼食。井山裕太碁聖:あづまやのうな重。芝野十段:あづまやの親子重。
7月18日 15:00 - 午後おやつ時間。井山裕太碁聖:ティラミス。芝野十段:マンゴープリン。
7月18日 18:59 - 芝野虎丸十段が井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちを収め、2勝1敗で王手をかけました。
第44期女流本因坊戦の本戦準決勝、向井千瑛六段対星合志保四段の一局が、7月17日に打たれました。星合志保四段が黒番で5目半勝ちを収め、挑戦者決定戦進出を決めました。
挑戦者決定戦の相手は牛栄子四段と上野愛咲美女流名人の勝者となります。星合四段は第40期の挑戦者で、4年ぶりの再挑戦まで、あと1勝です。
形を崩すのと形を整えることは表裏の関係があります。急所ということです。一手の差で、石の強弱が入れ替わります。
黒1のノゾキが白の断点を狙って、形を崩す手筋です。白2と守れば、黒3と飛ぶと攻めの態勢が整います。
白2のツケも考えられます。黒は9まで厚く封鎖して、十分満足です。
白2の強い抵抗手段もあります。黒3コスミで、aの躍り出しとbのキリが見合いです。白の形が薄いので、黒は十分に戦えます。
形を崩すには、形の良し悪しが分からなければ、崩すこともできません。本型、形に急所があります。
黒1のサガリでは白に安心されてしまいます。白2のトビが良い手で、黒aのノビなら、白bのオサエが先手なので、白が十分戦えます。
黒1のアテコミが急所です。白8まで、二つ弱石に分断されました。
第50期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ(朝日新聞社主催)は7月14日に注目の一局が行われました。余正麒八段が、井山裕太王座に238手まで、白番中押し勝ちを収めました。井山王座はリーグ成績6勝1敗となり、挑戦権決定は21日の最終戦に持ち越しとなりました。
黒番:井山裕太王座
白番:余正麒八段
手数:238手
結果:白番中押し勝ち
対局日:2025-07-14
白26手はやや繊細さに欠けており、K3に打つのがより良い選択とされています。
この譜では、形勢は両分けです。
白34手はやや損であり、K16がより良い手とされています。
白42手は軽微な損で、F15が適切な着手です。
白54手は小さなミスで、C19に打つのがより有利です。
黒57手はやや繊細さに欠けており、J17に打つのが望ましいです。
この譜では、黒が一定の成果を挙げ、やや形勢をリードしています。
白70手はやや損であり、E12がより良い手とされています。
黒83手もやや損で、C8が適切な着点です。
白84手には少し不満があり、H19が良い選択です。
白86手もやや損で、H19が検討されます。
この譜では、白の苦戦が続いています。
黒91手には少し疑問があり、D7がより良い選択です。
黒93手は軽微な損であり、N13が良い手とされています。
黒109手にはやや疑問があり、L11に打つほうが有利です。
黒115手はやや損で、K7が選択肢として考えられます。
この譜では、白が困難を打開し、局面の主導権を握りました。
黒121手はやや損であり、C12が良い手とされています。
白132手は好ましくなく、A13が適切な選択です。
白136手には少し不満があり、E7に打つのが有利です。
黒143手はやや損であり、H12がより良い手とされています。
この譜では、黒の苦戦が続いています。
白164手はやや損であり、J3がより良い選択です。
黒165手もやや損で、E6に打つのが適切です。
黒173手は良い手です。
黒175手はやや不満があり、O3が良い手とされています。
白178手はやや繊細さに欠けており、L3がより良い着手です。
この譜では、黒の苦戦が続いています。
黒189手は非常に良くなく、K5が正着とされています。
白204手は小さなミスであり、K8が良い手です。
白208手はやや繊細さに欠けており、J6に打つのが適切です。
黒209手も軽微なミスであり、O11が好手とされています。
この譜では、黒の奮闘も実らず、形勢は苦境に陥りました。
黒227手は目に見えるミスであり、F10に打てば危機を回避できたとされています。
白228手は考慮不足であり、E1がより良い選択です。
白230手は非常に疑問があり、O16が有効な手です。
黒231手も非常に疑問のある一手であり、O15が適切な着手とされています。
238手まで、白番中押し勝ちで終局となります。
2025年7月14日、第50期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ(朝日新聞社主催)の注目局が行われ、井山裕太王座が余正麒八段との対局にて、黒番中押し負けを喫しました。対局は238手まで続き、これにより井山王座のリーグ成績は6勝1敗となり、挑戦者決定は7月21日の最終戦へと持ち越されました。
井山王座が最終戦で広瀬優一七段に勝利すれば、挑戦者として名人位への挑戦が確定しますが、敗れた場合は他の棋士と同率となり、プレーオフに突入します。
最終成績で6勝2敗が複数名出た場合、名人リーグの規定により、リーグ序列上位の2名が挑戦者決定プレーオフを行います。井山王座は現在、序列上位に位置しているため、少なくともプレーオフ進出が確定しています。
【第50期名人戦リーグ】(黒)井山裕太王座 対 余正麒八段(白)
序列 | 棋士 | 芝野 | 余 | 井山 | 許 | 山下 | 村川 | 関 | 広瀬 | 福岡 | 成績 | 昇降 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 芝野 | ー | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | 5-2 | ||
2 | 余 | × | ー | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | 4-3 | ||
3 | 井山 | ○ | × | ー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 6-1 | ||
4 | 許 | ○ | ○ | × | ー | ○ | ○ | ○ | × | 5-2 | ||
5 | 山下 | × | × | × | ー | ○ | × | × | × | 1-6 | 陥落 | |
6 | 村川 | × | × | × | × | ー | ○ | ○ | × | 2-5 | 陥落 | |
6 | 関 | × | × | × | ○ | × | ー | × | × | 1-6 | 陥落 | |
6 | 広瀬 | × | × | × | ○ | × | ○ | ー | × | 2-5 | 陥落 | |
6 | 福岡 | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ー | 6-2 |
2025年7月14日、東京・市ヶ谷の日本棋院本院にて行われた第50期棋聖戦B2リーグで、大竹優七段が富士田明彦八段との対局にて黒番2.5目勝ちを収め、通算成績を5勝1敗とし、リーグ内の序列が上位であることで、最終戦を待たずしてB2リーグの優勝が確定しました。
【第50期棋聖戦Bリーグ】(黒)大竹優七段 対 富士田明彦八段(白)
序列 | 棋士 | 富士田 | 安達 | 志田 | 大竹 | 佐田 | 小池 | 伊 | 瀬戸 | 成績 | 昇降 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 富士田 | — | × | ○ | × | × | × | ○ | 2-4 | ||
2 | 安達 | ○ | — | × | × | ○ | × | × | 2-4 | ||
3 | 志田 | × | ○ | — | × | × | ○ | × | 2-4 | ||
4 | 大竹 | ○ | ○ | ○ | — | ○ | ○ | × | 5-1 | 1位 | |
5 | 佐田 | × | ○ | × | — | ○ | × | ○ | 3-3 | ||
6 | 小池 | ○ | ○ | × | × | — | ○ | × | 3-3 | ||
7 | 伊 | ○ | ○ | × | ○ | × | — | ○ | 4-2 | ||
8 | 瀬戸 | × | ○ | ○ | × | ○ | × | — | 3-3 |
対局に最低限必要な用具は、碁盤(ごばん)と碁石(ごいし)の2つだけです。これだけあれば、どなたでもすぐに対局を始められます。
正式なサイズで、縦横にそれぞれ線が19本入った「19路盤」と呼ばれます。本格的な対局や大会などでも使われる標準サイズです。
最初は広すぎて覚えづらい場合もあるため、小さな盤から始めるのがおすすめです。13路盤、9路盤、7路盤は、お子様や入門講座で使われる場合が多いです。
19路盤には交点が361カ所あるため、
黒石181個+白石180個=361個 が基本セットです。
碁石を収納するための容器です。木製やプラスチック製など、さまざまな素材があります。
制限時間をはかる道具です。デジタル式は秒読み設定など多機能で、初心者には操作が簡単なものがおすすめです。
「第10回扇興杯女流最強戦」(協賛:センコーグループホールディングス株式会社)の決勝が、2025年7月13日に滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」にて行われました。
上野梨紗女流棋聖が、藤沢里菜扇興杯に306手までの激戦の末、黒番5目半勝ちを収め、初の扇興杯優勝を果たしました。
「第10回扇興杯女流最強戦」(協賛:センコーグループホールディングス株式会社)の決勝が、7月13日に滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」にて行われました。
上野梨紗女流棋聖が、藤沢里菜扇興杯に306手までの激戦の末、黒番5目半勝ちを収め、初の扇興杯優勝を果たしました。
この日の対局は、両者が幾度となく大きなミスを犯す波乱含みの展開となりました。
序盤から終盤にかけて形勢が目まぐるしく変わる中、AIの形勢判断グラフも230手を過ぎても大きく上下を繰り返し、勝敗の行方が読めない状態が続きました。
勝負を決めたのは、終盤の白236手における藤沢扇興杯の緩手でした。
上野女流棋聖はこの一手を逃さず的確に攻め立て、一気に勝勢を築き上げました。
その後は危なげなく打ち進め、白旗を受け取るまで主導権を手放すことはありませんでした。
「第10回扇興杯女流最強戦」(協賛:センコーグループホールディングス株式会社)の準決勝が、7月11日に滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」にて行われました。
藤沢里菜扇興杯が上野愛咲美女流名人を相手に白番中押し勝ちを収め、決勝進出を果たしました。もう一方の準決勝では、上野梨紗女流棋聖が加藤千笑三段に白番中押し勝ちし、藤沢扇興杯と決勝の舞台で対局することとなりました。
決勝戦は7月13日(日)、同じく「迎賓庵あけくれ」にて行われます。
7月12日(土)には、会場近くのクレフィール湖東にて、毎年恒例となっている「囲碁フェスティバル2025」が開催されます。
当日は、プロ棋士による指導碁、クラス別対局、囲碁トーク、抽選会など多彩なプログラムが予定されており、囲碁ファンの方に対して、楽しめる内容となっています。
包囲する黒に断点があって、その傷をカバーしながら、白の逃走路を塞ぎます。
黒1のふくらみは白2のキリから、4、6がシノギの好手です。白10まで脱出しました。
黒1のナラビが味の良い封鎖の手筋です。脱出が不可能となれば、攻め合いが白の2手負けです。
直接封鎖しても、うまくいかない場合があります。その時は、一歩後退して、味よく封鎖する手段を考えていただきたいです。
黒1のオサエは白2のキリがきびしいです。この白を取ればいいのだが、うまくいかないです。
黒1のトビから黒3のコスミが手筋です。これで黒は連絡しており、当面は白の攻めを回避することもできます。
隅の黒三子に生きる手立てはないです。しかし活用することはできます。これを利用してどう封鎖に結びつけますか?
黒1のツケは白2とハネられて思うように行かないです。黒7まで地に甘い結果になります。
黒1のカドが手筋です。黒9まで先手の締め付けが成功しました。
囲碁の盤の上には、黒と白の石が入り組んでいて、ルールが難しそうに見えます。実は囲碁のルールはとても簡単です。はじめての人も、5つの基本ルールを覚えれば、すぐに対局ができるようになります。
黒番が先手、白番が後手として交互に石を置いて進行します。タテとヨコの線の交わった場所に着手し、1手ずつ順番に打っていきます。
ルール上石を置いてはいけない場所のことです。下の図のように、石を置くと、その石がすぐに取られてしまう場所や、相手に完全に囲まれてしまう場所などが該当します。
コウとは、同じ形を繰り返すことができないルールです。例えば、黒が白の石を取った後、白がその石を取り返すと、また黒がその石を取り返すことができてしまいます。これを防ぐために、同じ形を繰り返すことはできません。
黒1と取った後、白はそこ以外の場所にしか打てないルールです。
以上の5つの基本ルールを覚えれば、囲碁を始めることができます。次回は、囲碁の基本的な用語や、実際の対局の流れについて学んでいきましょう。
封鎖するあとに傷が残らないようにしてください。傷が残っていては厚みとして働きが悪くなります。
直接黒1にケイマするのは白2がきびしいです。白6から8までに押し出してくる手がきついです。右辺の二子が苦戦となります。
黒1とアテて、白の受け方を聞きます。黒1、3、5の手順で、味よく封鎖が決まります。
第50期名人戦挑戦者決定リーグ戦(主催:朝日新聞社)は7月10日、村川大介九段と広瀬優一七段の対局が行われ、村川九段が黒番中押し勝ちを収めました。敗れた広瀬七段は通算2勝5敗となり、リーグからの陥落が確定しました。
今回の結果により、今期の陥落4枠がすべて決定しました。2勝5敗の村川九段、広瀬七段、そして1勝6敗の山下敬吾九段、関航太郎九段は、来期は名人戦最終予選からの出場となります。一方、広瀬七段の敗戦によって、余正麒八段(3勝3敗)のリーグ残留が確定しました。
挑戦権をめぐる争いでは、井山裕太王座(6勝0敗)が単独首位を走っており、14日に予定されている余八段との対局に勝利すれば、一力遼名人への挑戦権が確定します。
頻繁に現れる常用の筋です。ここは攻め上げる場面ではなく、封鎖をするところです。
黒1は封鎖でなく、攻めに重点をおいた打ち方です。
黒1のツケコシが常用の手筋です。白2から4のアテに、黒5のアテ返しが封鎖を目的とする手筋です。黒7まで白を閉じ込められます。
第50期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第2局が7月9日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。
井山裕太碁聖が芝野虎丸十段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ成績を1勝1敗に戻しました。
終局は午後6時10分、185手まででした。
第3局は、7月18日に同じく日本棋院東京本院にて行われます。
7月9日 9:00 - 立会人の小林覚九段の合図で対局が始まりました。
7月9日 12:00 - 昼食
7月9日 15:00 - 午後おやつ時間
両者ともに「モロゾフ」のカスタードプリン
7月9日 18:10 - 終局
井山裕太碁聖が芝野虎丸十段に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ成績を1勝1敗に戻しました。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第5局が7月2日、神奈川県箱根町のホテル花月園で打たれました。
一力遼本因坊が芝野虎丸十段に黒番2目半勝ちを収め、本因坊位3連覇を達成しました。
一力本因坊:「毎局毎局、進行を想定して臨んでいますが、早い段階で外れることもよくあります。芝野さんは他棋戦を見ても調子が良さそうで、第3局、第4局は個人的には不本意な内容だったので、最終局はしっかり自分の碁を打てるようにしたいです。」
芝野十段:「連敗スタートだったので、ここまで来られてよかったという気持ちです。ただ、やることはこれまでと変わらないので、集中して打てたらと思います。」
一力本因坊:「今日は温泉で疲れを取り、ベストな状態で臨みたい」
芝野十段:「明日も集中して戦えたらと思います」
立会人・武宮正樹九段の合図で対局開始。
一力遼本因坊が芝野虎丸十段に黒番2目半勝ちを収め、本因坊位3連覇を達成。
「第3回衢州爛柯杯世界囲碁オープン戦」の本戦出場者48名が決定しました。
日本からは3名が本戦に出場します。
シードとして余正麒八段と大竹優七段が選ばれ、さらにベテランの蘇耀国九段も名を連ねました。
1回戦は7月1日にスタートします。
前回準優勝者の辜梓豪九段をはじめとする31名が出場します。
シード選手として、李轩豪九段、党毅飛九段、李钦诚九段、丁浩九段、王星昊九段が本戦に臨みます。
さらに、ワイルドカード枠として柁嘉熹九段と屠晓宇九段が選出されました。
そのほかにも、芈昱廷九段、谢尔豪九段、杨鼎新九段、赵晨宇九段、許嘉陽九段、李維清九段など
中国トップレベルの棋士たちが勢揃いしています。
前回大会の優勝者・申真諝九段をはじめ、韓国からは10名が出場します。
初となる公式団体戦「日本女子囲碁リーグ」(特別協力・日本経済新聞社)の決勝ラウンドが6月28日、東京・市ケ谷の日本棋院で行われ、チーム囲碁・将棋チャンネルが2勝1敗でチームセンコーグループを破り、初代優勝チームに輝きました。
「日本女子囲碁リーグ」は、日本棋院創立100周年を記念して創設されたもので、女性棋士20人が5チームに分かれ、1チーム3人ずつが出場するホーム&アウェー方式の総当たり戦が約1年にわたって行われました。
今回の決勝は、リーグ戦1位のセンコーグループと2位の囲碁・将棋チャンネルによる頂上決戦でした。
主将戦は上野愛咲美女流名人(センコーグループ)対藤沢里菜女流本因坊(囲碁・将棋チャンネル)という女流トップ棋士の注目対決。
序盤から藤沢女流本因坊が優位に立ち、上野女流名人の粘りを振り切って勝利を収めました。
【第1回日本女子囲碁リーグ決勝】(黒)藤沢里菜 女流本因坊 対 上野愛咲美 女流名人(白)
副将戦では牛栄子四段(センコーグループ)が星合志保四段(囲碁・将棋チャンネル)に黒番中押し勝ちを収め、1勝1敗のタイに持ち込みました。
勝敗の行方は最後の三将戦に託されました。
【第1回日本女子囲碁リーグ決勝】(黒)牛栄子四段 対 星合志保四段(白)
運命の三将戦は万波奈穂四段(センコーグループ)対高山希々花初段(囲碁・将棋チャンネル)です。
一進一退の攻防が続く激戦となりましたが、高山初段が黒番3目半勝ちを収め、囲碁・将棋チャンネルに勝利をもたらしました。
【第1回日本女子囲碁リーグ決勝】(黒)高山希々花初段 対 万波奈穂四段(白)
第50期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第1局が2025年6月25日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われました。
挑戦者の芝野虎丸十段が、井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちを収め、シリーズの先勝を飾りました。終局は午後5時38分、159手まででした。
対局は中盤以降、黒の芝野十段が鋭く白石を分断したことから難解な攻め合いに発展しました。
粘る井山碁聖に対し、芝野十段は冷静に白の大石を仕留め、勝負を決定づけました。
残り時間は、井山碁聖が4分、芝野十段が2分と、ギリギリの攻防となりました。
芝野十段と井山碁聖の顔合わせは、昨期に続く2期連続となります。
前期は芝野十段が3連敗を喫してタイトル奪取はなりませんでしたが、今期はその雪辱を果たすべく、見事な滑り出しを見せました。
一方、井山碁聖は5連覇、そして通算11期目の碁聖獲得が懸かる大一番です。
芝野十段は今春、井山九段から十段タイトルを奪取。
さらに、本因坊戦でも一力遼本因坊(棋聖・名人・天元)に対し、連敗スタートから連勝で巻き返し、7月2日に控える最終局に望みをつなげています。
6月2日に行われた十段就位式では「ここをスタートラインとして改めて精進していきたい」と語っており、その言葉通り、今年は各タイトル戦で活躍が続いています。
第2局は、7月9日に同じく日本棋院東京本院にて行われます。
立会人の片岡聡九段の合図で対局が始まりました。
挑戦者の芝野虎丸十段が、井山裕太碁聖に黒番中押し勝ちを収め、シリーズの先勝を飾りました。
第12期女流立葵杯三番勝負は、2025年6月21日から23日にかけて福島県会津若松市にて行われました。
上野愛咲美女流立葵杯と挑戦者・藤沢里菜女流本因坊による頂上決戦は、白熱のフルセットにもつれ込み、3日間にわたる熱戦となりました。
初戦は6月21日に行われ、上野女流立葵杯が黒番中押し勝ちを収めて好スタートを切りました。
183手で勝負を決め、女流立葵杯4連覇へ向けて一歩リードしました。
【第12期女流立葵杯挑戦手合第1局】(黒)上野愛咲美立葵杯 対 藤沢里菜女流本因坊(白)
続く第2局は翌22日に同会場で行われ、今度は藤沢女流本因坊が黒番1目半勝ちを収めて反撃。
285手に及ぶ大熱戦を制し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。
勝負の行方は、翌日の最終局に持ち越されることとなりました。
【第12期女流立葵杯挑戦手合第2局】(黒)藤沢里菜女流本因坊 対 上野愛咲美立葵杯(白)
決着局となる第3局は23日に行われました。
上野女流立葵杯が白番中押し勝ちを収め、シリーズ通算成績2勝1敗で見事にタイトル防衛に成功しました。
198手での勝利により、女流立葵杯4連覇を達成。現在保持する女流名人と合わせて二冠を守りました。
【第12期女流立葵杯挑戦手合最終局】(黒)藤沢里菜女流本因坊 対 上野愛咲美立葵杯(白)
第80期本因坊戦五番勝負第4局が2025年6月18日、三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」で打たれました。
挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊に白番中押し勝ちを収め、2連勝で決着を最終局に持ち込みました。
この譜では、形勢が両分けです。
この譜では、疑問手は見られません。
この譜では、疑問手は見られません。
この譜では、疑問手は見られません。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第4局が2025年6月18日、三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」で打たれました。
挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊に白番中押し勝ちを収め、2連勝で決着を最終局に持ち込みました。
第5局は7月2日、神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれる予定です。
立会人の山城宏九段の合図で対局が始まりました。
芝野虎丸十段が一力遼本因坊に白番中押し勝ち。2連勝で勝負は最終局へ。
2025年6月16日、関山穂香新初段の初手合が打たれました。関山初段は親子5代目のプロ棋士です。結果は櫻本絢子初段に敗れ、デビュー戦が黒星となります。
2025年6月15日、藤沢秀行名誉棋聖の生誕百年を記念し、「生誕百年の集い」が日本棋院で盛大に行われました。会場には棋士たちが多数出席し、それぞれが藤沢先生との思い出を語りました。
勝負師としての厳しさに加え、人間味あふれる一面を持っていた藤沢先生の独特な人柄が生き生きと語られ、会場には笑顔と感動が広がりました。
藤沢秀行名誉棋聖は、大正14年(1925年)6月14日、神奈川県横浜市に生まれ、本名は「保(たもつ)」です。昭和9年に院生となり、1950年にはモト子夫人と結婚、家庭を築きながら囲碁人生を歩み始めました。
棋士としての転機は1957年、第1期首相杯争奪戦の優勝。その後も、日本棋院第一位決定戦(1959年)、第1期名人位獲得(1962年)と、次々にタイトルを獲得します。新設タイトルの初代王者になることが多かったことから、「初物食いの秀行」とも呼ばれました。
1964年には、のちの女流本因坊・藤沢里菜さんの父である五男・一就さんが誕生。家庭には6男1女の子宝に恵まれましたが、経済的には困難な時期もあり、自宅が競売にかけられたこと(1975年)もあったそうです。夫人は池坊の免状を取得し、家計を支えるために生け花教室を開いたこともありました。
棋士としては、棋聖・名人・王座・天元などのビッグタイトルを数多く制覇。1977年には棋聖位を獲得し、1982年には棋聖戦6連覇という偉業を成し遂げました。その間にもNHK杯や早碁選手権、プロ十傑戦などでも優勝を重ね、勝利数のトップ賞を獲得した年もあります。
藤沢先生はがんやリンパ腫の治療中も一切対局を休まず、不屈の精神を貫かれました。胃がんの手術後や放射線治療の副作用の中でも碁盤に向かい続ける姿勢は、関係者だけでなく多くのファンに感動を与えました。
1991年には66歳で王座を奪取、翌年に防衛。1999年に73歳で引退するまで、生涯を囲碁に捧げ続けた棋士として、その生き様を示しました。2009年、83歳で永眠されましたが、その精神は今も色褪せることはありません。
6月12日、第4回テイケイグループ杯レジェンド戦準決勝が打たれました。趙治勲名誉名人が、小林泉美女流レジェンドに白番1.5目勝ちを収め、決勝進出を果たしました。
この譜では、双方に明確な疑問手は見られず、形勢は両分けです。
本譜では、双方に明確な疑問手は見られません。
6月12日、第50期棋聖戦Sリーグの一局が打たれました。山下敬吾九段が、河野臨九段に黒番中押し勝ちを収め、Sリーグ成績を1勝1敗としました。河野臨九段は開幕2連敗となりました。
この譜では、双方に明確な疑問手は見られず、形勢は両分けです。
本譜では、双方に明確な疑問手は見られません。
本譜では、双方に明確な疑問手は見られません。
6月12日、第50期棋聖戦Sリーグの一局が打たれました。山下敬吾九段が、河野臨九段に黒番中押し勝ちを収め、Sリーグ成績を1勝1敗としました。河野臨九段は開幕2連敗となりました。
この譜では、双方に明確な疑問手は見られず、形勢は両分けです。
本譜では、双方に明確な疑問手は見られません。
本譜では、双方に明確な疑問手は見られません。
2025年「恵山杯」中国囲碁団体戦が6月9日、江蘇省無錫市の中威藍海御華ホテルで開幕しました。今大会には、男子・女子乙級各16チーム、丙級30チーム、計232名の選手が出場しています。
中日友好チームは、2024年の丙級優勝によって乙級に昇格したチームです。チームメンバーは広瀬優一七段、大竹優七段、酒井佑規六段、三浦太郎四段の4名です。
第1ラウンドでは深セン龍華青年チームに1-3で敗戦、そして第2ラウンドでは杭州市棋類協会チームにも再び1-3で敗れ、連敗スタートとなりました。
日本時間13時半、対局開始。
日本棋院は6月9日、所属女流棋士の大須賀聖良三段が、7日、事故による頭部外傷のため都内の病院で亡くなったと発表しました。21歳というあまりに早すぎる旅立ちに、囲碁界全体が深い悲しみに包まれています。
2025年6月9日、第50期棋聖戦Cリーグの一局が打たれました。今期Cリーグにおいて唯一の女性棋士である加藤千笑三段が、鈴木伸二八段に黒番中押し勝ちを収め、白星スタートを切りました。強い相手に実力を発揮した内容となりました。
第6回ワールド囲碁チャンピオンシップの決勝戦が6月7日、全羅南道・新安郡のラマダプラザホテル&C-ONEリゾート慈恩島で行われ、睦鎮碩九段が山下敬吾九段に勝利し、初優勝を飾りました。
決勝戦では、午前中に行われた準決勝をそれぞれ勝ち抜いた2人が激突。
睦九段は劉昌赫九段に、山下九段は安祚永九段にそれぞれ勝利して決勝へと駒を進めました。
睦九段と山下九段の対戦は、1999年の第1回農心辛ラーメン杯以来、約25年ぶり。
当時も睦九段が白番中押し勝ちを収めており、これで対戦成績は睦九段2勝0敗となりました。
決勝では石を選んで白番となった睦九段が、序盤から優勢な展開を構築。
中央の戦いでは山下九段の攻撃をしのぎ、冷静に対応することで形勢を維持しました。
その後、左辺で対応ミスがあったものの、山下九段側の応手に誤りがあり、逆に睦九段が得をする展開に。
最後は細かい局面で勝機を逃さず、勝利を収めました。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第3局が6月6日、大阪府守口市のホテルアゴーラ大阪守口で打たれました。挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ初勝利を挙げました。
第4局は6月18日、三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」で打たれる予定です。
6月6日 10:00
立会人の張栩九段合図で対局が始まりました。
6月6日 10:30
午前のおやつ。
両者とも:ピスタチオとラズベリーのムース、100%りんごジュース
6月6日 12:00
昼食。
一力本因坊:大海老と鮑のXO醬炒め
芝野十段:鴨と九条ネギのおそば、鉄火丼
6月6日 15:00
午後おやつ時間。
一力本因坊:季節フルーツの盛り合わせ、アイスコーヒー
芝野十段:フルーツの盛り合わせ、100%りんごジュース
6月6日 16:50
終局。
挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊(27)に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ初勝利を挙げました。
「第6回ワールド囲碁チャンピオンシップ」が、2025年6月6日(木)から7日(金)までの2日間、韓国・全羅南道新安郡のラマダプラザホテル&C-ONEリゾート(紫恩島)で開催されます。5日に開幕式が行われ、6日には16強と8強戦、7日には準決勝と決勝戦が行われる予定です。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第3局が6月6日、大阪府守口市のホテルアゴーラ大阪守口で打たれました。挑戦者の芝野虎丸十段が、一力遼本因坊に黒番中押し勝ちを収め、シリーズ初勝利を挙げました。
黒番:芝野虎丸十段
白番:一力遼本因坊
手数:175手
結果:黒番中押し勝ち
対局日:2025-06-06
この譜では、双方に明確な疑問手は見られず、形勢は両分けです。
白40手はやや繊細さに欠けており、K9への着手がより良いとされています。
白46手はやや損であり、M7に打つのが適切です。
黒47手もやや損であり、F8が望ましい選択です。
白52手もやや繊細さに欠けており、M7に打つほうが良いとされます。
この譜では、黒が一定の成果を挙げ、形勢をややリードしています。
黒71手はやや損であり、L6への着手がより良いとされています。
白78手もやや損であり、O10が望ましい手とされます。
黒79手には少し疑問があり、O10への着手が良い選択です。
白90手には少し疑問があり、G17が適切な一手とされています。
この譜では、白の奮闘も実らず、形勢は苦しい展開となりました。
黒101手にはわずかな疑問があり、O10に打つのがより良い選択です。
黒103手はやや損であり、G17への着手が検討されます。
白104手もやや損であり、R12がより良い手とされます。
この譜では、黒の優勢が明確に現れています。
白122手はやや損であり、K17への着手がより良いとされています。
黒137手もやや損であり、E15に打つのが適切です。
この譜では、黒の優勢が明らかになりました。
白172手にはやや疑問があり、F7が好手とされています。
黒173手は好ましくなく、R2に打つほうが有利です。
この譜では、黒番の勝勢が確実となりました。
囲碁棋士が碁盤上の「地(ジ)」の広さを目測で見積もる能力が、通常の数感覚の高度な形であります。プロ棋士と一般人を比較して脳の働きをfMRI(機能的磁気共鳴画像法)で分析しました。
MRI装置の中で2枚の碁盤の画像を同時に見せられ、「どちらの地が広いか」を即座に判断する課題を行いました。分かりやすい局面では、数的認知に関与する大脳皮質の領域が主に活性化しましたが、差が小さく判断が難しい局面では、特に右側の小脳が顕著に活性化していることが分かりました。
さらに注目すべきは、この小脳の活性度が高いほど、囲碁を学び始めてからプロ棋士になるまでの期間が短いという傾向が見られたことです。これは、長年「運動制御」や「バランス」に関わるとされてきた小脳が、高度な数的判断や直感的意思決定にも関与している可能性を示唆する重要な発見です。
今回の研究は、人間の数的感覚がどのように発達し、専門家レベルの直感的判断がどの脳回路で働いているのかを示す重要な手がかりです。特に囲碁という伝統的ゲームが、脳の認知機能の研究において非常に有用なモデルとなることを示しています。数学教育、認知発達研究、AIの直感的判断モデルの開発など、幅広い分野への応用が期待されます。
囲碁は最も難解で知的なスポーツとされており、その直感的判断と脳機能の関係を解き明かした研究は、大きな意義を持ちます。
「大和ハウス杯 第63期十段戦」(産経新聞社主催)で優勝を果たした芝野虎丸十段の就位式が、6月2日、東京都港区のグランドニッコー東京台場で行われました。芝野十段は2期ぶり3度目の十段奪還となり、再び七大タイトル保持者の座に返り咲きました。
式典では、日本棋院および関西棋院より十段就位を認める允許状が授与された後、産経新聞社の近藤哲司社長より賞金目録と賞杯が、大和ハウスの泉本圭介上席執行役員より副賞がそれぞれ贈られました。
近藤社長は「十段獲得おめでとうございます。今回の五番勝負は、まさに『虎の復活』を強く印象付ける鮮やかな奪還劇でした」と祝意を述べました。また、日本棋院の武宮陽光理事長は「不調説を吹き飛ばす連戦連勝だった。この勢いのまま、勝ち続ける一年にしていただければ」と激励しました。
今回の五番勝負は、十段7期を目指した井山裕太王座との対決でした。芝野十段はシリーズを3連勝で制し、「ミスが多く、3連勝という結果はできすぎだったが、ミスも含めて自分らしく戦えた」と振り返りました。
昨年、芝野十段は七大タイトル戦で挑戦手合に5度敗北するという苦しい時期を過ごし、「碁に対する気持ちが切れたときもあった」と明かしました。今回の十段獲得については、「非常に大きな意味があるタイトルになった」と語り、感慨深げな表情を見せました。
就位式の最後に芝野十段は、「ここを新たなスタートラインという気持ちで、今後も精進していきたい」と力強く語りました。
2025年5月の対局統計結果をまとめました。
5月の碁力スコア上昇トップ3は大竹優七段(+322)、依田大空二段(+177)、星合志保四段(+151)です。
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 5月初 | 5月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 大竹優 七段 | ▲322 | 3228 | 3550 | 勝 勝 勝 勝 負 |
2 | 依田大空 二段 | ▲177 | 2540 | 2717 | 負 勝 勝 |
3 | 星合志保 四段 | ▲151 | 2669 | 2820 | 勝 勝 勝 負 勝 負 負 負 勝 勝 勝 |
4 | 孫喆 七段 | ▲150 | 3332 | 3482 | 負 勝 |
5 | 曽富康 三段 | ▲146 | 2747 | 2893 | 勝 負 負 勝 勝 勝 |
6 | 木部夏生 三段 | ▲142 | 2264 | 2406 | 勝 負 勝 勝 勝 |
7 | 後藤一 二段 | ▲138 | 2635 | 2773 | 勝 勝 勝 勝 |
8 | 張栩 九段 | ▲131 | 3113 | 3244 | 勝 勝 勝 負 勝 |
9 | 佐藤昌晴 九段 | ▲127 | 2156 | 2283 | 勝 勝 勝 |
10 | 井口豊秀 八段 | ▲122 | 2318 | 2440 | 勝 勝 勝 |
11 | 井澤秋乃 五段 | ▲117 | 2269 | 2386 | 負 負 勝 勝 負 |
12 | 宮谷風雅 初段 | ▲114 | 2351 | 2465 | 勝 勝 勝 |
13 | 一力遼 棋聖・名人・本因坊・天元 | ▲104 | 5782 | 5886 | 負 勝 勝 勝 |
14 | 張豊猷 九段 | ▲100 | 2546 | 2646 | 負 勝 |
15 | 河野光樹 八段 | ▲98 | 2426 | 2524 | 勝 勝 勝 |
16 | 中村秀仁 九段 | ▲93 | 2106 | 2199 | 負 勝 |
17 | 村川大介 九段 | ▲93 | 3305 | 3398 | 負 勝 勝 勝 |
18 | 張心澄 初段 | ▲90 | 2242 | 2332 | 勝 負 勝 |
19 | 桑原樹 二段 | ▲89 | 2733 | 2822 | 勝 勝 勝 |
20 | 山田至宝 七段 | ▲85 | 2088 | 2173 | 負 勝 |
順位 | 棋士名 | スコア変動 | 月初 | 月末 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 許家元 九段 | ▼399 | 5754 | 5355 | 勝 勝 負 勝 |
2 | 井山裕太 王座・碁聖 | ▼220 | 5455 | 5235 | 負 勝 負 負 |
3 | 大橋成哉 七段 | ▼213 | 2739 | 2526 | 勝 負 負 負 |
4 | 伊田篤史 九段 | ▼185 | 4027 | 3842 | 負 負 勝 |
5 | 謝依旻 七段 | ▼161 | 3194 | 3033 | 勝 勝 勝 勝 負 勝 負 負 負 勝 |
6 | 余正麒 八段 | ▼148 | 4518 | 4370 | 勝 勝 負 勝 負 |
7 | 酒井佑規 六段 | ▼139 | 3883 | 3744 | 負 勝 勝 負 |
8 | 広瀬優一 七段 | ▼121 | 3456 | 3335 | 勝 負 負 負 勝 |
9 | 上野梨紗 女流棋聖 | ▼121 | 3175 | 3054 | 勝 勝 勝 負 勝 勝 勝 勝 勝 勝 負 勝 負 |
10 | 佐田篤史 七段 | ▼115 | 3798 | 3683 | 勝 負 負 |
「第1回日本女子囲碁リーグ」の第10ラウンドが5月24日(土)、日本棋院で打たれました。
第1試合では、「チーム囲碁・将棋チャンネル(ホーム)VS チーム福岡」の対戦が行われ、囲碁・将棋チャンネルが2勝1敗で勝利を収めました。
この結果、勝ち点を5とし、最終的にリーグ2位が確定。決勝ラウンド進出を決めました。
主将戦
(勝) 星合志保四段 vs 謝依旻七段 (負)
副将戦
(勝) 藤沢里菜女流本因坊 vs 向井千瑛六段 (負)
三将戦
(負) 徐文燕二段 vs 辻華三段 (勝)
同日午後、「チームセンコーグループ(ホーム)VS チーム若鯉」が対戦し、こちらもセンコーグループが2勝1敗で勝利しました。
センコーグループはすでに第9ラウンドの時点でリーグ1位を確定しており、最終ラウンドでも安定した強さを見せました。
主将戦
(勝) 上野愛咲美女流名人 vs 大森らん二段 (負)
副将戦
(負) 牛栄子四段 vs 上野梨紗女流棋聖 (勝)
三将戦
(勝) 井澤秋乃五段 vs 奥田あや五段 (負)
決勝戦「チームセンコーグループ VS チーム囲碁・将棋チャンネル」は、6月28日(土)に日本棋院東京本院にて開催される予定です。
第80期本因坊戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛)の第2局が5月25日、秋田県能代市の「旧料亭金勇」で打たれました。
一力遼本因坊が挑戦者の芝野虎丸十段に黒番中押し勝ちし、防衛まであと1勝となりました。
第3局は6月6日、大阪府守口市のホテルアゴーラ大阪守口で打たれる予定です。
5月25日 10:00
立会人の高尾紳路九段合図で対局が始まりました。
5月25日 10:30(午前のおやつ)
5月25日 12:00(昼食)
5月25日 15:00(午後のおやつ)
5月25日 18:50(終局)
一力遼本因坊が挑戦者の芝野虎丸十段に黒番中押し勝ちし、防衛まであと1勝となりました。
5月21日、韓国・京畿道広州市のゴンジアムリゾートにて、第30回LG杯朝鮮日報棋王戦2回戦が打たれました。
出場者は韓国11名、日本3名、台湾2名という構成で、日本からは一力遼九段、井山裕太九段、張栩九段の3名です。
日本勢は一力遼九段が韓国の金凡瑞五段に勝利し、唯一の8強進出を果たしました。
次戦では韓国の安国鉉九段と対戦する予定です。
井山裕太九段は姜東潤九段に敗れ、張栩九段は申旻埈九段に敗れました。
朴廷桓九段にとって約3年ぶり、申眞諝九段に勝利し、これまでの17連敗を止めました。
8強戦は8月4日に行われ、準決勝は8月6日に開催予定です。決勝戦の会場は現在未定です。
賞金は以下の通りです:
第30回LG杯朝鮮日報棋王戦1回戦が、5月19日に韓国・京畿道広州市のゴンジアムリゾートで開催されました。
30回記念として特別招待された歴代優勝者 張栩九段が安成浚九段に白番中押し勝ちを収め、2回戦進出しました。
2回戦は5月21日午前10時開始で、持ち時間は各3時間、秒読み40秒×5回です。
8月に準々決勝・準決勝、来年1月には決勝三番勝負が予定されています。
賞金は以下の通りです:
6月2日、第51期天元戦本戦2回戦が打たれました。余正麒八段が藤沢里菜七段に黒番中押し勝ちを収め、準々決勝に進出しました。許家元九段と対戦する予定です。
6月2日、第44期女流本因坊戦本戦2回戦が打たれました。上野愛咲美女流名人が吉田美香八段に白番中押し勝ちを収め、ベスト8に進出しました。8強戦は青木喜久代八段と対戦する予定です。
黒21手はやや損であり、S6への着手がより良い選択とされています。
白22手はやや繊細さに欠けており、S6に打つことが検討されます。
黒29手も同様に繊細さを欠いており、やはりS6が望ましい手とされています。
白30手はやや損で、K3に打つのが好手です。
この譜では、形勢は両分けです。
黒39手はやや繊細さに欠けており、L7への着手がより良い選択です。
黒57手は小さな損で、N6が好手とされています。
白58手は軽微なミスで、H8が良い選択です。
黒59手もまた軽微なミスであり、Q8への着手が適切と評価されています。
この譜では、白が戦いに成功し、形勢は良いです。
白78手にはやや疑問があり、H10が適切な選択とされています。
この譜では、白の優位が明確に現れました。
黒101手にはやや疑問があり、O15への着手が適切とされています。
白104手は軽微なミスで、Q16が有利です。
白106手もやや不満があり、N16が好手です。
黒107手は熟慮が足りず、N14が正着とされています。
この譜では、白の優位が明らかになりました。
黒131手は軽微なミスであり、S16が好手とされています。
黒137手にはやや疑問があり、C14が適切な選択です。
黒139手は大きな問題があり、S6への着手が正着です。
この譜では、白の優勢が明らかになりました。
黒155手は軽微なミスであり、B8が良い選択です。
白156手にはやや疑問があり、F15が好手とされています。
黒159手は問題手であり、B10への着手が正着です。
この譜では、白番の勝勢が確実となりました。
5月29日、第50期碁聖戦挑戦者決定戦が打たれました。芝野虎丸十段が大竹優七段に白番中押し勝ちを収め、井山裕太碁聖への挑戦権を獲得しました。挑戦手合は6月25日に開幕予定です。
白20手はやや損であり、B3への着手がより良い選択とされています。
黒23手もやや損で、G3に打つことが検討されます。
白30手もやや損であり、O16への着手が望ましいと評価されています。
黒37手はやや損であり、F7に打つのがより良いとされています。
黒43手は非常に疑問のある手であり、H9が有力な選択です。
黒45手は軽微なミスで、G7がより有利とされています。
黒47手はやや不満があり、こちらもG7がより良い選択と評価されています。
この譜では、白が戦いに成功し、形勢は良いです。
白74手は軽微なミスであり、K8に打つのがより有利とされています。
この譜では、白の優位が明確に現れました。
白102手はわずかに損であり、D6が良い選択とされています。
この譜では、白の優位が明らかになりました。
白128手はわずかに損であり、M15に打つのがより有利です。
白132手もわずかに損で、P17が好手とされています。
白144手にはわずかな疑問があり、L7に打つのが適切です。
白134手には少し疑問があり、L16が適切な選択です。
黒137手は敗着、Q19への着手が有力とされています。
黒137手の変化図
この譜では双方に明らかな問題手はなく、黒番の勝勢が確実となりました。